アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

ツワブキ

2021年10月27日 | うちの庭では

歳時記では初冬の季語となっているツワブキが咲き出しました。三重県から持ってきた常緑多年草で、北限が福島県となっています。我が家の庭では毎年元気に育っておりますが、あまり繁殖はしないようです。花言葉は「先を見通す能力」です。

現役時代、私は研究職でした。私の研究手法は、解決を求められる課題が生じると、先ず解決法を予測します。それを試験や調査で実証を試みます。多くの場合予測通りにはなりません。そこで、試験調査結果を解析し、何処が問題だったか検討し、新たな予測を立てます。これを何度も繰り返し、解決に迫ってゆくのです。予測通りにならないと、人は「失敗」と評価しがっかりしますが、私は「この方法ではないことが分かった」と判定し、次の予測を立てるのです。失敗ではなく、成果なのです。成果を積み重ね「先を見通す能力」が培われるのです。予測が的中する確率が高まってゆくのです。

「先を見通す能力」は政治家に最も求められるものですが、日本の政治家に最も欠けている能力です。そもそも政治の大前提は、日本国民の平和で文化的な生活を維持・確立することです。これを原点としていないため、国民を置き去りにして、「先の見通し」に欠けた、私利私欲的の政治になっているのです。「平和で文化的な生活」に必須の食料の63%、エネルギーの88%を輸入に頼っていては、工業製品を輸出して金儲けをしなければなりません。経済最優先の政治が永く続き、国民はマネーの奴隷とされ、搾取され続けてきたのです。食料・エネルギーが自給自足できていれば、それほど金儲けに血眼になる必要はなく、質素ながら文化的生活が出来るのです。今度の総選挙でも、こんな主張をしている候補者はいないようです。

少しでも「先を見通す能力」がある者なら、間もなく世界的食糧不足、厳しい温暖化の到来は予測できるでしょう。ところが日本の政治家達は、食糧生産を激減させ、再生可能自然エネルギー開発を怠り、更に少子高齢化を進行させて人口激減させてきました。日本の将来は真っ暗闇です。

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