一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

冬に咲く菜の花

2009年12月05日 16時53分33秒 | 菜園育ちの「野菜たち」
(冬に咲く菜の花 「風菜園」)2009.12.5


昼霞が引く。冬に咲く菜の花に陽射しが当たる。
花の黄色を見ているだけで元気をもらった気分になれる。

「今時、菜の花・・?」
別に狂い咲きしているわけではない。
「冬に咲く西洋菜の花」で、葉っぱが成長するつど
もぎとって簡単に湯通ししてドレッシングでいただく。

どうしても冬の菜園は、パプリカも育たず、葉ものだけの緑一色に
なりがちなので今年は、冬に黄色の花をポイントに植え付けした。

もちろん食用というのが第一ではあるが、葉を収穫するのを
忘れるぐらい、冬に見るこの花の色はいい。
そう思ってしまうのは、きっと、「来年こそ明るいタイガース」を
思わせるようなイエローのせいだろうか・・・
(寅)


霞(かすみ)に包まれたひととき 「葛城山麓」

2009年12月05日 15時45分36秒 | 風の噂の「お天気たち」
( 昼霞と柿の木 「風菜園横」)


「霞を食べて生きている。」
もしそんなことが出来るのならそうしたいと思った。

今日は、朝から小雨まじりの中、地区の廃品回収の手伝いをし
汗をかいた。
そして午後2時半を廻った頃、この霞に包まれた葛城の山麓に
陽が射してきた。

我が家から300m坂道を行くと50mほど標高が高く
海抜200m近くになる。
そこまで行くと完全に大和三山から生駒山まで見渡すことができる。
「坂の上の雲」ならぬ「坂の上に登って見下ろす雲」となる。

雲に覆われた畝傍山・香具山・耳成山を見ていると、まさに万葉歌人
の思いに触れたような気にさせられる。

菜園に戻り、ブロッコリーを収穫し始めると陽射しが射し込んできた。
その陽射しが霞に反射して菜園横の柿のシルエットを残し、しばし
霞に包まれたひとときを味わった。

まるで アン・サリーの歌声が、霞の彼方から聴こえてきそうな
不思議なきらめきの時間が流れた昼下がりだった。
(寅)