巨樹、巨木巡礼

僕が訪ねた大きな樹を紹介していきます。

春日大社若宮神社の大楠

2006-09-26 | 奈良県

 

春日大社から両側に春日灯篭の立ち並ぶ参道を若宮神社に向かって行くと、若宮神社入口の右手におおきな楠木が大きな灯篭越しに、かなり斜めに参道の上、一杯に其の葉を広げているのが見える。

                     ↑この写真のみ2005.12月撮影

正面から見るこの楠は、さほど大きく見えなくて、根元にも大きな洞があったり、幹の腐朽が進み、精彩に欠けるように見受けられる。

しかし裏に回って、其の根元に近づくと、さすがに巨大で、まるで巨大なさそりが尻尾をかざしてこちらに迫ってくるようにも見える。

奈良県第一位、目通り幹周り、11.2m、樹高は、9mと低いが、推定樹齢1700年、神功皇后が三韓遠征の記念に植えたと云う伝承があり、当初は3本の苗木を固めて植えたため、成長に伴い幹が癒着して1本の大木になったものといわれています。

1719年(享保4年)10月20日の大雪で、幹の上部が折れ、今のような姿になったと推察されています。

撮影2006.7.30

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