京都の自然200選の一つ九手神社のアラカシは国道9号線沿いにあって誰でも簡単に出会える。
京都市内と山陰方面を結ぶ国道9号線が国道27号線と分岐する京丹波町役場前の信号から、そのまま9号線を道なりに3kmほども進むと右手にそれと解る九手神社の杜が見える。
通常樫類の古木は根元が空洞化、枯損しやすく、このアラカシもその例に洩れず根元の片側が相当痛んでいるように見えますが、参道脇、石鳥居の左手前に神木として大切に守られているようです。
しかし根元から何本にも分岐した支幹がその傷みを覆い隠すように元気に育って、世代交代を図っているようにも見受けられます。
京都府内においては目通り4m、樹高15mに及ぶアラカシは珍しく「京都の自然200選」に選ばれています。
撮影2009.7.12