すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

いぢめてはなりませぬ

2013年01月24日 | 市政・市制・市勢

 女優の綾瀬はるかさん演ずるNHK大河ドラマ『八重の桜』に、会津藩の子弟に対する教えが書いてある。什の掟(じゅうのおきて)、什(じゅう)とあるが実際は7つで最後の言葉に「ならぬことはならぬものです」とある。

 什の掟には「嘘ついてはならない」とか「卑怯なふるまいをしてはならない」など子供への教えを説いたものです。最後の言葉は出来ないことはできない、とも受け取れるが、やれることはやらなければならないとも受け取れる言葉だと思います。

 本日、名取市文化会館・小ホールにて「亘理名取地区市町議会連絡協議会」の議員研修会がありました。簡単に言えば2市2町の議員が集まり、勉強会です。

 講師は会津若松市議会議員4期目、木村政司氏、演題は「会津若松市議会における議会改革の取り組みについて」です。午後2時から2時間程度の講演でした。

 会津若松市は人口が12万人余り、議員定数は30人です。議会基本条例を作り、議員は、いや議会が大きく変わったそうです。議員だけで議論しても結論が出ないとなれば、外部委員を入れて条例や仕組みづくりに邁進していきます。

 市民から議会へ「報酬が高すぎる」とか「議員数が多すぎる」と意見があれば、様々な観点から議論・検討し、議員報酬や定数のことで市民に説明する。また、学校や市営住宅建設など問題を提起されれば、議会が対案を作り、市政に反映しています。

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 『八重の桜』が会津を舞台にしていますので、頂いたパンフレットに新島八重は「女性の地位向上に尽力した会津女性」とあります。その遺伝子を受け継いだのか会津若松市議会は、市民に議会の地位向上に向け鋭意努力している様子がうかがえました。

 配布された資料の最後に「住民の声に寄り添う議会」と題して、行政がすくい上げにくい政策ニーズに議会が機動的に向き合う、とありました。震災で大熊町などから会津に避難されている方が大勢いるとのことです。

 この文字を目にした時、岩沼でも新たな集団移転をしたいと希望している8世帯に議会が向き合ってほしいものだと感じました。未だ要望に対し否定的な市長や多くの議員に什の掟を見てほしい。

 「弱いものをいぢめてはなりませぬ」とも書いてある

コメント (1)
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