アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

ツタの紅葉

2022年11月16日 | うちの庭では

適度な低温と日照が幸いしてか、今年はツタが紅葉してくれました。緑を好む身として、剥き出しのコンクリートブロックの壁面を覆ってくれるツタは自然豊かな庭を演出してくれる有り難い素材です。ツタの花言葉は「永遠の愛」です。

人類にとって「永遠の愛」は豊かな緑ではないでしょうか。最近、町内でも住宅の新築工事が盛んです。高齢者が亡くなると、長い年月をかけて緑に囲まれた古家を取壊し、子供達が新築するのです。新築住宅の庭にはカーパークがでんと居座り、残された隙間には人工芝や防犯砂利が敷き詰められ、地面はほとんど見当たりありません。若者は共稼ぎや子育てに忙しく、除草の手間を省きたいようです。彼らは緑を敵視しているのでしょうか。

緑は食料となって、地球上の全ての動物の命を支えています。緑の再生力の範囲内でしか動物は存在しえないのです。安定した自然の内部では、食いつ食われつの激しい自然淘汰が行われており、その極相状態が現在の姿なのです。世界人口は今日80億人に達し、飢餓人口が益々増えて来ることでしょう。地球温暖化と人口増加に伴い緑は破壊され、異常気象の頻発化により農業生産が混乱し、これから食料の奪い合いが始まります。食糧自給率37%しかない日本は、景気浮揚、軍備拡張より、食糧生産態勢の整備が急務と思うのですが。

人口が増え過ぎれば、減らすのが自然の摂理です。生き残るには、農業生産性の向上が抜本解決法ですが、農地拡張・農業用水確保・農民の技術力・肥料生産などの問題が立ちはだかります。経済力にまかせて食料を買いあさることもできますが、単期的対応でしかありません。飢餓に対しては軍事力も無力です。結局、地域の人口を扶養できる豊かな緑の回復しか解決法はないと思います。飢餓地域の人々への農業技術移転が重要です。地域地域に適合した緑回復技術の開発が急がれます。飢餓人口を流民化させてはなりません。飢餓を世界中にまき散らす結果になります。領土奪い合いの戦争をやっている場合ではありません。

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