yoosanよしなしごとを綴る

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2024.8築地本願寺ランチタイムコンサート

2024年10月05日 | よしなしごと

2024.8 築地本願寺パイプオルガンコンサート

 伊東忠太設計の築地本願寺本堂にパイプオルガンが設置されている(上写真築地本願寺、下写真web転載パイプオルガン)。1970年に寄贈されたパイプオルガンで、2000本の管が6つの山並みに並べられている。6つの山並みは、本尊阿弥陀如来にちなみ、南無阿弥陀仏の6文字を象徴するそうだ。
 これまで何度か築地本願寺を参拝していて、そのたびにパイプオルガンも見ている。今年の4月に参拝したときパイプオルガンによるランチタイムコンサートが毎月開かれていることを知った。2006年から毎月最終金曜日にコンサートが開かれていて、すでに200回を超えているそうだ。

 今年に入って、子どもたちに墓の負担をかけたくないので墓仕舞いを考えていた。浄土真宗の東京大森K寺納骨堂、埼玉上尾M寺納骨堂、築地本願寺合同墓などが念頭にあった。6月の最終金曜日、第218回ランチタイムコンサートで、築地本願寺本堂の本尊阿弥陀如来像を前に、月嶹アミのヴァイオリン+英貴子のパイプオルガンの演奏を聴きながら墓仕舞いを熟慮する。コンサート終了後に合同墓についての説明を受け、合同墓を見学した。演奏を聴いていて気持ちが閃いたようだ。
 合同墓契約書類を受け取り、家に戻って故人の位牌を前に熟慮し、7月に合同墓契約手続き、従前の墓地の改葬手続きなどを済ませた。
 7月の最終金曜日、第219回ランチタイムコンサートで、中澤美帆のパイプオルガンの演奏を聴きながら、本尊阿弥陀如来に改葬を託す。
 その後、築地本願寺合同墓への改葬を滞りなく終えた(墓仕舞いの経緯はブログ「2024.8墓仕舞いする」参照)。
 
 8月最終金曜日、第220回パイプオルガンランチタイムコンサートで、最初に本願寺派布教使・水杉悟史氏の「仏さまのお話」を聞く。南無阿弥陀仏を唱え、話が終わる。
 12:20から雲竜笙子氏のチェロ、中野ひかり氏のパイプオルガンの演奏が始まった。
 心を静かにし、
 バッハ作曲 無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007よりプレリュード
 G.フレスコバルディ作曲、G.カサド編曲 トッカータ 
 中村八大作曲 のんのさま
 網澤僚作曲 ひかりあふれて 
 山田耕筰作曲 散華
 滝廉太郎作曲 荒城の月
 G.ホルスト作曲 ジュピター
を聞く。60分ほどの演奏だが、目を閉じて演奏を聞いていると本尊阿弥陀如来に包まれているような穏やかな気分になる。
 演奏後、合同墓で故人を偲び合掌する。
 
 いままで故人の命日、彼岸、盆のたびに墓参り、仏壇の供えなどをしていたが、自分の高齢化で疎になることも少なくなかった。築地本願寺合同墓に改葬したので、パイプオルガンコンサートを聴くごとに本尊阿弥陀如来に気持ちを託し、故人を偲ぶことができる。
 9月最終金曜日の第221回パイプオルガンランチタイムコンサートは所用があったので聴けなかったが、彼岸にあわせて築地本願寺本堂で行われる合同法要に参列し、法要後に合同墓で故人を偲んだ。
 10月最終金曜日、第222回パイプオルガンランチタイムコンサートは聴きに行くつもりである。築地には寿司屋が少なくない。築地本願寺にも食事処、ティーラウンジ、カフェがある。コンサート後に故人を偲んで食事を取ろうと思っている。  (2024.10)

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