巨樹、巨木巡礼

僕が訪ねた大きな樹を紹介していきます。

王龍寺のヤマモモ

2007-02-12 | 奈良県

 


奈良県、生駒の高山から、大和郡山の通じる県道を南進していくとやがて杵筑橋の信号に出る、ここを左折して、進行住宅地を抜け谷田丘陵の懐へと入っていく。



すぐに飛鳥カンツリークラブが開けていて「石仏観音岩屋大黒天王龍寺」の石碑が建ち、参道の奥の方に黄檗宗海龍山「王龍寺」の山門が見える。


ここには石仏行脚のつもりで来たのだが、石仏は磨崖もろとも本堂の奥深くにあるようで、正面の扉は固くく閉ざされていて見るのを拒んでいるようでした。



深山幽谷の趣きが感じられる境内裏門脇に大きなヤマモモの巨木があって葉を生い茂らしている。



根元部は葉約5mで3本の側幹に分かれ、樹高11m、最大目通り約3m、庫裏横の崖状地に巨大な根を張っている。



樹齢約300年、本堂創建(1689)ごろに飢えられたものだと考えられていて、参詣した賓客をもてなすのに、ヤマモモはかけがいのない果物であったとか。


撮影2006.12.3


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