♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■幸せな人生

2008年05月20日 | Weblog


 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興(せきね・ひろおき)です。今日もさわやかに一日を過ごしていきたいですね。

 アメリカの話ですが、どうしたら幸せになれるか、ということについて、多くの学者が多額な資金をかけて研究を重ねたそうです。積極的な考え方を持てば幸せになれるとか、心理学の研究が進めば人々の苦悩を和らげることができるというように、ま、いろんなことが研究されました。でも、いくら研究が進んでも自分を幸せだと思う人の数には増加が見られなかったというんですねえ。そこでこんな報告がなされたそうです。「収入が基本的な必要を満たす額を超えると、幸福感は生活水準の向上と比例しなくなります。知能・名声・昇進にも、いい車にも、しばらくすると慣れてしまうのです。幸せの鍵は家族・良い夫婦関係・良い友人関係・感謝の心、そして希望と信仰の結びつきです。こうしたことが幸せな人生の土台を作る重要な役割を果たしている。」 ま、こう報告されたんですねえ。とても興味深く、そして考えさせられます。

 旧約聖書の中に、イスラエルの国に繁栄を極めたソロモンという王様が登場します。ソロモンの知恵は世界中に響き渡るほどでした。名声を得、たくさんの財を得、成功者の一人でした。しかしそれほどのものを得たソロモンでしたが、彼の心には「空しい」ということばがこだましていたんです。そして彼は聖書の中でこう記しています。「結局のところ、もうすべてが聞かされていることだ。神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。」(伝道者の書 12章13節) ソロモンは、人間にとって大切なことは神を恐れることだ、と記したんですねえ。これは神様を怖がるという意味ではありません。神様を愛し、神様を心から礼拝するということです。神様を信頼し心から崇めていく信仰の歩みのことなんですねえ。

 そして「神の命令を守れ」とあります。新約聖書のヨハネの手紙にはこう書かれています。「神の命令とは、私たちが御子イエス・キリストの御名を信じ、キリストが命じられたとおりに、私たちが互いに愛し合うことです。」(ヨハネの手紙第一 3章23節) ですから、神様を崇めイエス・キリストを救い主として信じ互いの最善を願う互いに愛し合う、そんな生き方こそ人生の幸い・人生の平和を運んでくれるのだと聖書は教えているんです。

 (PBA制作「世の光」2008.5.20放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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