アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

クレマチス

2019年05月12日 | うちの庭では

我が家に1株しかないクレマチスが咲きました。細い枯れたような茎からは想像もできない大輪の美しい花です。この時期には筑波実験植物園でクレマチス展が開催されるので、毎年楽しみにしています。クレマチスの花言葉は「策略」です。

私は「策略」という言葉は、好みに合いません。そもそも策略とは、相手の弱みを利用して、自分を有利に導き、勝利することです。サラリーマンだった父の転勤に伴い、私は五つの小学校を転々としました。友達ができず、それどころか、いじめの標的にされたものです。いじめっ子集団は、私に無関心なのではなく、鵜の目鷹の目で私のことを詳細に観察・調査し、材料を探しているのです。反発したり、落ち込んだりすることに、彼らは快感を覚えるのです。この行為を「策略」と言わず、何というのでしょう。

オレオレ詐欺は衰えるどころか、ますます巧妙になり、被害は増すばかりです。その手口はまさに「策略」の極みです。社会制度の仕組みを巧みにウラ利用し、被詐欺対象者の個人情報を調査し、舞台設定や口上など欺し手口を練りに練り、被害者の心理の弱みを突いて攻めてくるのです。「オレはオレオレ詐欺には絶対かからない」と普段言っている人物が、まんまと被害者になるケースが多いと言います。それほど詐欺師達が練り上げた「策略」は巧みなのです。

私の趣味の囲碁においても、勝負の世界ですから、当然、勝つための「策略」があります。地を重視するタイプ、外勢を重視するタイプ、喧嘩好きのタイプなど、それぞれに好み型を持っています。人間関係の「策略」は好みませんが、ゲーム上の「策略」は楽しいものです。相手が打ってくる石に、相手の心理が現れるのです。相手もこちらの心理を読んでいるわけで、お互いに心理の探り合いをしているのです。声は出ずとも、心で対話していることになります。

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