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2010年、韓国農村建築学会で「民+学+官による農のあるまちづくり」を講演

2016年04月22日 | studywork

熊本地震被災地にボランティアが支援に駆けつけている。頼もしいかぎり。復興と平安を祈る。

2010年 「民+学+官による農のあるまちづくり」を韓国農村建築学会で講演 /2010.12
骨子は、
1江戸・東京の発展にともなう新田開発
江戸の発展にともない水・食糧の確保が課題となり、関東各地で新田開発が進む
事例A 玉川上水掘削により武蔵野台地の開拓が進む/東京都小平 幅22m・長さ500mほどの短冊形敷地に屋敷・屋敷林・水路・農地・平地林
事例B 利根川・荒川流域の低湿地を干拓した新田開発が進む/群馬県明和 →生産性を上げるため道路・60m農地・水路・60m農地・道路を基準とする土地改良

2都市発展にともなう農地の宅地化
都市計画法改正=線引き=農業振興地域+都市計画区域
事例A 武蔵野台地開拓農家の宅地化
事例B 利根川流域干拓農地の宅地化

3農地・緑地の宅地化に伴う問題
事例C 宮代町における緑地・農地志向の変化
事例D 久喜市の宅地化と水環境変化

4民+官+学による農のあるまちづくり推進
事例E 宮代における宅地化による緑の激減
事例F1 宮代における地域別の緑地量
事例F2 緑地の違いが子どもに与える影響
事例G 核となる「新しい村」を設立
農のあるまちづくり&新しい村の成功の鍵は?
 1“町民の意向によく耳を傾け、宮代の資源=農のある町を見定め、専門家の支援+行政の実践力を活かして、町長のリーダーシップで推進する”
 2“まちづくり・むらづくりは終わりのない長期戦であり、即効薬はない、温故知新と同時に、若者の考え=未来への展望を取り入れる”

民+学+官のまちづくりは動き出すまで議論百出し時間がかかるが、議論百出のあいだにパートナーシップが生まれてきて、どこまで進めるか、これは次の展開にしよう、これは冒険的に試みてみよう、などの合意が生まれてくる。その結果、動き出すと確実に進んでいくし、次のリーダーも生まれてくる。

 

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