♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■過越し祭/板倉邦雄

2015年07月29日 | Weblog
2015/7/29放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「過越しの祭」という題でお話ししましょう。

 8月15日は私たちの国にとって敗戦記念日です。今から70年前になりますでしょうか、消して忘れてはならない日です。

 さてイスラエルの人々にとって忘れてはならない記念日を祭りとして守らなければなりませんでした。即ち「主の過越し」です。主なる神様はモーセに命じたのです。 
 「この過ぎ越しの日はあなたがたの記念となり、あなたがたは主の祭りとして過越しの祭りとして守り行いなさい。七日の間、あなたがたはイースト菌の入らないパンを食べる。(---荒野での旅は乾燥したパンは腐りませんでしたから。---) ですからこの祭りは種無しパンの祭りと呼ばれるであろう。この日わたしがあなたがたをエジプトの国から導き出したからである。正月の14日の夕方にイースト菌の入らないパンを食べ、その月の21日の夕方まで続ける。七日間は家にイースト菌を置いてもイースト菌を入れたパンを食べてはならない。食べた人はイスラエルの会衆から除外されるでしょう。」(参照出エジプト記 12章14~19節 )

 以上が主の過越しの祭り制定でした。パンだけの規定ですが子羊の血の規定や焼いて食べる規定もあったことでしょう。

 さてキリスト教会では月の初めや毎週大事に守っている祭りがあります。カトリック教会ではミサ、キリストの祭りと言い、プロテスタント教会では主の聖晩餐とか聖餐式と呼んでいるものです。この祭りを制定したのはイエス・キリストでした。いつ制定されたかと言いますと、主の過ぎ越しの祭りの最後の晩餐の時だったのです。イースト菌の入らないパンを食べ、赤いぶどう酒と子羊を焼いた肉を食べている時でした。イエス・キリストはおもむろに乾いたパンを取り、感謝してパンを裂き、弟子たちに与えて言われました。「とって食べなさい。これはわたしの身体である。わたしを記念してこの祭りを行いなさい。」(参照1コリント 11章24節 ) 食事の後、杯を取り、「この杯から飲め。この杯はわたしのの血による新しい契約である。多くの人の罪を赦すために流されるものである。わたしを記念してこの祭りを行いなさい。」(参照1コリント 11章25節 )

(PBA制作「世の光」2015.7.29放送でのお話より )

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