[鹿島]“被シュートワースト2位”のチームが好調な理由
「ほとんどがコースを限定したうえで、サイドから打たれているシュート」。本山雅志と佐藤昭大は、一言違わず口をそろえた。4月の公式戦を6勝1分の好成績で終えた鹿島。終盤まで苦しんだ試合もあったが、6勝すべてを1点差で勝ち切るという勝負強さを見せた。そんな鹿島だが、チームで特徴的な数字が“被シュート数”である。第8節までに累計で110本のシュートを打たれており、これは大分に次ぐリーグワースト2位の数字。一試合あたり10本以上のシュートを許していることになる。しかし「打たれている数ほど相手の決定機は少ない」(本山)、「しっかり追い込むことができている」(佐藤)というように、DFの選手が粘り強くコースを絞ることで、味方のゴールキックへ変えることができている。相手に傾きかけた流れを“被シュート”で断ち切り、そして最後尾からゲームを立て直す“したたかさ”もチームの強さに関係しているのかもしれない。
(鹿島担当 倉橋捺稀)
今季、ここまで被シュート数ワースト2の鹿島である。
試合を観て、堅固なイメージがないのは、相手にシュートを打たれるシーンが多く見られるせいであろう。
しかしながら、これは、「打たれている」わけではなく「打たせている」とのこと。
コースを切り、確実性の低いシュートを打たせることで、相手の攻撃を断ち切っておる戦術を採っておるのだ。
攻めこまれておるようで、それは鹿島の術中にはめておる。
これこそしたたかな鹿島らしい試合運びと言えよう。
結果的に薄氷を踏むように勝利を積み重ねておる。
観ておる方は冷や汗をかくところであるが、実際には上位に居ることも事実。
これからも勝ち点を積み上げ、最後に笑ってシーズンを終えたい。
楽しみにしておる。
「ほとんどがコースを限定したうえで、サイドから打たれているシュート」。本山雅志と佐藤昭大は、一言違わず口をそろえた。4月の公式戦を6勝1分の好成績で終えた鹿島。終盤まで苦しんだ試合もあったが、6勝すべてを1点差で勝ち切るという勝負強さを見せた。そんな鹿島だが、チームで特徴的な数字が“被シュート数”である。第8節までに累計で110本のシュートを打たれており、これは大分に次ぐリーグワースト2位の数字。一試合あたり10本以上のシュートを許していることになる。しかし「打たれている数ほど相手の決定機は少ない」(本山)、「しっかり追い込むことができている」(佐藤)というように、DFの選手が粘り強くコースを絞ることで、味方のゴールキックへ変えることができている。相手に傾きかけた流れを“被シュート”で断ち切り、そして最後尾からゲームを立て直す“したたかさ”もチームの強さに関係しているのかもしれない。
(鹿島担当 倉橋捺稀)
今季、ここまで被シュート数ワースト2の鹿島である。
試合を観て、堅固なイメージがないのは、相手にシュートを打たれるシーンが多く見られるせいであろう。
しかしながら、これは、「打たれている」わけではなく「打たせている」とのこと。
コースを切り、確実性の低いシュートを打たせることで、相手の攻撃を断ち切っておる戦術を採っておるのだ。
攻めこまれておるようで、それは鹿島の術中にはめておる。
これこそしたたかな鹿島らしい試合運びと言えよう。
結果的に薄氷を踏むように勝利を積み重ねておる。
観ておる方は冷や汗をかくところであるが、実際には上位に居ることも事実。
これからも勝ち点を積み上げ、最後に笑ってシーズンを終えたい。
楽しみにしておる。
これを見ると、「シュート数ほど決定的と感じるシーンは多くない」という本山の言葉がわかるかもしれません。
http://www.football-lab.jp/kasm/preview/
鹿島は守備のCBPで2位で、これは相手の効果的と思われるプレーを止めた数値を表していて、仙台に次ぐ2位となっています。
しかも、直近の5試合に限れば1位です。
まだまだ完成形ではないと思いますが、監督の目指す組織的なプレスが浸透してきている証拠かなと思います。