すとう功の周回遅れ

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亘名の首長は「ずぼら」

2012年10月17日 | 市政・市制・市勢

 『ずぼら』の意味を我が家の広辞苑でひくと「すべきことをせず、だらしがないこと。無精なこと」とあります。「ずぼらな亭主」とも例示されている。ぴったりの言葉が似合う「四人のずぼらな首長」を紹介しましょう。

 亘理名取共立衛生処理組合(亘名:わたな)の議員全員協議会がありました。本日の会議に「四人のずぼらな首長」は出席しておりません。16人中14人の議員が出席し、組合職員からの説明がありました。

 今月初めに行われた四人のずぼらな「管理者(首長)会議」の内容について説明があった。結果から言うと「何も決まらない」。この話を聞いて皆、落胆しきりでした。

 四人のずぼらとは名取市、岩沼市、亘理町、山元町の首長のことです。切羽詰まった最終処分場は5年以上も前から、基本計画で検討されており平成28年3月までに名取市に建設されることになっていた。

 現段階は場所も決まらず、名取市はこの期に及んで「無理だから他に作ってほしい」と言い出す始末です。私は名取市選出の議員に今までの経過を聞いたが、誰も答えてはいただけませんでした。

 それどころか名取選出議員は名取市長に言えないから、事務局職員から言って欲しい、と言うのです。また他の議員は、首長たる管理者が決められないのだから、2市2町の職員が集まり検討すべき、とも言い出す。

 議員が市長に言えないから、、、(あなた達は何のため議員をやっているの?)最終処分場の誘致など誰も言い出せないのが現状で、担当職員に言わせることなど論外だと思いませんか。(名取市議会の質の程度はこんなものですか)

 広域行政の欠点が如実に表れており、首長が遠慮して誰も決められない政治になっている。困るのはずぼらな首長のせいで、税金が高くなる市町民です。

 亘名組合に岩沼市が年間拠出している負担金は、通常分(ゴミやし尿処理にかかる分)で約3億5千万円。処理施設(焼却・最終処分)建設のためにかかるのも約3億5千万円で1年間で7億円程度支払っています。これが4年後(H28年)にはもっと増える恐れがあるのです。

 最終処分場が決まらない場合は、国からの補助金が減額される恐れがあります。よって、減額分を負担するのは市町民ですから、ごみ有料化なども当然早まる恐れもあります。また、焼却施設から出た灰の処理などに相当な金額がかかります。

 名取市が最終処分場を決めないことで、負担が組合他市町に波及します。時間が無いのに焦りが全く感じられない。すべきことが目前に迫っていても、だらしのない管理者である首長に、皆さんはどう感じますか。

 ずぼら首長のために、税金の値上がりは目前です

コメント (2)
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