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知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

中国米が好評。

2012年05月22日 | 国家論
朝日新聞の5月22日付トップ。

中国米の売れ行きが好調とのこと。
日本のコメの2割安い価格と、味がよいことが要因。

また、リピート率も高いとのこと。


中国米が安いのは、やはり人件費。

コメの値段は、やはり割高なので、
 味がそんなに変わらなければ、中国米に消費者が流れても仕方がない
わけです。


ここで考えることは、
 国益と経済とのバランス
です。

 何をもって、国益と考えるのか
で、考え方が分かれてきます。

自給率を重視する人は、
 日本のコメは特別だ。
 輸入を認めるべきでない。
 高い関税をかけるべきだ。
と、主張します。

ただ、消費者からすれば、
 味がそこそこよければ、どの国だろうと安い方がよい
わけです。


なお、安全性の問題もありますが、それは別の問題です。

今の制度は、食の安全性ではなく、
 日本の農業の保護
という観点から、
 輸入を規制し、高い関税を課し、
 消費者の犠牲のもとに、国内の農家を保護している
わけです。

消費者の食の安全のために、規制しているわけではないので、
ここでは考慮する必要がありません。


そこで、考えるのが、
 国益とは?
ということ。

 多くの消費者(一般の国民)が安いコメを手に入れる自由を認める
ことが国益だと考えることもできます。

 農家を保護し、農業が滅ばないようにする
ことが国益だと考えることもできます。

現在は、後者。

ただ、
 議論が尽くされていない
というのが問題です。

ギリギリの生活をしている人からすれば、
 コメの値段が安くなれば、生活に余裕ができるのに…
と思うことになります。

外食産業も、コメの値段が半分になれば、
 価格を下げることができる。

国民は、農家に、多額の税金を支払っています。
農地に対する固定資産税の減額や、戸別補償などがその例。

さらに、
 高い米を食べることで、間接的に農家を保護している。

国民的な議論が必要なのは、
 国民が農家に恩恵を与えている
からです。

ただ、
 この恩恵が農家の成長を阻害している
ということに気がついていないのが皮肉なところです。

だれも、
 努力しなくても、やっていける
のであれば、
 努力しないので、成長しない
わけです。

努力しなければならないような追い詰められたときに、
 努力して、成長することになる。

甘やかされた子供が自分で稼げなくなり、
 ニートとして、親が死ぬまで面倒を見ないといけない
のと同じように、
 今の農家を日本国民は永遠に、さまざまな負担をして
 保護していかなければならない制度になっています。

これは、
 食料が入ってこなくなったら、日本国民は飢え死にする
という危惧感からで、
 高いコストを払うだけの正当性があるのか
は、さらなる分析が必要だと思います。

本音は、民主党も自民党も、
 農家の票が欲しい
ということでしょうが、
それを許してしまっているのは、
 選挙に行かない都市部の有権者
です。
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