巨樹、巨木巡礼

僕が訪ねた大きな樹を紹介していきます。

咋岡(くいおか)神社の「スダジイ」

2006-08-03 | 京都府

 

 咋岡(くいおか)神社は、京都府京田辺市の東方、木津川の西岸にある独立した小高い飯岡丘陵(古くは咋山と呼んだ)の東麓に鎮座している式内社で、万葉の時代から詠われている。

僕はちょうどこの飯岡丘陵を見渡せる木津川の対岸に仕事場を持っていて目と鼻の先の鎮守ということになります。

国道24号線の井手町役場前の信号で24号線に分かれて木津川にかかる玉水大橋をわたって西岸の土手上を北方に暫く行くと飯岡丘陵の入り口、直ぐ右折して咋岡(くいおか)神社の鳥居の前に出るが、駐車スペースはありません。

右側のスダジイのほうが大きく見える。

何とか道路わきいっぱいに寄せると駐車は可能ですがかなり狭い道路です。

左側の二本並んだスダジイ

元は飯岡の北端、宮ケ森に鎮座していたらしい。

咋岡神社の近辺には飯岡古墳群があり、東側を北流する木津川には飯岡の渡し跡、すぐ南西の池畔には古代の山本駅跡が存在し、対岸の井手丘陵は橘諸兄に所縁の地であり、古來より交通の要衝として重きをなした地点であつた。

無住の鎮守社ではあるが、境内には、しいやクヌギの巨木が多く見られる。

上が注連縄の巻かれている神木(左側)下は(右側の木)

境内の左手側の道路際に二本の巨大なスダジイが聳えてていて、「京都府自然の二百選」の表示板が立てられている。

幹周りはおおよそ約3.5m程度、樹高、樹齢ともに不明です。

山城に巨木が多くないのは、あまりにも早くから開発が進んだせいなのかもしれない。

撮影2006.7.30

場所はここ