体育会系の私にとって芸術や音楽は苦手の一つであり、最近まで文化連盟なる団体があること自体知らなかった。中学や高校は体育連盟があるように、中体連や高体連などは有名でしたが、文化連盟もあるのです。
名取高校の文芸部が文芸誌の部門で全国優秀賞を受賞したことがきっかけで、その存在を知ることになりました。(昨年12月14日付のブログ参照)
岩沼市が主催する市民芸術文化祭などで、市内の芸術家が展示する力作を拝見すると、私にはできない領域であり、芸術者には尊敬と畏敬の念に駆られる。
今日の河北新報に『第65回宮城県高等学校美術展覧会』のことが記事にある。宮城県美術館の県民ギャラリーで高校生の力作が展示されています。入場料は無料で1月20日まで展示中で行ってきた。
総数で519点展示されており、どの絵を見ても力作です。そのうち優秀賞35点、奨励賞40点が選ばれています。じっくり見て2時間ほどかかりましたが、見ていて飽きが来ないのは何故でしょうか。
何度も何度も重ね塗りをしたり、定規やコンパスで書いたような直線や曲線は、この絵を描くのにどれだけの時間がかかったのだろうか想像してしまう。
近くで見たり離れて見たり角度変えて見ると絵が違って見える。今にも動き出そうとする躍動感あふれる絵と完全に静止している絵など様々です。
写真は知り合いの高校生が奨励賞を受賞した油絵です。岩沼市の高校生も頑張っています。アジサイを保護色にして隠れている蛙はじっとしているようにも思えるし、これから動くようにも見える。
光の強弱で立体感と奥行きは出ているが、アジサイにもう少しインパクトがあればと思いつつ(葉っぱに水滴や汚れがあって方が良かったかも?なんて下手な批評をしながら)「うまいな~、上手だな~」と思い帰路に就いた。
芸術に触れて、気分が穏やかになるのは何故かな