一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

来年40年目を迎える喫茶「ひいらぎ」 25年ぶりの珈琲は至福の味だった。  11/18

2011年11月23日 09時22分20秒 | 「喫茶」大好きっさ!

( 「特製チーズケーキ&ブレンド珈琲」  福岡市喫茶「ひいらぎ」) 2011/11/18  

 

■2011/11/18(金) 雨

その日の福岡は雨だった。 さすがの晴れ男の私でも日本全国・雨となれば、せいぜい小雨にするのが、関の山。 でも雨の福岡も実のところ嫌いじゃない。 敵地名古屋で3連勝したHAWKSと同じ日に福岡入りしたことになる。これは縁起がいい。

食都「福岡」は、どんな店に入ってもまずハズレが無いのが、食いだおれの街大阪とは違うところだ。 ラーメンやうどんの大衆食から、甘み・お酒・魚に至るまでそれは、あてはまっていると思う。 今年新装なった博多駅からして廻り切れないほど、更に天神なんかだともっと充実しているから言わずもがな・・・である。

「今度来た時には、ブログに載せれそうな美味しい店を紹介するから」とK先輩のお言葉に甘えて本日は、雨の福岡を巡ることになった。

そこに行く前に私の方から是非 六本松の先にある 喫茶「ひいらぎ」に行ってみたいとお願いした。 福岡の喫茶店で一番好きなのが、「ひいらぎ」   「お店まだやってるんだろうか・・・」 半信半疑で訪ねること実に25年ぶり

店に入るなり 思わず「 昔のままだ~ 変わってないや」と嬉しくなって言葉が出た。 マスターに「25年ぶりなんです。 お店の雰囲気そのままで、変わってませんね」と言うと「昭和48年に開業して来年40年目を迎えます。開業以来何も変えてません」と期待通りの応えが返ってきた。

ここは、数百の高級珈琲カップがあってほとんどが、一脚数千円レベル 中には万円レベルの珈琲カップもあって好みの珈琲カップで珈琲を頂くことができる。

「私は正面左奥の有田の今右衛門でお願いします。」  有田も何度か訪れたが、今右衛門と源右衛門はとても好きだ。 自分の行き着く酒器もたぶん柿右衛門を含めて、三右衛門のどれかになるだろう。 K先輩は隣で「鍋島」をセレクトしていた。

 

ソフトバンクホークスの王会長も近くに住まわれて、たまにこの店に寄るのだそうだ。 それにしてもここのマスター京都出身でとても紳士だが、次に入って来られた女性客が、芝原選手の引退話しや明日から始まる日本シリーズ第6戦の話しをマスターとし始めて、ここのマスターはホークスの熱狂的なファンだとわかった。

「私も(タイガースとホークスは)ファンクラブに入っていて 大阪のドームでホークスの試合があるときには、応援に行ってるんですよ」と言うと「よろしくお願いします。奥にはおとうさんもいますから」と奥にソフトバンクの白犬の置物を指して見せてくれた。  野球好きは、いつまでも少年心を持ち合わせているものだとマスターを見て改めて思った。

約1時間ばかり K先輩からは、好物の日本酒「貴」と太閤羊羹まで頂いて、その上ごちそうにもなって、25年ぶりのこの店で味わった雰囲気は至福の時間だった。 だから雨の福岡もまた良しなのである。

(寅)

 

 

 

 

 



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