♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■スマートに過ごす / 福井 誠

2013年08月22日 | Weblog
2013/8/22放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「スマートに過ごす」です。それでは第一サムエル記21章13節から読んでみましょう。

 「それでダビデは彼らの前で気が違ったかのようにふるまい、捕らえられて狂ったふりをし、門のとびらに傷をつけたり、ひげによだれを流したりした。

 ダビデはサウルの元を逃れ、途中祭司アヒメレクの所に立ち寄りました。何の準備もないダビデはそこで食料と万が一のための武器を調達しようとしたのでしょう。するとそこにドエグというエドム人が主の前に引き留められていたと言います。ドエグはサウルに恩義のあるつわ者でした。そんな人物がそこにたまたま居合わせたというのではなく、「主の前に引き止められていた。」(サムエル記第一 21章7節)と聖書は言うのです。わざわざ主が後にダビデを悩ますことになる人物を引き止めておいたというのは理解しにくいことですねえ。神はもっとダビデに優しくして見逃されるようにしてくださってもよさそうなものを、なぜ見つけられるようなことをするのか。しかしここで聖書が言っていることはどれもこれも主の許しの中で起こっているということなのです。ともあれダビデは食料と護身用の剣を手に入れると、敵方の国ガテのアキシュの元へと逃れました。

 しかしダビデは余りにも知られすぎていました。アキシュの家来たちはダビデ王をあの国の王と呼ぶ始末。あわやダビデは自分の身を守るために気が狂ったふりをしなくてはなりませんでした。実に惨めですねえ。どん底のどん底です。なぜここまで追い詰められなくてはいけないか、後にダビデはこの時の心境を詩篇34篇にこう綴っています。

  「主は心の打ち砕かれた者の近くにおられ、霊の砕かれた者を救われる。正しい者の悩みは多い。しかし、主はそのすべてから彼を救い出される。」(詩篇34篇18節、19節)

 ダビデの心は打ち砕かれてボロボロであったというのです。しかしその中でダビデは神が共におられることを学びました。叫ぶとき聞いてくださる主がおられることを悟っていくのです。

 であればどんな時にも焦って早まった行動を取ったりせずに、取り乱したりもせず、ただ神の最善を待ち望みつつ苦難の時をスマートに過ごしたいものですね。

(PBA制作「世の光」2013.8.22放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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