アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

ネジバナ

2015年07月01日 | うちの庭では

 ネジバナが咲いています。もう5年くらい植木鉢に植えてありますが、1個の球根から育ったもので栄養繁殖しているのですが、今年は8本の花茎が抽出しました。8本のうち5本が右巻きで・3本が左巻きです。どうも右巻き、左巻きは球根が分球する際に分かれるようです。

 ネジバナの花言葉は「思慕」です。心が捩じり合い一つになっているのに、何らかの理由で別れなければならなくなった時に生じる思いです。「思慕」で青江美奈の長崎ブルースを連想します。「逢えば別れが こんなにつらい 逢わなきゃ夜が やるせない」。逢っても、逢わなくても苦しい恋なのです。お相手は素敵な男性のようです。家族持ちのマドロスさんでしょうか。船員さんですから、たまたま長崎の港に寄港した時しか逢うことは叶いません。でも、やっと逢えても不倫の恋なのです。逢えてうれしい気持ちを伝えることもできず、弾む心を押さえては、人知れずも耐えるしかないのです。

 私は仕事熱心な生真面目な公務員でした。今でも遊び下手な、付き合ってもつまらない男です。今は高齢者クラブなどで、皆が喜んでくれるのを生き甲斐に、縁の下の力持ちを演じてきました。当然こんな男に「思慕」を抱いてくれる女性は、これまで居ませんでした。自分から「思慕」の念を持たないのですから、ひとから「思慕」を抱いてくれることもないでしょう。しかし、前述の船員も「思慕」を抱いてもらおうと考えているわけではありません。、長い航海の心の疲れを癒そうと港町をうろついているだけなのでしょう。「思慕」は、長崎女の一方的な片思いにすぎないのです。とすれば、私のようなつまらない男にも、どこかで「思慕」を抱く女性がいるかもしれません。しかしそれも70、80歳代の女性でしょうから、あったとしても気付かぬふりを決め込み、ひたすら妻との絆を強めることに尽くしたいと思います。

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