♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■人は神のことばで生きる

2008年05月12日 | Weblog

 世の光の時間です。お元気でしょうか。村上宣道(のぶみち)です。

 えー、作家の五木寛之さんが『生きるヒント』っていう中でこんなことをおっしゃっていますね。「人間は食べることによって自分のいのちを支え、そのいのちによってものを考え、そして自己の人生を歩んでいく」っていうふうなことですよね。ですから、たかが食い物などと言わずに、もっと食べることを大切に考えて良いのではないかなあっていうふうに思ったりするんですけども。

 あのう、フランスの料理家でブリア・サバランっていう人がいますね。あの人の創作したもので、その甘味の勝った洋酒を含ませた大人のための洋菓子っていうのでサバランというのがありますけれど、彼が創ったものだそうですが、この方がですね、彼の著書『味覚の生理学』の中で「何を食べているのか言いたまえ。君がどんな人間か教えてあげよう」って言っている所があるんですねえ。確かにその食べるものによってその人が分かるっていうふうな言い方がある程度は言えるのかなあって思ったりすることがありますけれども。

 聖書にある有名な放蕩息子の話で、父のもとを離れて落ちぶれてしまった生活を、「彼は豚の食べるいなご豆で腹を満たしたいほど」(ルカの福音書 15章16節)と表現しているのは興味深いなあと思いますですね。

 いのちをつなぐためには何を食べても良いようなものですが、サバランの言うように、何を食べているかでどんな人間かが分かるというのもあながち言い過ぎではないような気がする訳ですね。

 『人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる。』(マタイの福音書 4章4節。申命記 8章3節参照)というふうに聖書は告げています。私たちは毎日、心の糧として何を食べているのでしょうか。その食べ物いかんによってその人柄・人生が決まるからとも言えるからですね。

 またイエス様は御自分のことを「わたしはいのちのパンです。」(ヨハネの福音書 6章48節)と言われ、そして「わたしを食べる者も、わたしによって生きるのです。」(ヨハネの福音書 6章57節)っていうふうにも語られました。

 主イエスは私たちにいのちを与え、日ごとに生かしてくださる、まことの食物でもあります。この方を「食べる」即ちこのお方を信じ、このお方と日ごとに交わることによってこそ私たちは本当に生きることができるのだということですね。

 ぜひ聖書を開いて神のことばを聞いていただきたいなあというふうに思いますし、そして主イエス・キリストを知ることによって、この人を食べる、この人を信じることによってこの人に与えられた素晴らしいそのいのちが私たちの内側にも糧となって力となって、私たちの人生をいきいきと生かしてくださることができるということですねえ。
 
 ( PBA制作「世の光」2008.5.12放送でのお話しより)

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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 http://yonohikari.biblical.jp 
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


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東海福音放送協力会へのお問い合わせは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ

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