一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

穏やかなり、黄砂にかすむ葛城の夕陽

2009年12月30日 23時20分15秒 | 風の噂の「お天気たち」
( 葛城山に沈む夕陽 ) 2009.12.30


12月30日。「今年もここまで来てしまったか・・・」
最後に今年のカレンダーを見ながらつぶやいた。

昨日まで、仕事だった影響は、私にとっては、実のところ大ありで、
例年なら29日に大掃除を済ませてしめ縄を飾り、
30日午前に買い物に行き、午後からおせちを作り始める。
31日大晦日にやることは、午前に重箱におせちを盛り付け、
お屠蘇の仕込みくらいで、早めに風呂に入って、年越し蕎麦を食べる。

ところが、今年は、朝から3時間かけて大掃除を済ませると
簡単に食事を済ませ、午後は買い物だけで終わってしまった。
おせち料理作りは、明日大晦日・朝スタートして夕方近く迄かかりそう
な感じ。 タイトなスケジュールとは、このことか。

おせち作りは、妻が主役で、私は助手。

助手とは書いたが、正確に言えば、味見する係。
コップ酒片手にできあがった料理をつまんで食べる味見係。
時間の無い今年は、進行を妨げるだけの助手なので、
きっと却下されるに違いない。
かずのこ、甘露栗、蒲鉾こそどうしようもないが、それ以外は
豆や昆布。牛蒡を煮る、酢レンコン作り 田作りなど全て作っていく。

かまぼこは、仙崎のかまぼこが、大好きなのだが、大阪でもなかなか
見つけることができないので、ここ数年は小田原「鈴廣」のかまぼこに
なっている。

新年は、これの板わさで日本酒をやるのが、楽しみのひとつで、
その日本酒も本日、買い物帰りに行きつけの酒店で仕入れてきた。

それにしても酒屋一番の稼ぎ時といった感じで、ごったがえしていた。
燗用に「黒松剣菱」
コップ酒用の日本酒は「千代・生酒」「梅乃宿・紅梅」と今年は、
共に地元の酒をセレクトした。 それと黒糖焼酎「里の曙」

酒瓶を手にするとその重みと同時に「早く正月にならないかな~ 」
といった気分になってくる。

それにしても今日は、予報に反し天気が良かった。(但し、夕暮れまで)
酒店を出ると丁度夕暮れ時だった。
葛城山に沈む太陽に照らされ、黄砂で金色にかすむ里の年の瀬は
穏やかそのものに感じられた。
(ちなみに左端の小さなとんがりが、金剛山)

今年も残り25時間を切りました。
(寅)