均整のとれた樹姿ゆえ少しスマートに見え過ぎ、その巨大さが表しにくい。
この巨楠の立つ恵蘇八幡宮は応神天皇、斉明天皇、天智天皇を祭神とし、「日本書紀」斉明天皇七年条にある朝倉杜にも比定される古社。
前回紹介の「下古毛(しもこも)の大楠」より筑後川沿いに東へ約4km、以前に紹介した「隠れ家の森」とは目と鼻の先、筑後川が蛇行する国道386号線沿いの山側斜面にそれと分かる姿で立って居る。
目通り9m、樹高約32m、樹齢は不明ですが・・・、見たところ大きな傷みもなく元気そのものの壮年期の大樟の様です。
ちょうど本参道の石段と、脇参道を隔てる斜面に力みなぎる巨根を降ろし君臨している。
下方筑後川堤には水神社の巨楠が見下ろせ・・・・この辺り一帯が巨楠の森であった事を窺わせるに充分。
ちなみにこの巨楠は福岡県指定天然記念物。
撮影2011.12.16