御所市櫛羅(くじら)の集落に崇道神社という小さな鎮守がある。
祭神は神社の名前が示すように崇道天皇(早良親王)で不遇の親王として知られ、藤原氏政権獲得の犠牲者として世人の同情も集まったようである。
崇道神社は京都や奈良には多く存在するようだがこの地にどうして崇道神社が勧請されたのかはわからない。
神社は町並みの小さな路地の向こうに天を突き刺すように伸びた三本のムクロジと小さな鳥居がみえる。
鳥居の前には写真のように気の毒な看板が立てられており、拝殿の傷みも痛々しい。
その小さな境内、拝殿の前右側に1本左側に2本の巨大なムクロジの樹が聳えている。
右側のムクロジ
左側のムクロジ
右側の大きい方が、幹周り4.66m、樹高38m、左側のは幹周り4.1m、樹高32mと成っている。
撮影2007.1.4