2年に一度開催される世界陸上(韓国テグ)大会が閉幕しました。陸上界にとっては来年のロンドンオリンピック前哨戦だが、日本の成績はメダルの数こそ少なかったが善戦したと思います。
個人種目では室伏選手の金メダル一個だけですが、36歳での金メダル獲得は凄すぎる。しかし、男子マラソンの団体では銀メダルを獲得したが、個人では堀端選手の7位が最高で世界とのレベルが違いすぎる。
中長距離の世界ではアフリカ勢が数年前から世界を席巻しているが、今年は女子までもダントツでかつてのマラソン王国日本も形無し状態でした。短距離でも期待された女子100mの福島選手や4×100mリレーでは男女とも決勝に進めませんでした。
その一方で男子50km競歩では森岡選手が6位に、マラソンでは女子赤羽選手が5位、男子堀端選手は7位に入賞しています。
だけど、世界陸上やオリンピックの国際大会は標準記録が設定されており、ハイレベルな記録がなければ参加することも出来ません。参加することだけでも素晴らしい大会なのです。
アスリートはテグやロンドンを夢見て苦しい練習に耐え、記録に挑戦しようとしている競技者がたくさんいます。そのためにバックアップする企業や団体がなければ競技者は安心して競技を続けることが出来ません。
また、体育館などの競技施設が充実していなければなりません。そして何より練習環境を提供するなど底辺の底上げが必要で、スポーツに対する理解が求められると考えます。
ここでは、金が掛かるからと言って陸上競技場の公認は辞めるし、市外の競技者のために公認に多額の経費を負担しなければならないのか、なんて言っているような市長がいるようでは、、、
世界で日本選手の成績が伸びないのは当たり前か。