世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか。関根弘興(せきねひろおき)です。今日もさわやかに一日を過ごしていきたいですね。
今日もヨハネの福音書の1章の中からことばをお読みいたします。
「神から遣わされたヨハネという人が現われた。この人はあかしのために来た。光についてあかしするためであり、すべての人が彼によって信じるためである。」ヨハネの福音書1章6節から7節。
あなたが本当に素晴らしいニュースを多くの人に知ってもらいたいと思う時、どんな人を使ってそのニュースを多くの人に知らせたいと思いますか? 有名なキャスターにお願いしますか? それとも有名な政治家? きっと雄弁な一般受けする人物を選ぶでしょうねえ。イエス様が救い主であることを人々に最初に紹介した人物は一体誰だったのでしょう。それは神から遣わされたヨハネという人でした。
この人はヨハネの福音書を書いたヨハネとは別人物で、パプテスマのヨハネと呼ばれた人なんですねえ。ちょっと変わった人で、何とヨハネは荒野に住み、らくだの毛の着物を着て、腰には皮の帯を絞め、いなごと野蜜を食べていたと記されているんです。どうも私たちが考えるような見栄えのする一般受けする紹介者とはちょっと違う感じですよね。
イエス・キリストを紹介したこのバプテスマのヨハネは決して自分を主人公のようには扱いませんでした。旧約聖書に登場する最後の預言者はマラキという人です。このマラキ以来ヨハネまでの間、約400年間に神様のことばを語る預言者はあまり現われませんでした。ですからヨハネは久しぶりに登場した預言者だった訳です。そのため、ある人々はヨハネに傾倒し、ヨハネに高い地位を与えようとしました。
でもヨハネはそうした空気に踊らされることはありませんでした。自分は決して光ではないと自覚していたんですね。ただイエス様が救い主であるということを紹介するため、そしてその証言をするために来たのだということをわきまえていたんです。聖書ははっきりと言うんですね、イエス・キリストこそ光であり私たちは光ではないと。そしてこのヨハネは人々に悔い改めて自分の罪を告白して洗礼を受けなさいと勧めた人物でもありました。人々の心の奥底にある問題を鋭く指摘し、生き方の方向転換をせよと強く訴えたんですねえ。ヨハネは光について証言するために来たとありますが、この光、イエス・キリストこそ私たちの心の奥底を照らす方であり、このキリストに向きを変えて生きること。これがバプテスマのヨハネの願いだったんです。そして私の願いでもあるんですね。
( PBA制作「世の光」2005.11.22放送でのお話しより )
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