好調鹿島がG大阪に惜敗…鹿島OBの奥野氏「敗戦の悔しさが次につながるはず」
G大阪に敗れ、リーグ戦7試合ぶりの黒星を喫した鹿島 [写真]=兼子愼一郎
J1・2nd第10節が12日に行われ、2ndステージで首位に立つ鹿島アントラーズが、5位につけるガンバ大阪と対戦した。
リーグ戦6連勝、公式戦9試合負けなしと好調を維持する鹿島が、昨季三冠王者のG大阪を迎え撃った注目の一戦。ホームの鹿島は、立ち上がりから果敢にG大阪ゴールに迫る。2分、金崎夢生が右サイドを突破して中央にクロスを送ると、ボールはG大阪DF米倉恒貴の足に当たり、クロスバーを直撃。8分には、金崎がエリア外から強烈なミドルシュートを放つなど、試合序盤から積極的な姿勢を示した。しかし、29分に一瞬の隙を突かれてG大阪に先制を許すと、39分にもカウンターから失点を献上。本拠地戦ながら、2点のリードを許す苦しい展開を強いられる。
2点ビハインドで迎えた後半、カイオらを投入して攻勢を強めると、途中出場でJ1デビューを飾った鈴木優磨が、試合終盤に得点を挙げて1点差に。その後は同点弾を狙って猛攻を仕掛けたが、反撃も実らずに惜しくも1-2で敗れた。
鹿島vsG大阪戦終了後、いばキラTVでライブ配信された『ANTLERS REPORT Plus(アントラーズリポート・プラス)』では、ゲスト解説を務めた奥野僚右氏が試合を振り返り、「緊張感のある試合展開の中、G大阪の個人技から失点を許してしまった」とコメント。「劣勢の中で迎えた後半は、アントラーズらしい怒涛の攻撃を見せてくれた」と後半のパフォーマンスに手応えを示しながらも、「途中出場したルーキーの鈴木優磨選手がゴールを決め、一矢を報いたところで試合が終わってしまった。あと5分あれば同点に追いつくことができ、10分あれば逆転できたのではないか」と惜敗を悔やんだ。
また、奥野氏は敗戦に悔しさを滲ませた一方で、「石井正忠新監督就任以降、初めて黒星を喫したわけだが、この経験は必ず生かされるはず」とし、「G大阪戦の悔しさが次節に向けた良い準備につながるはずだし、チームにとって良いきっかけになったと思う」と、自身の見解を示している。
なお、G大阪戦のMVPにはJ1初得点を記録した鈴木の名を挙げ、「アントラーズの期待の新人として、見事な活躍だった」と称賛。「これからのアントラーズを背負って立つ人材が結果を残した印象」と続け、今後の活躍に大きな期待を寄せた。
次回の『ANTLERS REPORT Plus』は9月26日、J1・2nd第12節鹿島vs浦和戦終了後に配信される。
ANTLERS REPORT Plusにてコメントした奥野である。
「あと5分あれば同点に追いつくことができ、10分あれば逆転できたのではないか」と述べる。
途中出場のカイオと優磨の投入から鹿島の流れであり、同点・逆転の可能性は大きく高まっておった。
あと少し、もう少しが足りなかったことは、強く感じた。
惜敗を喫したが、下を向く必要はない。
連勝はいつか止まる。
この敗戦を糧にチームは成長する。
また、ルーキーの優磨は大きな経験をした。
これからの快進撃、未来への布石として重要な試合であったと、後世の歴史家に言わせようではないか。
楽しみである。
G大阪に敗れ、リーグ戦7試合ぶりの黒星を喫した鹿島 [写真]=兼子愼一郎
J1・2nd第10節が12日に行われ、2ndステージで首位に立つ鹿島アントラーズが、5位につけるガンバ大阪と対戦した。
リーグ戦6連勝、公式戦9試合負けなしと好調を維持する鹿島が、昨季三冠王者のG大阪を迎え撃った注目の一戦。ホームの鹿島は、立ち上がりから果敢にG大阪ゴールに迫る。2分、金崎夢生が右サイドを突破して中央にクロスを送ると、ボールはG大阪DF米倉恒貴の足に当たり、クロスバーを直撃。8分には、金崎がエリア外から強烈なミドルシュートを放つなど、試合序盤から積極的な姿勢を示した。しかし、29分に一瞬の隙を突かれてG大阪に先制を許すと、39分にもカウンターから失点を献上。本拠地戦ながら、2点のリードを許す苦しい展開を強いられる。
2点ビハインドで迎えた後半、カイオらを投入して攻勢を強めると、途中出場でJ1デビューを飾った鈴木優磨が、試合終盤に得点を挙げて1点差に。その後は同点弾を狙って猛攻を仕掛けたが、反撃も実らずに惜しくも1-2で敗れた。
鹿島vsG大阪戦終了後、いばキラTVでライブ配信された『ANTLERS REPORT Plus(アントラーズリポート・プラス)』では、ゲスト解説を務めた奥野僚右氏が試合を振り返り、「緊張感のある試合展開の中、G大阪の個人技から失点を許してしまった」とコメント。「劣勢の中で迎えた後半は、アントラーズらしい怒涛の攻撃を見せてくれた」と後半のパフォーマンスに手応えを示しながらも、「途中出場したルーキーの鈴木優磨選手がゴールを決め、一矢を報いたところで試合が終わってしまった。あと5分あれば同点に追いつくことができ、10分あれば逆転できたのではないか」と惜敗を悔やんだ。
また、奥野氏は敗戦に悔しさを滲ませた一方で、「石井正忠新監督就任以降、初めて黒星を喫したわけだが、この経験は必ず生かされるはず」とし、「G大阪戦の悔しさが次節に向けた良い準備につながるはずだし、チームにとって良いきっかけになったと思う」と、自身の見解を示している。
なお、G大阪戦のMVPにはJ1初得点を記録した鈴木の名を挙げ、「アントラーズの期待の新人として、見事な活躍だった」と称賛。「これからのアントラーズを背負って立つ人材が結果を残した印象」と続け、今後の活躍に大きな期待を寄せた。
次回の『ANTLERS REPORT Plus』は9月26日、J1・2nd第12節鹿島vs浦和戦終了後に配信される。
ANTLERS REPORT Plusにてコメントした奥野である。
「あと5分あれば同点に追いつくことができ、10分あれば逆転できたのではないか」と述べる。
途中出場のカイオと優磨の投入から鹿島の流れであり、同点・逆転の可能性は大きく高まっておった。
あと少し、もう少しが足りなかったことは、強く感じた。
惜敗を喫したが、下を向く必要はない。
連勝はいつか止まる。
この敗戦を糧にチームは成長する。
また、ルーキーの優磨は大きな経験をした。
これからの快進撃、未来への布石として重要な試合であったと、後世の歴史家に言わせようではないか。
楽しみである。