ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

二つのTVドラマ

2007-03-13 17:50:21 | TV DVD
やはり先週土曜日のTVドラマについて書いて見たいと思う。

ATVの「土曜ワイド劇場」隠蔽捜査

10年前の陰惨なアベック殺しの犯人の1人が射殺される。
この事件に関して警察庁と警視庁が各々の立場で動き始める。
やがて第2の事件が起きる。やはり被害者は10年前の事件の犯人の1人だ。
なかなか犯人像が絞れ切れないでいる。しかし使用されたピストルは双方の事件に使用された事が判明する。
犯行日から犯人は警察関係者ではないかとの疑念が出てきた。
そしてあざ笑うが如く、やはり10数年前のホームレス殺人犯人が撲殺される。
そこから犯人は、当時両方の事件の現場にいた警官が浮かびあがってくる。
陣内と柳葉の、警察庁と警視庁のトップ下の苦悩が始まる。身内の犯行を隠蔽したい両庁のトップ層。
最後はやはり正義を貫こうと主張する陣内の説得が通る。
組織の重さを貫こうとする柳葉が自分の自殺で事を納めようとする、その場面が緊張感を与えた。
組織と個人の相克、その狭間で苦悩する現場の人達を良く描いている。
ご贔屓の警察ドラマ「相棒」に通ずる、相も変わらない警察の隠蔽体質を告発するドラマが見れた様だ。

NHK「土曜ドラマ」ハゲタカ

連続ものの第4回目だ。バブルの弾けたあとの日本の不振企業を買い漁り、高く売ろうとする外資系ファンド。
3回目までに買い叩かれた企業は2つ。日本有数の老舗旅館と、個人オーナーが放漫経営を続ける玩具屋だ。
そして今回は、戦後に起業された電器メーカーの乗っ取りを図る外資ファンド。
この電機メーカーのレンズ研磨技術が、米国の軍需企業にどうしても必要な為だった。
それに対抗するは銀行員だったが今や企業再生家の芝野だ。
そして外資ファンドの日本代表を務める元銀行員の鷲津。筆頭株主として自社の社員を過半数の役員として送込みを画するが、瀕死の病床にあるカリスマ経営者の涙ながらの書状が株主達の共感を呼び乗っ取りは頓挫する。
この外資系ファンドの代表者は「ハゲタカ」と揶揄されるだけでなく、本音は企業の再生を意図するのではかと思い始めるTTVの三島(かって銀行時代の鷲津が担当で父親の企業が倒産させられた)
今週の土曜日が最終回である。電器メーカーを巡る戦いが、最後の見せ場を展開すると思われる。

残念ながら2つのドラマの原作は読んでない。しかし肉太のドラマに仕上がっている事は間違いがない。


コメント
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