すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

大卒未就職数と不登校

2010年08月06日 | ブログ

 小中学校の不登校が2009年度は、約12万2000人だったことが新聞記事に掲載されている。岩沼でも不登校はあるが、決して少ない数ではない。 記事に宮城県は全国で悪いほうから5番目だそうです。

 私たちが小中学校の頃は、不登校など周りに存在しなかった。あれから40年、今では珍しいことではなくなりました。生活の多様化が顕著に現われ、両親の離婚や生活環境の変化などで不登校が増えてしまった。

 そういう説もあれば、いじめの問題や友人関係のもつれなど原因は多様である。非行に走る可能性があるなど、不登校に対するイメージは悪いことが多いと感じる。しかし、

 不登校が一方的に悪いとは思えない。小中学校時、不登校でも社会に出てから立派に生きている方はいるし、普通に就職し暮らしている方もいます。不登校に対するイメージを変えていかなければと思います。

 子供が毎日まじめに学校に行って、成績や学習態度が良いからといって安心できないと思う記事もありました。それは今年の大卒者で6割の人が就職し、4割が大学院進学や就職しない人になっている。

 大学生にやりたいことが見つからないことも多いのではないかと感じます。私たちの時代と違って、社会環境の大幅な変化に子供たちが対応しきれないのではないだろうか。

 「なんとかなるさ」 私たちの頃は、そのような雰囲気が社会に出てからも得られる気がしました。学生時代に、将来はこれをやりたいなんて考えもしなかった。大人になれば必然と社会の一員となれるような気がした。

 そのために活動する場を社会が提供していたような気がします。正規雇用の就職先が少なくなったことで、様々な社会問題(犯罪など)も現われてきました。大卒者の就職浪人問題や不登校問題も、経済の衰退ではないだろうか。

 大卒後、就職もせず進学もせずが、全国で約8万7000人いるそうです。大卒者全体の16%も占めています。小中学校の不登校者数は約12万2000人。

 教育行政上、将来の日本に対するメッセージがこの数字に含まれている気がします。政策をしっかり変えていかなければ、子供たちのやりたいこと、ますます改善されないことでしょう。

 岩沼は改善する気! 無いよね。だって教育長は「予定でありました」をやらないんだから。(7/7掲載・続、昨日の一般質問でを参照して下さい)

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