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その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

桃と太郎(平均寿命)

2012-10-10 12:14:17 | 夢屋工房

昔話「桃太郎」のお話が、現在の形に落ち着くのは明治20年に国定教科書に採用されたことによるらしい。「ジェンダーバイアス」などという小難しい問題を語っていると昔話は前に進まないということが分ったので、『夢屋国王』は『桃と太郎の伝説』を男尊女卑とは言わないものの、普通のオヤジの感覚で語ることにするのであります^^;
いつものように川で洗濯をしていたお婆さんが、川上から「どんぶらこ、どんぶらこ」と流れてきた大きな桃を拾い上げ、お爺さんと割って食べようとした時に生まれて来たのが「桃太郎君」であります。突然ではありますが、ips細胞の研究でノーベル医学・生理学賞の受賞が決まった山中教授、受賞おめでとうございます。ところで、植物の実から人間の赤ちゃんが生まれることがあるのでしょうか?そもそも、植物細胞の塊が植物体であり、動物細胞の塊が動物体なのですから、山中教授の研究が進んだとしても、植物体から動物体が生まれるということは無いでしょう。「桃太郎君」は出生の時から既に、異界からの使いなのであります。異界からの使いなのだから年齢不詳ということで良いのですが、絵本のイメージからすると「桃太郎君」は前髪を落としていない元服前の子どもの設定であります。元服前なら12歳位の年齢なのでしょうかねぇ…。

一方、桃から生まれた「桃太郎君」を育てたお爺さんとお婆さんの年齢は…本人の自覚は別として、国連のWHOの定義では65歳以上の人を高齢者としているそうなのであります。厚生労働省が発表した2011年の日本人の平均寿命は男79.44歳、女85.90歳なのだそうでありますよ。65歳を過ぎたお爺さんとお婆さんは「桃太郎君」を12年間大切に育てました。これならば、お爺さんもお婆さんも平均寿命の中で「桃太郎君」を育てることが出来るのでありますが、「桃太郎君」が国定教科書に採用された明治20年頃の日本人の平均寿命は…一説によれば1900年(明治33年)頃の日本人の平均寿命は45歳程度だったとか。え"~いったい「桃太郎君」を授かった時のお爺さんとお婆さんの年齢は幾つだったのでしょうねぇ^^;
こんなクダラナイことばかり考えているから夜も眠れなくなってしまうのでありまして、家来になるはずの田んぼのキジも我が家の『柴犬コウ(本名:さくら)』も『夢屋国王』の言うことなど聞いたりしないのであります。『柴犬コウ』に至っては、散々『夢屋国王』のズボンの裾に噛み付いて引き摺り回した挙句、飽きてしまえば勝手に日向ぼっこをする始末であります。そうそう、家来にするには魔法の『黍団子』が必要なのであります。明日の晩は『黍団子』について考えてみよう^^;

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桃と太郎の伝説

2012-10-09 12:58:25 | 夢屋工房

久し振りに早起きしましたが、何故か首筋と腰が痛い…そう言えば、友人『ノロ君』から貰った自転車のパンクを修理し、高畠ワイナリー秋の収穫祭に二日連続で出掛けたことは確かである。平家軍を追討すべく、源義経を真似て『一ノ谷の逆落とし』を自転車で再現し、河原の堤防を勇ましく駆け下り転倒したことは覚えている…したがって、不名誉な傷を負ったに違いないのであります^^;
さて『裏氏又郎伝説』を考えていたら、「桃太郎伝説」に思いが至ってしまいました。義経を真似て逆落としを決めにかかったのも、『勇猛果敢に戦うオジサン』を演じるつもりだったのだろうけれども、あえなく失敗…ここで「ジェンダーバイアス」という問題に突き当たったのであります。男の子は男らしく、女の子は女らしくなどと言うように、男女の役割について固定的な観念を持つこと、すなわち、男女の社会的、文化的な性差別ということになるのでありますが、こうした問題を考えていると「桃太郎伝説」も「桃子さんと太郎君の伝説」に改題しなければならないのだろうかなどと、お話の内容よりも男女平等な社会を作るためにはどうあるべきかなどという方向に思考が働くのでありまして、「むかし、むかし、お爺さんは山に芝刈りに、お婆さんは川に洗濯に行きました。」という在り来たりなお話の始まりも、「むかし、むかし、ジェンダーフリーに目覚めたお爺さんとお婆さんは、外仕事も家事も仲良く分担して暮らしておりましたとさ。」から始めないと男女差別だと言われかねないと筆の動きが急に鈍る『夢屋国王』であります^^;

しかし、「ジェンダーフリー」の概念を行き過ぎた形で振りかざすと「桃子さんと太郎君」という名前さえも噛みつかれそうであります。まずは、呼び方も「桃子さん」と「太郎さん」と改めなければならないし、男女平等を意識して「桃子さん」にも登場願う訳でありますが、「桃子さん」が女性で「太郎さん」が男性であると誰が決めたのですか?などと言われはじめたら、お話は一向に進まないのであります^^;
もしかして「お爺さん」「お婆さん」という表現すらも男女差別だと言われたらどうしよう…「むかし、むかし、結婚と言う名の私的契約で、共同生活を営むと決意した二人の老人が、お互いの立場を尊重しながら、仕事も家事も分担して仲良く暮らしておりましたとさ。残念ながら二人の老人は子宝に恵まれず…。」
「二人の間に子どもが生まれないことは不幸なことなのでしょうか?」…はい、はい、ここまで来たら昔話は語れない。一気に「桃と太郎の伝説」は終わりを迎えるのであります。『夢屋国王』は、ジェンダーフリーに目覚めたのではなく、自転車の逆落としで頭の重要な箇所をどこかにぶつけたのかも知れない…などと、しきりに首筋を摩るのであります^^;


 

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又郎伝説(玉手箱)

2012-10-08 08:32:16 | 夢屋工房

1992年山形新幹線の開業によって、その10年前まで山形・東京間が片道4時間を要していた頃に比べ、1時間30分も短縮されることになりました。往復で3時間…たかが3時間、されど3時間であります。山形新幹線の始発午前7時に出かけ、最終午後8時の便で帰還すれば、正味11時間東京に滞在することが可能であり、充分日帰りビジネスが可能になったのであります。JRさんも3時間という数字に拘りを持っており、飛行機が余程嫌いな人を除いて、乗車時間3時間が鉄路と航空便を使い分ける分岐点であると考えているようであります。事実、2011年から運行されている東京・新青森駅間の最速列車「はやぶさ」の最短所要時間は3時間10分、今後営業速度を上げ3時間を切るタイプが登場するとか…「狭い日本、そんなに急いでどこに行く」という交通標語が生まれたのが1973年でありますから、40年という歳月を掛けて、地方は『竜宮城』があるという花の都「東京」を目指し、時間短縮にしのぎを削って来たに違いありません。
さて、又郎伝説の主人公『裏氏・又郎君』は、キャッチセールスマンの『亀』にそそのかされ、「1時間5,000円ポッキリ」というキャッチを信じ、助平男の殿堂『竜宮城』があるという東京方面に山形新幹線に乗って出かけたのでありました。『竜宮城』の座り心地の良いソファーに座らされたものの、中山美穂ちゃん似とも森高千里さん似とも言われる『乙姫』は中々現れず、鯛やヒラメ顔の婦女子のショータイムや接待を受けること1時間…当然、時間の延長を求められるのであります^^;世間知らずの『又郎君』の誤解はここから始まるのでありまして、「1時間5,000円ポッキリ」ならば、延長時間も1時間当たり5,000円であろうと自分勝手に判断し、さらには、ヒラメ顔の婦女子に「又郎ちゃん!ジュース頼んで良い?」とか「又郎ちゃん!フルーツ食べたい…。」なんて言われると、鼻の下が伸び放題の『又郎君』は、「ヨッシャ、ヨッシャ」と大盤振る舞いをするのでありました。

 
本文と画像の登場人物は、一切関係がありません^^;

ここまで来ればシメたもの。月日が経つのも夢の内…お楽しみの時間は瞬く間に過ぎてしまい、中々現れない『乙姫』にシビレを切らして、そろそろ『又郎君』だって現実の世界に帰りたくなるのでありますが、ようやく店の奥から現れた『乙姫ママ』に玉手箱を渡されるのであります。蓋を開けてびっくり…玉手箱の中からは「請求書 金〇×万円也」と書かれた白い請求書が現れる。ここで「騙された!」などと叫んではいけません。何しろ『乙姫ママ』の背後には、強面のお兄さんたちが立ち並んでいるのですから…。
正調「浦島太郎」では、「生まれ故郷に戻っても決して玉手箱を開けてはいけません。」と「乙姫」に告げられたことになっておりますが、身ぐるみ剥がされた『又郎君』の場合は、「決して請求書の事は他言してはなりません。」と『乙姫ママ』に告げられたに違いない。『又郎君』だって、こんな無様な結果は自慢話にもならないから、決して他言したりもしません。こうして『又郎伝説』は闇から闇へと葬り去られることになるのでありましたとさ…目出度し、めでたし^^;

ちなみに、この伝説は『夢屋国王』や画像登場人物の体験談ではありません。あくまでも闇から闇へと葬り去られた男たちの伝聞に基づくお話であります。しかし、『竜宮城』のオーナーは時代とともに替わり、主人公『又郎君』は、小金持ちの『又子さん』に替わって、どエライ値段のシャンパンなる飲み物が提供されているという『新伝説』もチラホラと聞こえてくる昨今ではありますが^^;

 

 

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又郎伝説(乙姫)

2012-10-07 09:02:44 | 夢屋工房

もし、彼女が『乙姫』だとしたら…

1992年、『裏氏・又郎』は、10,410円の運賃を支払って山形新幹線で東京方面にあるという『竜宮城』に向かった…。
亀を助けたことくらいで、ましてや自分が釣り上げた亀を気まぐれで逃がしてやったくらいで『竜宮城』に招かれるならば、この世の中の数多の男性は『竜宮城』に招かれているはずであります。ましてや、絶世の美女『乙ちゃん』からの酒食の接待と歌舞音曲の宴が用意されているなどということが俄かに信用できるはずがない…推定年齢25~6歳のモテ期にある『又郎君』であれば、こうした『美味しい話』に疑問を感じるところでありましょうが、余程モテない男だったのか、それともキャッチセールスマンである『亀』の話術が巧みだったのか、往復運賃20,820円と宿泊料?のことなど考えもせず、ノコノコと『亀』の誘いに乗って山形新幹線に乗り込むのでありました。
さて、海神の末娘であるという『乙姫』は、絶世の美女であるという前提で伝説は続いていくのでありますが、そもそも美女の定義というものが、甚だ怪しいものでありまして、世界三大美女と言われる所以は、クレオパトラに楊貴妃、ギリシャ神話のヘレネたちは、歴史の流れさえも彼女たちの男性を魅了する力(???)で変えてしまったことから由来すると言われております。したがって、彼女たちは、そこそこの美を備え、男性を魅了する力に長けていれば良かった訳で、「美」とは歴史的、民族的な価値観で変わってしまうことが儘あるわけであります。もし、キャッチセールスマンの『亀』が、物思いに耽るアマガエルの『お銀ちゃん』に恋をしていたとすれば、『お銀ちゃん』ですら絶世の美女に見えたことでありましょう^^;

「旦那、旦那!美穂ちゃん似のかわいい娘が揃ってまっせぇ~!!」…1992年、日本では「森高千里さん」の「私がオバさんになっても」とか、「中山美穂ちゃん」の「世界中の誰よりきっと」がヒットしていた頃だから、キャッチセールスマン『亀』が駆使した会話術の中には、「千里ちゃん似の娘」とか「美穂ちゃん似の娘」という言葉が必ず含まれていたと確信する『夢屋国王』なのであります^^;
日々の漁(お仕事)で小金を貯め込んでいたモテない『又郎君』は、「1時間5,000円ポッキリ」というキャッチと「美穂ちゃん似の乙姫」という幻想を抱き、山形新幹線に乗って東京方面にあるという助平男の楽園『竜宮城』へと向かう…『竜宮城』に誂えてあるソファーは、それはそれは座り心地のよろしい椅子で、時が経つのも忘れてしまいそうなソファーでありましたとさ…1992年『又郎伝説』の核心が近づいてきたのであります^^;
さて、その心地良いソファーが、クモの糸で出来ているなどとは夢にも思わなかった『又郎君』の末路は…当然、『玉手箱』を渡される訳でありますが、本日はここまで…1992年2月経済企画庁は、いわゆる「バブル景気」の終結を発表し、1992年10月、実はこの月から13年2ヶ月に渡り、有効求人倍率が1.0を下回る、いわゆる「就職氷河期」が始まるのであります。それから20年…歴史は反省をもって検証すべし、しかし、バブルという甘い夢から覚めるまで如何に長い時間を要したことでありましょうか?


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又郎伝説(竜宮城)

2012-10-06 09:03:53 | 夢屋工房

古い画像から…2009年10月に大気圏内で発見されたUFOであります。

昨日の続き…1992年『裏氏・又郎君』は、山形県内で亀(JR)を助けたのでした。
しかし、亀(JR)は助けられたと思ったのでしょうか?実は、この辺りが「又郎伝説」のメインテーマである歴史の二面性という問題点であります。野党第1党の総裁に返り咲いた元首相は、かつて「美しい国、日本…正しい歴史教育の実践」と主張されていたようでありますが、為政者と国民、侵略者(失礼…進出者)と侵略を受けた国家との間には、その受け止め方に大きな齟齬を来たしたとしても仕方の無いことであります。「大東亜共栄圏」という大義名分を掲げ、欧米諸国の植民地支配からの解放を果たしたと記録に留めたとしても、従前の支配者よりマシな支配者への隷属は続いたと当事者が評価する場合もあれば、その後の欧米諸国の再支配から独立を図る契機となったと評価する場合もあり、当事国である政権の『正しい歴史認識』により評価が分かれることは当然なのであります。何やらイジメた側(強者)とイジメられた側の論理と共通の臭いがするのでありまして、悪ふざけかイジメか…第3者が正しく認識せよと言われても、その評価は立ち位置によって正反対の結果となってしまうのであります。
おやおや、「又郎伝説」はおチャラケ話だった筈であります^^;
「又郎伝説」のさらに10年前、1982年に東北新幹線が開業するまでは、『夢屋国王』の住む高畠町(当時、糠野目駅)上野駅間の所要時間は、在来エル特急「つばさ」で4時間。東北新幹線開業後も深夜急行で6時間の行程でありました。1992年山形新幹線の開業によって、今では高畠・東京駅間の所要時間は2時間20分まで短縮されたのであります。高速交通網に取り残されかけた山形県は亀(JR)を助けたのではなく、亀(JR)に助けられたのではなかったのか?事実、何かとライバル意識を持つ隣の秋田県は、5年後の1997年に秋田新幹線が開業するまで、一時期、陸の孤島と化したのではなかったのか…今でも、山形市と秋田市間の所要時間は、隣県の県庁所在地でありながら、東京駅に向かう所要時間以上の時間を要するはずであります。(ほとんど秋田県に用事はありませんけど… -.-;)


馬は、決して鼻の下が長い訳ではありません^^;

正調「浦島太郎」のお話では、太郎は助けた亀に竜宮城へと案内されるのでありますが、SFの世界では乗り物が亀ではなく空飛ぶ円盤であり、古い文献の世界では、10日ほど船を漕いで到着したなどとも記されていると言われております。また、竜宮城は東方海上に浮かぶ島であるとの情報もあるのですが、いずれにせよ全国に残る伝説では、「竜宮」は海神が住む処であり、「乙姫」は海神の末娘であり絶世の美女でなければいけません。
しかし、どう言うものでしょうか?子どもたちにイジメられている亀を助けた(一説では、自分で釣り上げた亀を逃がしてあげた)ことだけで、絶世の美女の接待を受けられる…古今東西、男どもというものは自分に都合が良過ぎると思いませんか?亀を助けて絶世の美女の接待を受けられるのならば、『夢屋国王』は長男『ポン太郎君』が子どもの頃から飼っている『亀吉君』と『アメリカガメラ』を今すぐ逃がしてあげますけど…^^;
最近の情報では、千葉県木更津市に『竜宮城ホテル』が存在し、滋賀県雄琴には『龍宮城』なるピンク系施設があるという。(これは、goo友『チイさん』に確認しておこう^^;)
「又郎伝説」の主人公である『又郎君』は、1992年山形県から山形新幹線に乗って、『乙ちゃん』が待つという『竜宮城』に通常料金片道10,410円をしっかり支払って向かった…所要時間2時間20分…絶世の美女と『亀吉君』が絶賛する『乙ちゃん』とは、一体どんな女性なのでありましょうか?『又郎君』の鼻の下は、かなり伸びていたに違いないのであります^^; つづく。

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又郎伝説(かめ)

2012-10-05 14:07:35 | 夢屋工房

正調「浦島太郎」は助けた亀に促され、竜宮城に連れて行かれるのでありますが、『裏氏・又郎君』は1992年に一体何をしでかしたのでありましょうか?ちなみに、1992年(平成4年)という年は、スペイン・バルセロナでオリンピックが開催された年であり、当時中学2年生だった岩崎恭子ちゃんが、いきなり生涯自己ベストとなる記録で女子200m平泳ぎの金メダルを獲得し世間を驚かせ、「今まで生きてきた中で、一番幸せです。」という名言を吐いた年であります。彼女はその後、さらに幸せと言える出来事に出会えたのでありましょうか?ローカルな話題で言えば「山形新幹線」の開業…正式名称は新幹線直行特急「つばさ」が運行し、山形から乗車し福島駅で東北新幹線に乗り換えすることなく東京駅に到着できるようになった年でもあります。現在の車両は、シルバーメタリックのボディカラーを基調に緑色のストライプが施されていますが、開業当時の400系車両はシルバー単色で、JR関係者は「翼の無い航空機」と自画自賛しておりましたけれど、6両編成で東北新幹線「やまびこ」に引かれる?(実際には自走しています。)姿は、芋虫にも見えたものであります^^;
国の3K赤字(健保、国鉄、米)のひとつとされた旧国鉄が、日本国有鉄道改革法により1987年にJR各社が発足しましたが(保有株式が売却され、JR東日本が完全民営化したのが2002年)、当時は正式名称「東日本旅客鉄道株式会社」の「鉄」の字が「金を失う」と書くなどと揶揄され、「失う」という部分の「`」を取って表記していたなどという都市伝説があるくらいであります。そう、当時『裏氏・又郎君』が助けたのは、子どもたちにいじめられている亀ではなくて、国家財政の赤字の元凶であると大人たちからいじめられてきた「JR」だったのかも知れません。


我が家の長男『ポン太郎君』が救った『亀吉君』

事実、山形新幹線は「新幹線直行特急」の名称の通り、在来線の狭軌規格を標準軌に敷設替えしただけなので、福島~中山駅間は未だ単線区間であり、道路と平面交差する踏切が多数存在します。新幹線「つばさ」が停車する駅舎(正式には、JRに対し直接自治体が財政支援できないため、駅ビル部分や付帯施設)は各市町の支援や募金で建設されております。東北新幹線もまた盛岡~新青森駅間の延伸が実現したものの、建設費の地元負担金が1,800億円ほど要したと言われており、新幹線と並行して進む在来線は、第3セクター方式の鉄道事業者に経営が移され、国からの支援を受けて黒字運営している状態であります。助けた亀は、ドル箱路線を手に入れ、採算の取れない路線は地元へと、またしても国が赤字補填するという構図に落ち着くという摩訶不思議な世界が繰り広げられているのであります。
少なくても、助けた亀は『裏氏・又郎君』を乙姫の待つ『竜宮城』へ連れて行ってくれるはずである。1992年『裏氏・又郎君』は、山形県で亀(JR)を助けた。『又郎伝説』は「いつ、どこで、誰が、どうした。」まで完成したのであります。しかし、これは『又郎伝説』の序章であります。『竜宮城』は、果たして何処に…伝説は、まだまだ続くのであります^^;

ちなみに、本日『平成24年産夢屋米』の成績表が送られて来ました。見事、一等米評価…目出度し、めでたし^^;

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又郎伝説(むかし)

2012-10-04 12:10:19 | 夢屋工房

秋の番組編成替えで、最近のテレビ番組は特番であります…さりとて、晩酌をしては、ごろ寝を決め込む『夢屋国王』には特番もゴールデンタイムも夢の中であり、特に関係はないのでありますが^^;
つまり、ブログネタに困っているのであります。「夢屋王国」も「夢屋工房」も活動して何ぼの物語であり、手持ち無沙汰な秋の夜長は、おとぎ話でもして、野党第1党の総裁が語る「誤った歴史教育」について考えてみようなどと、新ジャンルに挑戦を試みる『夢屋国王』であります。
題して「浦島太郎伝説」…転じて、フィクション「裏(話)又郎伝説」^^;
さて、正調「浦島太郎」は、日本各地に語り継がれる竜宮伝説であり、概ね、亀を助けた漁師「浦島」が竜宮城で酒池肉林の日々を過ごし、故郷に帰り着いた時には、父母はおろか知人は誰一人として存在せず、乙姫に開けてはならないと釘を刺されたパンドラの箱(玉手箱)を開けると、白い煙とともに老人の姿に変わってしまう。(死んでしまう)というお話が一般的であります。ここで「正しい歴史認識」と大人の常識という色眼鏡で、『裏氏又郎』物語を作るとどうなるか…まず、5W1Hを整理してみようではないか。
「むかしむかし」で始まる「おとぎ話」の「むかし」とは、どの時代を指すのでありましょうか?十年ひと昔などと言いますから、「むかしむかし」でふた昔、つまり20年ほど前の話であります。「ある処」に「裏氏・又郎」なる漁師が、その両親と暮らしておりました。ここで、捻くれた大人はクレームを入れる…「ある処」ってどこよ?はいはい、その質問は想定内でありますよ^^;「又郎」の職業は漁師なのだから、漁をして生活ができる海辺、湖畔、川の「有る所」であり、筆者はその場所を特定しておりますが、「又郎さん」のプライバシー保護のために公表を控えております^^;
ここまでを整理すると、被疑者自称「裏 又郎」住所不定、職業漁師、家族構成は両親と「又郎」の三人暮らし、1992年に起こった事件に関する調書ということになります。


画像は被疑者「又郎君」家族とは無関係であります^^;

さて、正調「浦島太郎」伝説は、現存する文献では「日本書紀」にも「浦島子」として登場するらしく、正史「日本書紀」の完成が720年と言われておりますから、その原型は西暦700年代以前から語り継がれた伝承であることが分かるのであります。ちなみに「正史」とは、国家によって編纂された王朝の歴史書のことであるから、その国の政府が正統と認め、自国の歴史として教育するものであるから、権力の異動によって歴史観は変遷し、都合の悪い部分は削除されたり粉飾されたりする場合もある。したがって、信頼しうる史料ではあるのだけれども、表記された歴史的事実が必ずしも正しいと即断することは出来ないのであります。
しかし、「浦島太郎」のお話が、そんなに古いものだとは思わなかった…何たって『裏又郎伝説』は、1992年の事件簿であると時代特定してしまったのであるから、『夢屋国王』の知る1992年の時代考証も含めて、生々しい『裏又郎伝説』に仕上げなければならない。これで一週間ほどは、話題を引っ張れそうであります。つづく^^;

 

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夢屋工房(ほおづえ)

2012-10-03 07:03:03 | 夢屋工房

夜明けが遅くなり、夕暮れが早くなると、然したる用事もなく眠れる…^^;
『夢屋国王』には領地を拡げる野心はないが、戦線は拡大し戦況も思わしくない。「西部戦線異状なし(報告すべき件なし)」などという古い反戦映画がありましたが、東部戦線、西部戦線、北部・南部戦線とも異常続きであります。異常といっても、あらかじめ予想が出来た範囲の出来事であり、いわゆる「想定内」の事なのだから、戦況を分析し対応策を練れば良いことであります。遂に、撮り置き画像が無くなってしまい、丁度一年前の画像ホルダーを眺めていたら、頬杖をつくノシメトンボの画像を見つけ、膠着状態の戦線に思いを馳せる『夢屋国王』の象徴として本日、再採用いたしました^^;
この戦局を打開するには、誠意を持って説得交渉、交渉、交渉…昨日は、一日中、本丸を飛び出して話し続けていたような気がします。何か解決したのだろうか…解決はしないが、解決の糸口が見つかれば、その糸口をつかんで進むしかない。前進は無いが、次の一歩のために足場を固めることが出来たと自分を納得させるしかないのであります。

生後約2ヶ月頃、我が家にやって来た頃の『柴犬コウ(本名:さくら)』であります。♀だし、柴犬は目がやや吊り上っているので、女優の「柴咲コウさん」にあやかって名付けようと思ったのでありますが、家族に即座に却下され、国王だけがそう呼んでおります。「さくら、コウ、いぬ!!!」と呼び続けるものだから、彼女は名前を良く理解していないようでありますが、晩酌をする国王の傍らで、柿の種のピーナッツをおねだりすることだけは欠かさない毎日となっております。生後一年経つというのに成長の跡が見られない。そんなことを思いながら、転寝をしておりますと、今は亡き『大御所』が夢の中に現れました。恰幅の良い姿で胸に勲章をつけ、何処かに出掛けるところを見送る夢なのでありますが、傍らの細身の秘書♂が緊張している。茶々入れ屋の『夢屋国王』が「成長してないなぁ…。」とつぶやくと、『大御所』がすかさず「お前もな」とお言葉を返してくれました。見透かされている…今はもうこの世にいない『大御所』に、少しは大人になったと思っている自分を…まったく、この『親父』には、今でも頭が上がらないと思っているのであります^^;
さて、今日は北部戦線打開のために、朝から戦略交渉であります。相手を萎縮させるほどの戦略兵器は持ち合わせていないのだから、侵略の意思が無いことを誠意を持って説明するしかないだろう。いざ、出撃!!!

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夢屋工房(若返り)

2012-10-02 12:46:38 | 夢屋工房

衣替えの10月を迎えました。出稼ぎ先でクールビズから、いきなりネクタイなど締め始めると喉元が異様に苦しいのであります^^;
正直なところ、ネクタイほど窮屈な物は無いが、ネクタイをすることがリーマンの礼儀であると言われるとしない訳にもいかない。ネクタイなんぞ無い方が、頭に回る血液やリンパ液の流れも良好になり、アイディアも自ずと湧いてくると思われるのでありますが…。ネクタイを締めたからなどと言い訳をするつもりはありませんが、4月から数えて半期が経過し、仕事として抱えている課題が総て停滞していることに気が付くのでありまして、難問が大きく動き始めたと喜んでいた前期の勢いが衰え、押せども引けども動かない事態に、久々にミーティングをしながら自分自身の頭を整理する『夢屋国王』であります。
この夏、稲の葉を食べて、丸々と太ったコバネイナゴ♂には首がない…緑色に黒のストライプのスーツは、リーマンの身だしなみとしては、シャープな印象を与えてくれるのでありますが、図太い首の彼にはネクタイは合わないだろうと下らない妄想を巡らせるのであります。

襟元が最も細いナツアカネ♂は、赤に黒のストライプ姿…真っ赤なパンツスタイルは、斬新なファッションリーダーであります^^;
こうした色使いの場合は、黒無地のスリム・タイなどが似合いそうでありますが、彼は細い首に重い頭を乗せているので、常に頭をクルクルと回しており、余程肩こりが辛いのではないだろうかと要らぬ心配をしてあげるのであります。さて、脱皮(変態)を繰り返しながら成長する昆虫は、幼若ホルモン(JH)とエクジソンというホルモンによって変態が促進されることが周知の事実であり、昆虫生理学を研究することで、究極的には「若返り物質」…アンチエージング物質の発見に繋がるのではないかなどと期待する向きがあるのですが、人生の半ばを過ぎてしまうと、今さら若返り物質を注入しても、異様にギラギラした年寄りになってしまうのではないかなどと、諦めと言うのか、慰めと言うのか…自然に老いることを受け入れるべきではないかと思うことしばしばであります。
そうそう、夜、寝室で休む時は、転倒の恐れがあるタンス側に我が家のオッカーを寝せることにしているのであります。(嫁入りの際に持ち込んだ、タンスに自身が潰されるならば本望でありましょうから^^;)しかし、昨夜は久し振りに強い地震に驚き目が覚めてしまいました。思わずオッカーの上に覆い被さっていた『夢屋国王』は、本能的に妻を護ろうとしたのでありましょうか?もし、国王にまだそんな心持ちが残っているとすれば、まだまだ、アンチエージング物質も必要ないのかも知れない。何たって、東北地方太平洋沖地震の際に、妻を放り出して自分だけ逃げた夫が離婚届を突きつけられたなどということが多数あったようですから^^;
ちなみに、停滞しているお仕事は…昨夜の揺れで、少しは動き出すかも知れません。

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夢屋工房(詰まる)

2012-10-01 12:33:01 | 夢屋工房

台風一過、まだ曇り空ではあるけれども、然したる被害もなく行き過ぎてくれたようであります。今日から10月、水田の作業もひと段落し、ようやく身体を休めることが出来る月となりました。身体は休めることが出来るのだけれども、出稼ぎ先の仕事は手詰まり…大風呂敷を広げ過ぎて、締めることが出来ないような状態であります。難しいと思っていた問題が、いとも簡単に解けると思っていたら、最期の締めの部分で行き詰まりを見せてしまいました。血管の詰まりも糞詰まりも、下水のパイプの詰まりも日頃のお手入れが肝心なのでありまして、10年間も放っておいてから通そうとするから通らない。10年掛けて溜まった物は、20年掛けて通せば通るだろう…その位、悠長に構えることが必要なのかも知れません。
真っ赤に色付いたトウガラシは、胃腸を刺激し、消化器官の蠕動運動を促し、消化液の分泌を促進するらしい。アドレナリンの分泌を活発にし、心筋の収縮力を高めることから、血液循環が良くなり血管の弾性を高めるらしい。さらに、脂肪分解酵素を活性化し、体内脂肪の分解が促進される…出稼ぎ先の手詰まりには、新兵器『トウガラシ爆弾』を連射して、一点突破全面展開を目指すことにいたしましょう^^;

畑の赤トウガラシに似たナツアカネ♂…よもや、これを赤トウガラシと間違えて食べる人は居ないだろう。しかし、実に見事な色であります。若い♂が成熟とともに体色を変化させ、トウガラシにも似た色に変わるのでありますが、ホルモンでも関係しているのでしょうか?
トウガラシの赤は、カロテノイド系のカプサンチンと呼ばれる色素で、クロロフィルなどの緑色の色素が退色する事で赤く変わるものであります。アカトンボの場合は…やはり、体色変化を研究している方が居られましたよ^^; 2種類のオモクローム系色素(キサントマチンと脱炭酸型キサントマチン)が酸化還元反応によって赤く体色変化を起すらしい。(2012年7月の発表ですから、新ネタであります。)
詰まるところ、アカトンボは赤くて当然で、赤とうがらしも秋が深まれば自然に赤くなるのだから、日常生活に影響はないのでありますが、アカトンボが還元された赤色色素を保つ機構を調べていけば、抗酸化物質に行き着くかも知れない…すなわち、アンチエージング物質であります。詰まりは、お肌の大敵でありますから、快眠・快食・快便…難しいことは考えず、出すものは出しておきましょう^^;

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