高井の宿は榛原で伊勢街道が、伊勢本街道と阿保(あお)越え<伊勢表街道>に別れて、本街道での最初の宿場町であった。
また、この高井は、仏隆寺を通って室生への道の分岐点であったところでもあった。
この宿の名残である松本家は1781年(天明元年)に建てられた、旧伊勢本街道の峠道に残る一軒屋で、最盛期には十数頭の牛馬がつながれていたという。
高い石垣の間から太い注連縄の巻かれたカヤの巨木が起ちあがっている。
幹には羊歯がびっしり寄生しているが樹勢は衰えをみせていない。
あいにくお留守のようで中に入って撮影するわけにもいきません。
この道を少し進むと高井の千本杉がある。
撮影 2006.3.21
場所は