♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■北王国の滅びた理由/羽鳥頼和

2015年07月18日 | Weblog
2015/7/18放送

 世の光の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。今日は旧約聖書列王記第二17章に記されている北王国が滅びた理由についてお話しします。

 北王国の最後の王はホセアと言いました。彼は当時世界で最強であったアッシリヤの国が攻めてきた時、アッシリヤに服従し、貢物を献上して国を守りました。しかしその後ホセアは貢物を送るのをやめてエジプトに助けを求めたのです。その事を知ったアッシリヤの王はホセアを捕まえて牢獄に入れてしまいます。そして北王国を攻撃し、首都サマリヤを包囲します。サマリアは三年間包囲に耐えますが、とうとう首都サマリヤは陥落し、人々はアッシリヤの領地に連れて行かれてしまいます。こうして北王国は滅びてしまったのです。

 聖書は続いて北王国が滅びた理由を語ります。
 「こうなったのは、イスラエルの人々が、彼らをエジプトの地から救い出してくださった彼らの神、主に対して罪を犯し、外国の神々を慕い、王たちが取り入れた外国の風習に従って歩んだからである。」(参照 列王記第二 17章7節、8節)
 聖書は、王だけでなく人々が神に対して罪を犯し続けてきたために国が滅びたのだ、と語っているのです。神は何度も預言者たちを通して王たちにそして人々に警告をしてきました。しかし人々は神に対する罪をやめませんでした。そしてとうとう神は人々を裁かれたのです。こうして国は神の裁きによって滅ぼされたのです。

 罪とは恐ろしいものです。神の裁きをもたらし、人も国をも滅ぼしてしまうのです。

 新約聖書ローマ人への手紙14章10節にこのようにあります。
 「私たちはみな、神のさばきの座に立つようになるのです。
 私たちも神の裁きを受けなければなりません。しかし神は私たちに救われる道を備えてくださいました。それがイエス・キリストです。
 
 ローマ人への手紙6章23節にはこのようにあります。
 「罪から来る報酬は死です。しかし、神の下さる賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。
 自分の罪を認めて悔い改め、イエス・キリストを信じるなら、神はあなたを救い、まことの命に生かしてくださるのです。

 明日は日曜日です。救い主キリストに出会うためにぜひお近くのキリスト教会にいらしてください。

 (PBA制作「世の光」2015.7.18放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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