世の光の時間です。お元気でしょうか。村上宣道(のぶみち)です。
今日は子どもの日ですけれども、赤ちゃんが生まれてきた時にすでにその子は自分のことばを持って生まれてきているんじゃないか、って思った人がいるっていうんですねえ。13世紀にいたシリヤのフレデリックという王様なんですけれども。
それで何人かの生まれたばかりの赤ちゃんを集めてですね、で何人かの養育係に預けて、条件として赤ちゃんに一言も話し掛けないようにと命じたそうなんですね。当然ながらことばを覚えませんから、いつまでたっても赤ちゃんの方からことばを発することもありません。まったくコミュニケーションのない状態ですよね。やがてその赤ちゃんたちは、可哀想に衰弱してみんな死んでしまったという話を読みましたねえ。
ああ本当にことばって大切なんだなあというふうに思わされ、そして聖書の中に出てくることばですけれども、「人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる。」(マタイの福音書4章4節、申命記8章3節参照)という聖書のことばを思い起こしますねえ。
赤ちゃんは十分なミルクを与えられていても優しく語りかけることばが必要だったように、神によって創造された人間が人間として本来的に生きるためには創造主なる神の口から出る一つ一つのことばがどうしても必要であるということを聖書は教えているんですねえ。
現代は飽食の時代だっていうふうに言われています。なのになぜか、病んでいると言われますよね。精神的には殆ど飢餓状態じゃないかというふうな。それは聖書によりますと、「神のことばを聞く飢饉から」(アモス書 8章11節参照)来ているというふうに言われている訳なんです。
もし私たちが一人の人間として健全に生きようとするのであれば、今こそ神の語りかけに耳を傾ける時ではないでしょうかね。なぜなら、人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによって生きるように造られているからなんですねえ。
聖書っていうのは「神のことば」というふうに言われています。聖書を開いて、そこから神の語りかけを聞く。私たちがどう生きたら良いのか、人とどういうコミュニケーションを持っていったらいいのか、ということを知る。(聖書、)それは本当に最大の最高のテキストです。そこに神の語りかけのことばを聞くことができる筈です。
ぜひあなたも神のことばを食べてください。
( PBA制作「世の光」2008.5.5放送でのお話しより)
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