丹波篠山は京都大阪に府県境を接する丹波高原域 の真っ只中に拓けた盆地。
京都亀岡から国道372号線は県境の天引トンネルを通過するとデカンショ街道という愛称で呼ばれ、丹波高原を貫くように縦断している。
天引トンネルを抜けて約10km、城東支所前の信号で右折県道305号線を北上して暫く走ると目の前に大きなカヤの木が道路を塞ぐようにたちはだかって居るのが誰の目にも映る。
傍らには赤い屋根の公民館、この地は旧街道筋の辻、村の中心地でもあったのだろう・・・、傍らには古びた石造物が在ったりして懐かしい景観を見せてくれる。
春日江のカヤと呼ばれるこのカヤの古木は目通り約5m、樹高約20m、逆さ箒状に何本もの枝を大空に向かって広げて居ますが、主幹は遥か昔にでもなくしたのか哀れな姿です。
春日江集落のシンボルとして大切に保存されているようですが、真横は交通量の多い県道抜け道、それ程良い環境では在りません。
でも反対側はまだまだ元気そうな幹肌を見せてくれていてまだまだ大丈夫とでも言って居るようです。
篠山は緑深くこうした古木巨木の多い所です。
撮影2009.7.4