♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■主はここにおられる / 関根弘興

2017年09月29日 | Weblog
2017/8/25放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
  今月は旧約聖書 エレミヤ書29章11節のことばを一緒に味わっています。
 「わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ。----主の御告げ。----それはわざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。
 
 このことばは自分の国からバビロニアに強制移住させられ将来も希望も見いだすことのできなくなったユダヤの人たちに預言者エレミヤが書き送った手紙の一文です。バビロニアに移された民はエルサレムから遠く離され、そしてエルサレムにあった神殿もその機能は殆ど失われた状態でした。神殿で奉仕する祭司の多くもバビロニアに移されてしまって、もはや彼らもその働きをすることができなくなってしまいました。彼らにとって自分たちの信仰生活に不可欠だと思われていたすべてのものが失われてしまったと考えていたのです。しかしそんな彼らにエレミヤは、いや実際は何も失っていない、と記していったんですねえ。このバビロンの地においてあなたが神様に呼び求めるなら、あなたのその祈りを神様はちゃんと聞いてくださるんですよ、と記していったんです。「あなたがたがわたしを呼び求めて歩き、わたしに祈るなら、わたしはあなたがたに聞こう。もし、あなたがたが心を尽くしてわたしを捜し求めるなら、わたしを見つけるだろう。わたしはあなたがたに見つけられる。」(エレミヤ書 29章13節、14節)
 このように記しました。あなたが心から神様を求めるなら神様が共にいてくださることをその場所で見いだすことができるんです、と記したんですねえ。

 旧約聖書の詩篇46篇1節には、「神はわれらの避け所また力である。悩める時のいと近き助けである。」(口語訳聖書)と書かれています。預言者エレミヤはまるで全てを失ってしまったかのように思える出来事に遭遇した時も、いやいやいや、決して失われることのないお方がいるんですよ、私を支えあなたを支え将来と希望を与えるいと高き神様がいてくださるんですよ、と確信していたんですね。

 ラジオを聴いているあなたにもこのことを伝えたいんですね。神様はあなたのいと近き助けとなってくださいます。もう一度エレミヤ書のことばをお読みします。

わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ。----主の御告げ。----それはわざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。

 (PBA制作「世の光」2017.8.25放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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