その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

なでしこ

2014-10-01 19:54:00 | 暮らし

御地蔵や 花なでしこの 真ん中に (by 小林一茶)

思わず撫でたくなるような花…「撫でし子」…活発な「なでしこジャパン」ではイメージがズレちゃいますけど^^;
サラリーマン百姓としては、日曜日に籾摺り調整作業をお願いできればありがたいのですが、『チャオちゃん』の都合というものもある。『チャオちゃん』は、自家用の「コシヒカリ」を日曜日に刈り取りし、月曜日に乾燥機にかけ、火曜日に一気に『夢屋農園』の「はえぬき」と自分の「コシヒカリ」の籾摺りをする段取りだから、機械作業をお願いする立場としては、それに合わせる必要があるのです。
飯米・贈答用の米6俵、販売用の米15俵、追加販売の米1俵…都合22俵、反収で695kgでした。今年は720kg超えは出来ませんでしたねぇ。H26年の最終的な作況指数は今後発表されると思いますが、「やや良…105」位に落ち着くのでしょうか…8月15日以降の低温で登熟が止まり、アオコ(屑米)が多い状態で稲刈りを余儀なくされた方も居たようだから、昨年に比べると落ちていると思われます。『夢屋本田』も反収で30kgほど落ちています。ただし、田んぼに無理が掛かっていないから、今年の米は肌ツヤが良く、素人から見ても1等米で間違いありません。

『夢屋農園』の「水田エリア」のハセ掛けした「ヒメノモチ」と「はえぬき」は、籾の状態で水分量が13.9%と15.6%…今週末には脱穀しなければいけないようですが、『夢屋国王』は北海道に出かける予定…もち米を折半する予定の『クワちゃん』に脱穀をお願い(丸投げ)しちゃいました。
『夢屋国王』の取れ高予想では、今年、スズメによる食害を『ハッ!鳥君』が見事に防いでくれているので、「ヒメノモチ」2俵、「はえぬき」4.5俵が収穫されるものと思います。こちらは低農薬、天日乾燥米ですからねぇ…少々お高いですよ^^;自信を持って販売することが出来ます。(今のところ売るあても無いのだけれど…。)
『夢屋国王』が考えるに、今後は農水省が進める大規模化により国際競争に負けない体質の農家と、減農薬や天日乾燥によって、作る米にこだわりを持って、消費者との顔の見える販売ルートを確保する小規模百姓に二極化していくのではないかと考えるのであります。当面、『夢屋農園』は実験圃場として、適する作物や金になる作物を探し続けることになります。
山形市在住の『山形組事務局長 さくら子ちゃん』のお宅では、26年産「はえぬき」を年間1俵22,000で契約購入しているとか…最も簡単な農協や集荷業者に売り渡せば1俵8,500円の米がである…少々お高いような気もしますが、生産者と消費者が納得の上の契約であれば、それはそれで成立するわけであり、販売する百姓はスーパーなどの標準小売価格を参考にした販売価格から値段を割り出すのではなく、自信を持った理由に基づく値段設定でありたいと考える『夢屋国王』であります。
我が家の古老から、米作りを引き継いで6度目の秋を迎えました…一丁前に米の肌が分かった気になっている『夢屋国王』でありますが、まだまだ百姓道の到達点は遥か向こう側にあるのでありますよ^^;

注)文中、26年産「はえぬき」1俵22,000円と表記しましたが、26年産「つや姫」1俵22,000円の誤りでありました。お詫びして訂正いたします。それでも、店頭価格からすれば安いのですが、農家の庭先販売価格としては、高いような気がします。(夢屋の個人的見解です^^;)

コメント (4)
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