すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

「未来いわぬま」会派誌

2013年01月15日 | 日記・エッセイ・コラム

 日本経済新聞の一面に「働けない若者の危機」と題して連載されている。今の日本経済を象徴するような不況下で、若者が苦しみ、経済格差のしわ寄せが及んでいることを連載しています。

 大学卒業時に就職氷河期を経て長く派遣を経験し、結婚や独り立ちなどは遠い夢だと結んでいます。若い世代は先の見えない将来に不安を覚えています。

 岩沼市議会、会派誌『未来いわぬま』が、昨日新聞折り込みで市内各戸に配布された。議員が会派誌を発行することは良いことと思うが、中身は首をかしげるものになっていると言わざるをえません。
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 いつも是々非々(ぜぜひひ)を語る飯塚議員ですが、我が家の広辞苑に【是是非非】と記載されてある。(どちらが正式かは別にして)意味は良いことは良い、悪いことは悪いと、事に応じて判断することです。

 飯塚議員は先の12月議会に「集団移転に関すること」で一般質問をしていますが、そのことを記載せず3月の代表質問を掲載しました。同会派の布田恵美議員は12月議会のことをしっかり掲載しています。

 なぜ、飯塚議員は新鮮味のある12月議会のことを記載しなかったのでしょうか。それは被災者が市長に要望書を出した「新たな集団移転地」について一般質問をし、議場で市長に「(被災者の)要望書は受理しないでください」と言い放った。

 被災者8世帯が出した要望書は、議会に提出したものではなく、市長に出したものです。議会や議員が否定することではありません。12月議会はそのことを議場に持ち込む異例さ、異常さがありました。

 私が議会で飯塚議員の行動を見て想うことは、飯塚議員の是是非非は是是が市長や執行部であり、非非が市民や被災者と思えてなりません。議員は市民から選ばれたものであり、市民である被災者の思いを否定したことに同僚議員として残念でならない。

 文中赤線を引いた個所に「市民の声を聴きながら、、、よりよいまちづくり」とあり、また、最後に「市民の皆様の声に耳を傾け真正面から議員活動に取り組んでまいります」と結んでいます。

 今月26日に「未来いわぬま活動報告会」が市内2ヶ所で開催されるようです。窮屈な仮設住宅に住む被災者の要望を否定しながら、どのような報告会を開催するのだろうか。報告会で是是非非は

 先の見えない被災者に、耳を傾けてくれるのかな。

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成人式は頑張れだった

2013年01月13日 | 日記・エッセイ・コラム

 明日の成人の日を前に多くの自治体では「成人式」が開催され、岩沼市でも市民会館で執り行われました。459名の新成人が新たな誓いを胸に秘め、新たな一歩を歩み始められたここと思います。

 思い起こせば34年前に成人の日を迎えたが、今でも記憶の片隅に鮮明に覚えていることがあります。昔の公民館(現図書館)にあった体育館みたいな建物の中で開催でした。

 前日から雨が降り曇り空で未舗装のため、入り口では革靴が泥だらけになりました。成人ということで多くの同級生はあちこちでたばこを吸っていた。

 ブルーヒーターみたいな大型のストーブはあったが、とにかく寒かった記憶はあります。また、式典で来賓の話など聞く姿勢は感じられず、あちこちで話声が多かったように覚えている。

 いまと変わらない着物姿や紋付き袴での式典参加は、同級生との再会出来ることが楽しみで式典そのものに興味は湧かない。当時は学生だったためスーツは揃えず従兄弟(いとこ)から借りての参加だった。

 現在の成人式は「荒れる成人式」の影響からか、短時間となっています。第一部の式典そのものは30分足らずで終了してしまった。今日の新成人はおしゃべりもなく式典は淡々と進められました。

 式典を開式する際に、東日本大震災で犠牲となった同級生のご冥福を祈り、黙とうから始まったのが良かったのかもしれません。市長と議長の式辞や祝辞は共に6~7分と短かったことも功を奏したかもしれません。

 市長と議長の言葉で記憶に残ることは少なく、何を話されたかよくわからない。市長はノー原稿で話されるが、心に残る言葉を用意されれば良かったと思います。

 新成人によるザワツキや話し声が無かったことは、頼もしい限りに思えた。「新成人のことば」は佐藤真太郎(玉中)さんと石川美笛(西中)さんが、力強く将来に向けて述べられた。(立派でした!)ただ隣で議員がおしゃべりしていたことは残念だった。

 さて、話は34年前に戻るが式場で、同級生の故)菊地博君から誘われ「ふたき」で急遽飲み会となった。そこで知り合った同級生同士がカップルになったりいろいろ思い出は尽きない。

 盛会だったが二次会には参加せず、帰宅後は全日本大学駅伝(熱田神宮→伊勢神宮、以前は1月20日頃実施)に参加のため練習し、私の成人の日は終わった。

 あの時はただひたすらに走ること、それが34年前の私だった。34年経過しても鮮明に記憶していることは、同級生が「頑張れよ」と贈ってくれた言葉があった。

 新成人を取り巻く環境は、私たちの世代と大きく変わってしましました。就職難民とか正社員になれない等の環境は、雇用の面で重くつらいものがあります。

 そこで新成人に贈りたい言葉がある、「頑張れ!」

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新たな集団移転浪高し

2013年01月09日 | 市政・市制・市勢

 『本日天気晴朗ナレドモ浪高シ』この言葉は日露戦争で、日本の連合艦隊がロシア軍(バルチック艦隊)と日本海海戦を前に大本営に向け打電した一節です。

 司馬遼太郎が描いた長編小説『坂の上の雲』にも出てくる日本海海戦ですが、これから始まる戦いを前に『浪高シ』は複雑な意味が込められていたと思います。

 歴史上、ロシア軍は壊滅的な被害を出し、日本海軍は一方的な勝利となっています。戦争ではありませんが、本日岩沼市でも小さな『浪高シ』がありました。

 それは昨年から市へ「新たな集団移転に関する要望書」を出していた8世帯が、菊地副市長に再度要望をお願いするために市役所へ出向きました。

 8世帯中1世帯の都合が悪く7世帯7人集まりましたが、菊地副市長はご機嫌斜めでご立腹の様子でした。それは事前に伺うことは連絡済だが、マスコミ各社が来ることは伝えていなかったからです。

 テレビ局3社(宮城テレビ、東日本放送、仙台放送)、新聞社5社(読売新聞、産経新聞、河北新報、共同通信、時事通信)などが取材に来ていただきました。(把握した会社は以上ですが、他にもっと来ていたかも?)

 大友健議員が県庁の記者クラブに今日のことをFAXしただけなので、何社来てくれるかわかりませんでした。記者、カメラマンなど十数人来ていただきました。

 応接室に入る前の副市長は機嫌を損ねたままだが、「岩沼再建の会」代表の菊地さんからお願いの文書を受け取りました。その後、マスコミ各社は退席していただきましたが、7世帯は様々な訴えを申し上げた。

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 副市長は「個別移転をお願いしたい」と良い返事ではありません。個別移転に様々な補助があるというが、土地を買わずに住める集団移転ほど良い補助は他には無いのです。

 昨年12月7日午後5時19分に地震があり、22分に津波警報が発令されました。東部に住んでいる方々は西へ避難するため道路は車で渋滞していました。

 また、12月議会で市は危険区域の設定をしたため、新築して住むことができなくなりました。住みたくない土地に家を建てることが、岩沼の復興だとしたら間違っていると思いませんか。どうしても岩沼に住みたいと思っている被災者8世帯が、安心な場所へ家を建てたいと願っています。

 「お金があれば集団移転なんかしない」「土地の買い取り価格は以前より安く提示された」「障害を持ったお年寄りを抱えて」等々8世帯の悩みは尽きません。でも諦めていません、市が認めてくれることを信じています。

 午前中の雪はやみ天気晴朗なれど8世帯は浪高シ

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正月3が日は駅伝です

2013年01月05日 | 日記・エッセイ・コラム

 2013年、皆さんあけましておめでとうございます。私の場合、正月三が日は駅伝で幕開けし、駅伝で過ごしました。実業団のニューイヤー駅伝、そして箱根駅伝の2日間で正月3が日は有意義だった。

 今年の箱根は宮城県出身の高校生が頑張りました。10人の走者に加え補欠が6人までエントリーできますが、なんと13人もメンバー登録していました。

 その内、11人が実際に走っています。1区、2区、5区が一人ずつ。4区が2人、8区、9区は3人ずつ力走していました。ご存じだと思いますが、8区は青学大の高橋選手と9区駒沢大の上野選手は区間賞の走りです。

 出身高校も高校駅伝で強かった仙台育英のみならず、東北、明成といった私立高校だけではありません。仙台三、利府、古川、石巻高校と公立出身者もいます。

 箱根を走るため全国から強者が関東の大学に集うようになりました。なぜなら、箱根駅伝を走るためには陸上競技関東学生連盟に所属しなければなりません。そのため関東の大学に入るしかないからです。

 経済的な面を考えると関東以外から大学に通うためには、学費や生活費などの仕送りが最低でも一年間で250万円かかると聞きました。四年間で実に一千万円ほどになる計算です。

 箱根をめざす学生はどのくらいいるのかというと、全国から毎年百人は軽く超えると聞きます。宮城からも関東学生連盟に所属している学生は多いです。

 宮城から関東などの大学に入学することは、宮城からそれだけのお金が出ていくことになります。またその逆もあり得ますが、経済面だけを考えても箱根駅伝はすごい経済効果をもたらしていますね。

 宮城から多くの選手が輩出されていたからでしょうか。昨年は宮城でも実業団のクイーンズ駅伝や、大学女子駅伝といったビックな大会が開催されました。施設が充実していなければ、大会は開催されません。

 人が集まることでの経済効果を考えなければと思っています。行政は企業誘致に力点を置いていますが、実現するまでの経済効果はかなり疑問だと思う。

 今日、ジュニアランニングの初練習がありました。子供たちは30人しか集まらなかったが、仙南の高校生や近隣の中学生が陸上競技場で汗を流してました。

 競技場などの施設が無ければ指導者も競技者も集まらないし、他市他町から岩沼に集まることはありません。向かいにある壊れたままの体育館を眺め、早い復旧を願うばかりあったが、足元が変に動く、、、

 トラックのゴムが浮き、陸上競技場も壊れていた。

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