フリーター、家を買う。

図書館から借りた『フリーター、家を買う。 (幻冬舎文庫)』を読了。
著者は「図書館戦争」シリーズを書いた有川浩氏なのですが、同じ著者とは思えない作品でした。
会社を3ヶ月で辞めてアルバイトを転々としていましたが、母親が病気になって一念発起する若者の話。実際はフリーターの状態ではなく、「元フリーター」として家を買う訳ですが。
母親の病気の気持ち、分かります…。薬を何年も飲まなくてはいけないし、そうしないといつ再発するか分からない。
それと主人公もよく正社員になれたと思います。一度正社員のレールを外れると戻すのが難しいと言いますから。ダメな若者だと言いますけれど夜間のアルバイトに精を出すくらいだから、本当は真面目なところがある彼だと。社員になってからは資格を取ったり採用に関わったりするなど、一生懸命働きます。

	フリーター、家を買う。 (幻冬舎文庫)
	クリエーター情報なし
	幻冬舎