すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

地方議員年金は廃止へ

2010年10月20日 | 政治全般

 ヘボ将棋がよく「待った」を掛けますよね!私の将棋もヘボですが、小学生の頃は「待った」を掛けたものです。その後考えても良い手は見つからず、いまでは周回遅れ?になっている。

 「待った」は相撲でも昔は見られたが、いまは「待った」が少なくなった。幕内力士に10万円の罰金を課すことで減りましたが、いまは廃止されました。こんな高額「待った」は気の毒です。

 地方議員の年金が廃止になりつつある。この地方議員の年金廃止問題は、昨年から各議会で議論されており、岩沼市議会も今年の全員協議会で4月21日(水)に議員年金廃止の意向となりました。

 議員年金廃止の情報は、10月6日(水)に他所の市議会議員から連絡は頂いたのです。今日の新聞に正式に掲載され廃止の方向が明確になりました。

 復習ですがなぜ、議員年金は廃止になるのか簡単に説明します。 ①公的年金を貰いながら、議員だけはもう一つ貰える二重受給であること。 ②平成の大合併で議員の数が減り、需給バランスが崩れたこと。

 そして最大の理由は、③ 市や町の財政から議員1人あたりの年金に、財政支出している所があります。岩沼市はどのくらい支出しているのか調べていません。

 私達議員は法律で縛られ、報酬から共済掛金という名目で、毎月¥57,600天引きされています。そのほかに国民年金から請求が来て支払っています。ですから、支払う年金額は大きいのです。

 廃止した際の総務省試算によると、年金保障措置は1兆3400億円の税金投入が必要だそうです。地方議員は2009年度までの5年間で18000人減りました。一方、年金受給者は94000人に増え、36000人で受給者を支えるという構造です。

 民間出身の片山大臣は「国民にとって負担がどうかという視点が最重要になる」と廃止を来年の通常国会に提出する考えです。これからは年金受給者や掛け金を支払った議員に対する保障が焦点です。

 国会議員の年金は2006年に廃止されていますが、なぜこの時期に地方議員も廃止しなかったのかと思うのです。この時点ならまだ豊富だった積立金もありました。積立金が不足してから、騒いでも後の祭りですよ。

 全国議長会でも継続に向けていろいろな提案を出しましたが、いずれも税金投入が不可欠な提案です。良案が無く議長会は廃止に「待った」を掛け続けてきました。

 いくら「待った」を掛けても、議員特権を維持するだけで、国民から理解を得られません。継続に「ヘボ議案」をかけ続けたことが、問題先送りで傷口を大きくしています。

 私のブログでも7月21日にこの年金問題を更新しています。参考にし見て下さい。

 議員は改革しているのに、(鈍)菅首相は公務員制度改革に手をつけない。「人事院勧告を超えた削減を」と代表選で公約したにも関わらず、今年度は断念したのです。 議員の次は公務員改革しないと。

 これ書いたら、市役所職員を敵に回すようなもの?

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2 コメント

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本当ですか。新聞って、須藤さん愛読の「日経」で... (大友健)
2010-10-21 00:48:44
本当ですか。新聞って、須藤さん愛読の「日経」ですか。朝日にも河北にも載っていませんでした。
私はもともと、特権的な議員年金の廃止論者。議員をやっていたときも、それを主張してきました。でも、強制加入なんだよね。
岩沼市長選に出て、議員2年4カ月で失職したので、それまで収めていた約180万円がパア。1円も戻ってきませんでした。
来年の通常国会で、ですか。実は、いつ、実施されるかが問題なんですよね。その日付によっては、既に受給資格を得ている3期以上の議員の中には、その実施日以前に、わけもなく議員辞職する人が多く出てくるかもしれませんよ。
年金がもらえるようになるために、廃止前に辞職するという「いやらしい辞職」です。
岩沼市の議員年金のための支出は議員の負担額とほぼ同額(要するに半々)ですから、定数21人分で年間1,650万円前後だと思います。
岩沼市議会の全員協議会の議論はむしろ逆で、破たんしそうな議員年金を「税金投入」で回避しようと、全国市議会議長会の方針に沿った決議をしよう、ということだったような気がします。
私は、当時の日本航空の年金減額問題などを絡めて、真っ向から「議員年金の継続方向」に反対した記憶があります。
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 大友健 様 (zao)
2010-10-21 17:02:27
 大友健 様
 お久ぶりです。お元気ですか!
 日経には掲載されてましたが、河北にはありませんでした。日経の4ページに64行ほど書かれていました。我々議員にとっては大きな問題ですが、、、議員年金の廃止などは国民・市民にとって興味のないことだ、と感じます。

 4月に行われた議員全員協議会で、健さんは反対を表明してましたね!それを受けてか、古参議員までもが、賛成の意思表示が出来なかったと記憶しています。それにしても、岩沼市では半額分の1650万円分の補助を出しているのですか。驚きと勉強不足です。

 この問題はこれからの税金投入をどうするのかが焦点です。受給者には議員年金を続けるのか、また減額するのか。掛け金を支払っている議員(現役で60~65歳未満)はこれまでの積立金をいくら払い戻すのか。大問題です。なぜなら積立金はほとんどありませんから、全て税金からの支出になるのです。

 恐ろしい金額の税金で、処理するしかありません。国民・市民の皆さんはこの問題に関心を持つべきです。しかも若い世代は年金の問題ですから大いに関心を持つべきです。

 私もこれまで?これからも含め、4年間支払うとすれば約300万円支払うことになります。これが全てただになるとすれば、腹が立つ。そう考えると来月から払うの止めたいな~
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