♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■束縛からの解放

2008年01月22日 | Weblog

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか、関根弘興(せきね・ひろおき)です。今日もさわやかに一日を過ごしていきたいですね。

 今日も最初に詩篇121篇の中のことばを紹介いたします。

 「昼も、日が、あなたを打つことがなく、夜も、月が、あなたを打つことはない。」(詩篇121篇6節)

 神様があなたを守ると聖書では約束しています。それでは具体的にはどういうものなのでしょう。前回は「あなたの右の手をおおう陰」(詩篇121篇5節)ということばから、あなたが高慢になる時、時には失敗や挫折を通して神様はあなたを守ってくださるというお話しをいたしました。

 今日の箇所は、「昼も、日が、あなたを打つことがなく、夜も、月が、あなたを打つことはない。」ということばからです。もちろん神様はあなたを日射病から守ると言っている訳ではありません。この詩篇が書かれた時代は古代オリエントの時代。それは神々の世界、多神の世界です。その神々の中で最も力を持っていたのは太陽の神様です。そして月は精神世界を司る神として祀られていました。ですから多くの人はこうした神々に対して粗相があってはならないと考えていたんです。しかし聖書は何とその神々があなたの打つことはない、と宣言しているんですね。

 どういうことかと言えば、迷信やたたりや呪いなどということばによって惑わされることがないように、わたしはすべてのそうした束縛からあなたを守ると神様は宣言されているんです。このことばは日本に住む者にとりましたら大きな意味がありますよね。

 しばらく前のことですが、私が住んでいたアパートの隣の方が新築されて引っ越しをされることになりました。引っ越しのお手伝いをしようと思い、いつ引っ越しをされるんですか、と尋ねると12月31日だと言うのです。「どうしてそんなに暮れになってしまったんですか」と尋ねますと、「いや実は拝み屋さんで祈ってもらったら、この日以外に引っ越しをすると悪いことが起こると言われて・・・」 私はそのことばを聞いて驚いてしまいました。しかしその方はそう言われたものですから、その日以外には怖くて引っ越しができなかったのです。

 私が高校生の頃ですが、不幸の手紙が蔓延したことがありました。たかが葉書一通です。その手紙の文面を何人かの人に出すように書かれているんです。もし出さなければ、不幸がその出さなかった人に残るという訳ですよねえ。たった一通の葉書から何万通という数になっていきました。どうしてですか? 不幸が留まって欲しくないからです。人は弱いもので、葉書一枚で束縛されてしまう存在なんですね。

 でも聖書は何千年も前からこう宣言します。
昼も、日が、あなたを打つことがなく、夜も、月が、あなたを打つことはない。」(詩篇121篇6節)

 天地を創造された神様を信頼し生きるということは、迷信がうずまく世界から解放されることにも繋がるんです。
 
 ( PBA制作「世の光」2008.1.22放送でのお話しより)

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として
 http://yonohikari.biblical.jp 
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


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東海福音放送協力会への問い合わせは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ
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