鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

奥野、G大阪戦の悔しさが次節に向けた良い準備につながるはず

2015年09月14日 | Weblog
好調鹿島がG大阪に惜敗…鹿島OBの奥野氏「敗戦の悔しさが次につながるはず」

G大阪に敗れ、リーグ戦7試合ぶりの黒星を喫した鹿島 [写真]=兼子愼一郎

 J1・2nd第10節が12日に行われ、2ndステージで首位に立つ鹿島アントラーズが、5位につけるガンバ大阪と対戦した。

 リーグ戦6連勝、公式戦9試合負けなしと好調を維持する鹿島が、昨季三冠王者のG大阪を迎え撃った注目の一戦。ホームの鹿島は、立ち上がりから果敢にG大阪ゴールに迫る。2分、金崎夢生が右サイドを突破して中央にクロスを送ると、ボールはG大阪DF米倉恒貴の足に当たり、クロスバーを直撃。8分には、金崎がエリア外から強烈なミドルシュートを放つなど、試合序盤から積極的な姿勢を示した。しかし、29分に一瞬の隙を突かれてG大阪に先制を許すと、39分にもカウンターから失点を献上。本拠地戦ながら、2点のリードを許す苦しい展開を強いられる。

 2点ビハインドで迎えた後半、カイオらを投入して攻勢を強めると、途中出場でJ1デビューを飾った鈴木優磨が、試合終盤に得点を挙げて1点差に。その後は同点弾を狙って猛攻を仕掛けたが、反撃も実らずに惜しくも1-2で敗れた。

 鹿島vsG大阪戦終了後、いばキラTVでライブ配信された『ANTLERS REPORT Plus(アントラーズリポート・プラス)』では、ゲスト解説を務めた奥野僚右氏が試合を振り返り、「緊張感のある試合展開の中、G大阪の個人技から失点を許してしまった」とコメント。「劣勢の中で迎えた後半は、アントラーズらしい怒涛の攻撃を見せてくれた」と後半のパフォーマンスに手応えを示しながらも、「途中出場したルーキーの鈴木優磨選手がゴールを決め、一矢を報いたところで試合が終わってしまった。あと5分あれば同点に追いつくことができ、10分あれば逆転できたのではないか」と惜敗を悔やんだ。

 また、奥野氏は敗戦に悔しさを滲ませた一方で、「石井正忠新監督就任以降、初めて黒星を喫したわけだが、この経験は必ず生かされるはず」とし、「G大阪戦の悔しさが次節に向けた良い準備につながるはずだし、チームにとって良いきっかけになったと思う」と、自身の見解を示している。

 なお、G大阪戦のMVPにはJ1初得点を記録した鈴木の名を挙げ、「アントラーズの期待の新人として、見事な活躍だった」と称賛。「これからのアントラーズを背負って立つ人材が結果を残した印象」と続け、今後の活躍に大きな期待を寄せた。

 次回の『ANTLERS REPORT Plus』は9月26日、J1・2nd第12節鹿島vs浦和戦終了後に配信される。


ANTLERS REPORT Plusにてコメントした奥野である。
「あと5分あれば同点に追いつくことができ、10分あれば逆転できたのではないか」と述べる。
途中出場のカイオと優磨の投入から鹿島の流れであり、同点・逆転の可能性は大きく高まっておった。
あと少し、もう少しが足りなかったことは、強く感じた。
惜敗を喫したが、下を向く必要はない。
連勝はいつか止まる。
この敗戦を糧にチームは成長する。
また、ルーキーの優磨は大きな経験をした。
これからの快進撃、未来への布石として重要な試合であったと、後世の歴史家に言わせようではないか。
楽しみである。

セレッソ・田代、鳴らなければファウルじゃない

2015年09月14日 | Weblog
C大阪がシーズン初の3連勝…追加点がハンド疑惑の田代「ちょっと当たってた」
 栃木SC相手に4得点で大勝。ようやくシーズン初の3連勝を収めたセレッソ大阪が、J1昇格に向けてギアを上げてきた。

 13日に行われた2015明治安田生命J2リーグ第31節。ホームに栃木を迎えたC大阪は玉田圭司が2得点を挙げる活躍などで大量4ゴールを奪って勝利。8月末に天皇杯2回戦でFC大阪に苦杯をなめたキンチョウスタジアムで、目標とするJ1復帰に向け、見事な再スタートを切った。

 口火を切ったのは玉田だった。立ち上がりから攻勢に出るC大阪は18分、左サイドをドリブルを仕掛けたパブロが、前方のスペースへ右アウトサイドで絶妙なスルーパス。これを玉田が左足で巧みに浮かせて先制点を奪った。直後の22分には酒本憲幸の右クロスをパブロが豪快にダイビングヘッドで叩きこんで追加点をマークする。

 高いラインを保ちながらプレスが弱い栃木に対し、C大阪は裏のスペースを狙う攻撃を中心に押し込む。前半終了間際には山口蛍が関口訓充から受けたボールを素早い判断で鋭く前方へ蹴り出すと、このボールがすでに走り始めていた田代有三へ。「いいタイミングでホタルが出してくれた」と振り返ったストライカーは、ハンド気味のトラップから右足でゴール。本人は「ちょっと手には当たってたんですけど」と苦笑いを浮かべながら、「脇は締めていたから。故意的に当てたわけではないですし。取られても仕方ないなとは思いましたけど、(レフェリーが)流したのが分かった」と笛がなるまでプレーを止めないことで3点目につなげた。

 ちなみに田代は後半にも決定的なシュートを放ったが、これは反対に相手DFがハンド気味のブロックで決まらず。これには「僕のシュートは完全にハンドで、PKだったと思うんですけど、これもサッカーだなと。僕自身、これまでに取り消されたゴールもいっぱいある。笛が鳴ればファウルだし、鳴らなければファウルじゃない。審判に話をすることもありますけど、今日は最後まであきらめずにやって良かった」と話し、サッカーというスポーツの本質にも触れていた。

 C大阪のゴールラッシュは止まらない。67分には玉田が相手GKのキャッチミスを見逃さずに蹴り込み、決定的な4点目をゲット。これでシーズン2けた得点を達成した玉田は「ようやくディエゴ(フォルラン)に追いついたね」と笑顔。「2けた得点は目標にしていたけど、それで止まるつもりはないし、これからもチームが勝利するために得点を増やしていきたい」と意気込んでいた。

 試合は後半アディショナルタイムにセットプレーからポストに当たった跳ね返りを詰められて1点を返されたが、攻撃面で持ち味を発揮してC大阪が勝利。8月15日の第29節FC岐阜戦、同23日の第30節大分トリニータ戦で勝利しながら、天皇杯でFC大阪にジャイアントキリングを許していただけに、田代は「ちょっと間が空いちゃったんで、あんまり3連勝という感じはしないですけど」と話したが、リーグ戦で白星を重ねたことに違いはない。「残り11試合は最後まで混戦だと思うけど、最後までチームに貢献できるようにやっていきたいし、連勝を続けていきたい」と続け、気持ちを新たにしていた。

 次節はアウェーで首位の大宮アルディージャと対戦。田代が「次は本当に大切な試合」としたように、自動昇格圏の2位以内を目指して戦うC大阪にとっては、連勝して迎える大きなヤマ場だ。右サイドでチャンスを作った関口は「こんな時期になって3連勝が初めてというチームは、普通だったら上位にいない。もっと一試合一試合を厳しくやらなければいけなかったのかな」と自らを律しながら、「それでも2位と勝ち点3差なのは運もある。この運をムダにしないように、しっかりと自動昇格を勝ち取って昇格したい」と先を見据えていた。

 猛暑が落ち着き、涼しくなってきたことで攻撃陣が冷静な判断を下すことができ、各選手が持つ個人技を発揮できているようになってきた部分も大きい。J2ではそれぞれの能力が突出しているのは明らか。それをチームとしてどう機能させていくかがカギを握る。勝負の秋へ──。残り11試合、C大阪がJ1復帰に向けてラストスパートを仕掛ける。


勝利を決定づける3点目を決めたセレッソの田代である。
とはいえ、ロングボールをトラップした際にハンドの疑惑があったと記す。
田代本人は「ちょっと手には当たってたんですけど」と述べる。
映像を見る限りちょっとでは済まぬレベルと言えよう。
左腕にてコントロールし右手で前に置き直している。
これほどあからさまなハンドもあるまい。
しかしながら、レフェリーにはこの違和感のあるボールの動きが見えなかった模様。
笛は吹かれず、プレイを止めなかった田代はゴールを決めた。
これもまたサッカーである。
栃木としては不満の残る誤審であるが、田代にとってはこれまで誤審によって取り消されたゴールの数の方が多い。
とはいえ、レフェリングのレベルを上げることは日本サッカー向上の急務と言えよう。
これを糧に検討して欲しいところ。
心から願う。