この巨木も又、土にさした箸が大きく育ったという伝承をもっている。
この木を植えたのは聖徳太子だという事になっていて、樹齢400年と言うこの巨木とはまったく時代は合わないが夢のある話でおもしろいが、なぜこの湖東地方に箸が育って巨木になったと云う伝承が多いのかはまだ調べていない。
国道307号線の滋賀県東近江市近江市南花沢の八幡神社境内にあるこのハナノキは、樹齢400年、樹高15m、目通り幹周5.15m、日本最大のハナノキです。
ハナノキはカエデ科の落葉広葉高木で、4月上旬に濃い紅色の花をつけるところからハナカエデとも呼ばれていて、岐阜、長野、愛知県境の恵那山麓の湿地に僅か自生している種で有り、現在では絶滅危惧植物に指定されているという。
巨木としてこの地に現存していることが植物学上貴重な分布例で有るとして大正十年3月3日国天然記念物の指定を受けている。
撮影2006.7.15