小笠原誓う「東北で2回3回」/慈善試合
<慈善試合:JAPANスターズ4-2東北ドリームス>◇23日◇ユアテック
日本プロサッカー選手会(JPFA)主催の「クリスマス・チャリティーサッカー2011」が行われた。
岩手県出身で東北ドリームスの主将を務めた鹿島MF小笠原が、継続的な慈善試合開催を誓った。「続けて第2回、第3回とやることに意味がある。岩手、福島、茨城でもやれたらいい」と、この日の活動が第1歩であることを強調した。
[2011年12月24日6時43分 紙面から]
香川&内田「線審」デビュー/慈善試合
ドクターストップで出場を断念したMF香川(右端)とDF内田(左端)は線審で出場
<慈善試合:JAPANスターズ4-2東北ドリームス>◇23日◇ユアテック
ドイツ組の3人が“強行出場”した。日本プロサッカー選手会(JPFA)主催の「クリスマス・チャリティーサッカー2011」が行われた。試合前に所属チームからのドクターストップで出場を断念したMF香川真司(22=ドルトムント)とDF内田篤人(23=シャルケ)は、後半42分から線審に立候補して1万3889人の観衆を沸かせた。MF大津祐樹(21=ボルシアMG)はハーフタイムに会場に到着後に途中出場し、ファンを喜ばせた。
サンタクロースの格好でファンサービスに専念していた香川と内田が線審に早変わりすると、大観衆の興奮も最高潮に達した。
香川 寒い中たくさんの人が来てくれていたし、何かやってやろうと思っていた。
急性胃腸炎で直前の試合を回避。前日夜にチームから電話で血液検査の結果が伝えられ欠場が決まった。プレーは断念したが、線審でショートコーナーを蹴るサービス。「ラインズマンとワンツーするなんてサッカー史上初でしょ」と笑った。
負傷明けの内田も開始1時間前に所属チームから、休養を強制するファクスが届いた。「(線審は)高校の部活以来です。ゴンさんにパスが出たらすべて流すつもりでした」。
大津はチーム練習終了後、18時間かけて移動し、ハーフタイムに到着。後半32分から出場した。「荷物持って走ったのがアップでした。それくらいの価値がある」。
香川は「まだ電気がつかなかったり、家が流されてそのままのところも見た。復興はまだまだ時間がかかる。もっと結果を残す自分たちを見せたい」と、地に足をつけた支援を強調した。【鎌田直秀】
[2011年12月24日7時2分 紙面から]
香川&内田サンタ、復興“アシスト”
2011.12.24 05:03
チャリティーマッチを欠場した香川(右)と内田は、サンタの衣装でファンに挨拶 (撮影・川口良介)
クリスマス・チャリティーサッカー2011(23日、ユアテックスタジアム仙台)日本プロサッカー選手会主催で開催され、JAPANスターズが4-2で東北ドリームスに勝利。急性胃腸炎の日本代表FW香川真司(22)=ドルトムント、同DF内田篤人(23)=シャルケ=は所属クラブの意向でともに欠場したが、サンタに扮したり副審を務めたりと奮闘。被災地に“プレゼント”を贈った。
小雪が舞う杜の都。ハーフタイムにアイドルコンビ「タッキー&翼」のサプライズライブが行われると、続いてサンタの衣装を着た「ウッチー&香川」が場内を1周。ピッチ中央のマイクの前に立った。
「(急性胃腸炎で)おなかが痛くて、試合はムリです」と香川が謝れば、内田も「試合5分前にシャルケから“出るな”とファクスがきました。ボクもおなかが痛い」。日本代表コンビの欠場に、1万3889人の無料招待客はため息をもらした。
それでも2人は後半40分に副審で“出場”。内田は旗を片手に「ゴンさん(中山雅史)にパスが出たら(オフサイドも)流そうと思っていた」とニヤリ。香川は何とコーナーキックをけり、東北ドリームスのFW佐藤寿(広島)のゴールを演出。「ラインズマンからの得点は史上初でしょ」と笑った。
香川が中学、高校時代を過ごした仙台市。東日本大震災の復興支援に意欲的で「空港周辺は町の明かりがないし、家も流されたまま。時間がかかるなと思った」。内田&香川サンタは、来年以降の開催も約束した。 (浅井武)
(紙面から)
前半 PKを止められる東北ドリームス・小笠原満男=23日、ユアスタ(撮影・川口良介)
前半 競り合うJAPANスターズのカレン・ロバートと東北ドリームス・小笠原満男=23日、ユアスタ(撮影・川口良介)
後半、線審を務める内田篤人=23日、ユアスタ(撮影・川口良介)
試合後、場内一周する小笠原満男ら=23日、ユアスタ(撮影・川口良介)
鹿島・小笠原「意味のある試合」
2011.12.24 05:02
クリスマス・チャリティーサッカー2011(23日、ユアテックスタジアム仙台)前半は東北ドリームスが優勢だったが、35分にMF小笠原(鹿島)がPKを止められ形勢逆転。両軍ともゴール後はパフォーマンス合戦を繰り広げ、スタンドにお菓子を投げ入れたり、円陣の中からサンタの衣装に早着替えしたFW中山(札幌)が現れたりと、観客を沸かせた。小笠原は「意味のある試合。少しでも生活が前に進めば」と厳しい冬を迎える被災地の復興を願った。
(紙面から)
小笠原“被災地ツアー”計画「継続してやることに意味」
後半40分、東北ドリームス・佐藤寿人のゴールが決まると、サポーター席の前で弓を引くパフォーマンスを見せる選手たち
Photo By スポニチ
鹿島の日本代表MF小笠原満男(32)が慈善試合の“被災地ツアー”計画を明かした。日本プロサッカー選手会(JPFA)東日本大震災復興支援試合「クリスマス・チャリティーサッカー2011」が23日、仙台市のユアテックスタジアムで行われ、JPFA選抜が4―2で東北選抜に勝利した。
東北選抜の主将として先発出場した小笠原は被災地で初めての慈善試合を「選手たちの“やりたい”という気持ちでできた凄く意味のある試合。(東北の人たちに)喜んでほしい一心でこれだけの選手が集まってくれた」と喜んだ。
今後の慈善試合については「復興はまだまだだし、継続してやることに意味がある。岩手、福島、茨城でもやっていきたい」と話し、宮城以外の被災地でも開催する意向を示した。
<クリスマス・チャリティーサッカー2011>前半、パスを出す小笠原
[ 2011年12月24日 06:00 ]
チャリティーマッチ常設化で復興アシストだ
東日本大震災復興への貢献を目的とした日本プロサッカー選手会主催のクリスマス・チャリティーサッカー2011が23日、ユアテックスタジアム仙台で行われた。MF小笠原満男(32)=鹿島=、香川真司(22)=ドルトムント=ら選手はイベントを慣例化させ、今後も特に被害が大きかった岩手、福島、茨城などでの開催を目指す考えを示した。試合はJAPANスターズが4―2で東北ドリームスを下した。
チャリティーマッチを終えた選手は共通の思いを抱いていた。小笠原が「復興には時間がかかる。(支援を)継続することが大事で、第2、3回と続けて岩手や福島、茨城でもやっていきたい」と話せば、香川は「どんどんやらなきゃいけない」と続いた。選手会としても継続開催を検討しており、慣例化される可能性が高まった。
内容からもそうした思いが伝わってきた。香川は試合前日に急性胃腸炎でドクターストップがかかり、DF内田は開始5分前にシャルケ04から出場禁止を言い渡された。それでも2人は「何かできないか」と話し合い、後半41分から副審としてピッチへ。ハーフタイムにはサンタ姿で欠場をわび、観衆を沸かせた。
両膝関節炎で負傷中のゴンことFW中山は後半44分から強行出場。足を引きずりながら右サイド突破からのクロスを試みた。海外組の日本代表DF吉田、槙野らも奮闘。両チームとも得点時にゴールパフォーマンスを披露するなど、選手全員が「東北の方に楽しんでもらえたら」(吉田)という一心だった。
「みんなが楽しそうだったので良かった」と内田。小笠原は「今日は笑いあり、拍手ありで楽しんでもらえたと思う。すごく意味のある試合だった」と振り返った。サッカーを通じ、これからも復興貢献を続けていく。
(2011年12月24日06時03分 スポーツ報知)
勇気・感動、東北にシュート ユアスタでサッカー慈善試合
小笠原選手(40)らが大勢の観客を楽しませた「クリスマス・チャリティーサッカー2011」=23日、ユアテックスタジアム仙台
東日本大震災で大きな被害を受けた東北を励まそうと、日本プロサッカー選手会(JPFA)主催の「クリスマス・チャリティーサッカー2011」が23日、仙台市泉区のユアテックスタジアム仙台で行われた。無料招待され、スタンドを埋めた約1万4000人のファンが、世界を相手に戦う選手のプレーやゴール後のパフォーマンスに歓声を上げた。
試合は前半15分、盛岡市出身の小笠原満男選手(J1鹿島、岩手・大船渡高出)ら東北ゆかりの選手らでつくる「東北ドリームス」が、日本代表選手らが名を連ねる「JAPANスターズ」を相手に先制。ゴールを決めた奥山泰裕選手(J2鳥取、東北学院大出)ら選手全員が、プレゼントを客席に投げ入れるパフォーマンスを披露し、観客を喜ばせた。
JAPANスターズの松井大輔選手(フランス・ディジョン)、カレン・ロバート選手(オランダ・VVVフェンロ)の巧みなドリブルやパスには、驚きの声が漏れた。出場はしなかったものの、香川真司選手(ドイツ・ドルトムント、FCみやぎ出身)らが副審を務める演出も雰囲気を盛り上げた。
熱戦の末、JAPANスターズが4―2で逆転勝利。津波で自宅に被害を受けた宮城県七ケ浜町の亦楽小5年、渡辺響君(10)は「選手が審判をしたのが面白かった。寒かったけど、気にならなかった」と笑顔で話した。
「選手は喜んでもらいたいという一心で、熱心にやっていた」。東北ドリームスの監督を務めた元日本代表主将の加藤久氏(宮城県利府町出身)は、サッカーを通じた被災地支援の広がりに目を細めた。
小笠原選手は震災後に慈善活動を行い、募金の発起人になるなど積極的に支援してきた。「(試合は)取り組みの第一歩。これで終わりではなく、継続させたい」と話した。
2011年12月24日土曜日
クリスマス・チャリティーサッカー2011がニュースになっておる。
主将として先発出場した小笠原満男もサンタに扮した篤人も被災地の復興への思いは強い。
今後もサッカーを通じたチャリティを続けて欲しい。
<慈善試合:JAPANスターズ4-2東北ドリームス>◇23日◇ユアテック
日本プロサッカー選手会(JPFA)主催の「クリスマス・チャリティーサッカー2011」が行われた。
岩手県出身で東北ドリームスの主将を務めた鹿島MF小笠原が、継続的な慈善試合開催を誓った。「続けて第2回、第3回とやることに意味がある。岩手、福島、茨城でもやれたらいい」と、この日の活動が第1歩であることを強調した。
[2011年12月24日6時43分 紙面から]
香川&内田「線審」デビュー/慈善試合
ドクターストップで出場を断念したMF香川(右端)とDF内田(左端)は線審で出場
<慈善試合:JAPANスターズ4-2東北ドリームス>◇23日◇ユアテック
ドイツ組の3人が“強行出場”した。日本プロサッカー選手会(JPFA)主催の「クリスマス・チャリティーサッカー2011」が行われた。試合前に所属チームからのドクターストップで出場を断念したMF香川真司(22=ドルトムント)とDF内田篤人(23=シャルケ)は、後半42分から線審に立候補して1万3889人の観衆を沸かせた。MF大津祐樹(21=ボルシアMG)はハーフタイムに会場に到着後に途中出場し、ファンを喜ばせた。
サンタクロースの格好でファンサービスに専念していた香川と内田が線審に早変わりすると、大観衆の興奮も最高潮に達した。
香川 寒い中たくさんの人が来てくれていたし、何かやってやろうと思っていた。
急性胃腸炎で直前の試合を回避。前日夜にチームから電話で血液検査の結果が伝えられ欠場が決まった。プレーは断念したが、線審でショートコーナーを蹴るサービス。「ラインズマンとワンツーするなんてサッカー史上初でしょ」と笑った。
負傷明けの内田も開始1時間前に所属チームから、休養を強制するファクスが届いた。「(線審は)高校の部活以来です。ゴンさんにパスが出たらすべて流すつもりでした」。
大津はチーム練習終了後、18時間かけて移動し、ハーフタイムに到着。後半32分から出場した。「荷物持って走ったのがアップでした。それくらいの価値がある」。
香川は「まだ電気がつかなかったり、家が流されてそのままのところも見た。復興はまだまだ時間がかかる。もっと結果を残す自分たちを見せたい」と、地に足をつけた支援を強調した。【鎌田直秀】
[2011年12月24日7時2分 紙面から]
香川&内田サンタ、復興“アシスト”
2011.12.24 05:03
チャリティーマッチを欠場した香川(右)と内田は、サンタの衣装でファンに挨拶 (撮影・川口良介)
クリスマス・チャリティーサッカー2011(23日、ユアテックスタジアム仙台)日本プロサッカー選手会主催で開催され、JAPANスターズが4-2で東北ドリームスに勝利。急性胃腸炎の日本代表FW香川真司(22)=ドルトムント、同DF内田篤人(23)=シャルケ=は所属クラブの意向でともに欠場したが、サンタに扮したり副審を務めたりと奮闘。被災地に“プレゼント”を贈った。
小雪が舞う杜の都。ハーフタイムにアイドルコンビ「タッキー&翼」のサプライズライブが行われると、続いてサンタの衣装を着た「ウッチー&香川」が場内を1周。ピッチ中央のマイクの前に立った。
「(急性胃腸炎で)おなかが痛くて、試合はムリです」と香川が謝れば、内田も「試合5分前にシャルケから“出るな”とファクスがきました。ボクもおなかが痛い」。日本代表コンビの欠場に、1万3889人の無料招待客はため息をもらした。
それでも2人は後半40分に副審で“出場”。内田は旗を片手に「ゴンさん(中山雅史)にパスが出たら(オフサイドも)流そうと思っていた」とニヤリ。香川は何とコーナーキックをけり、東北ドリームスのFW佐藤寿(広島)のゴールを演出。「ラインズマンからの得点は史上初でしょ」と笑った。
香川が中学、高校時代を過ごした仙台市。東日本大震災の復興支援に意欲的で「空港周辺は町の明かりがないし、家も流されたまま。時間がかかるなと思った」。内田&香川サンタは、来年以降の開催も約束した。 (浅井武)
(紙面から)
前半 PKを止められる東北ドリームス・小笠原満男=23日、ユアスタ(撮影・川口良介)
前半 競り合うJAPANスターズのカレン・ロバートと東北ドリームス・小笠原満男=23日、ユアスタ(撮影・川口良介)
後半、線審を務める内田篤人=23日、ユアスタ(撮影・川口良介)
試合後、場内一周する小笠原満男ら=23日、ユアスタ(撮影・川口良介)
鹿島・小笠原「意味のある試合」
2011.12.24 05:02
クリスマス・チャリティーサッカー2011(23日、ユアテックスタジアム仙台)前半は東北ドリームスが優勢だったが、35分にMF小笠原(鹿島)がPKを止められ形勢逆転。両軍ともゴール後はパフォーマンス合戦を繰り広げ、スタンドにお菓子を投げ入れたり、円陣の中からサンタの衣装に早着替えしたFW中山(札幌)が現れたりと、観客を沸かせた。小笠原は「意味のある試合。少しでも生活が前に進めば」と厳しい冬を迎える被災地の復興を願った。
(紙面から)
小笠原“被災地ツアー”計画「継続してやることに意味」
後半40分、東北ドリームス・佐藤寿人のゴールが決まると、サポーター席の前で弓を引くパフォーマンスを見せる選手たち
Photo By スポニチ
鹿島の日本代表MF小笠原満男(32)が慈善試合の“被災地ツアー”計画を明かした。日本プロサッカー選手会(JPFA)東日本大震災復興支援試合「クリスマス・チャリティーサッカー2011」が23日、仙台市のユアテックスタジアムで行われ、JPFA選抜が4―2で東北選抜に勝利した。
東北選抜の主将として先発出場した小笠原は被災地で初めての慈善試合を「選手たちの“やりたい”という気持ちでできた凄く意味のある試合。(東北の人たちに)喜んでほしい一心でこれだけの選手が集まってくれた」と喜んだ。
今後の慈善試合については「復興はまだまだだし、継続してやることに意味がある。岩手、福島、茨城でもやっていきたい」と話し、宮城以外の被災地でも開催する意向を示した。
<クリスマス・チャリティーサッカー2011>前半、パスを出す小笠原
[ 2011年12月24日 06:00 ]
チャリティーマッチ常設化で復興アシストだ
東日本大震災復興への貢献を目的とした日本プロサッカー選手会主催のクリスマス・チャリティーサッカー2011が23日、ユアテックスタジアム仙台で行われた。MF小笠原満男(32)=鹿島=、香川真司(22)=ドルトムント=ら選手はイベントを慣例化させ、今後も特に被害が大きかった岩手、福島、茨城などでの開催を目指す考えを示した。試合はJAPANスターズが4―2で東北ドリームスを下した。
チャリティーマッチを終えた選手は共通の思いを抱いていた。小笠原が「復興には時間がかかる。(支援を)継続することが大事で、第2、3回と続けて岩手や福島、茨城でもやっていきたい」と話せば、香川は「どんどんやらなきゃいけない」と続いた。選手会としても継続開催を検討しており、慣例化される可能性が高まった。
内容からもそうした思いが伝わってきた。香川は試合前日に急性胃腸炎でドクターストップがかかり、DF内田は開始5分前にシャルケ04から出場禁止を言い渡された。それでも2人は「何かできないか」と話し合い、後半41分から副審としてピッチへ。ハーフタイムにはサンタ姿で欠場をわび、観衆を沸かせた。
両膝関節炎で負傷中のゴンことFW中山は後半44分から強行出場。足を引きずりながら右サイド突破からのクロスを試みた。海外組の日本代表DF吉田、槙野らも奮闘。両チームとも得点時にゴールパフォーマンスを披露するなど、選手全員が「東北の方に楽しんでもらえたら」(吉田)という一心だった。
「みんなが楽しそうだったので良かった」と内田。小笠原は「今日は笑いあり、拍手ありで楽しんでもらえたと思う。すごく意味のある試合だった」と振り返った。サッカーを通じ、これからも復興貢献を続けていく。
(2011年12月24日06時03分 スポーツ報知)
勇気・感動、東北にシュート ユアスタでサッカー慈善試合
小笠原選手(40)らが大勢の観客を楽しませた「クリスマス・チャリティーサッカー2011」=23日、ユアテックスタジアム仙台
東日本大震災で大きな被害を受けた東北を励まそうと、日本プロサッカー選手会(JPFA)主催の「クリスマス・チャリティーサッカー2011」が23日、仙台市泉区のユアテックスタジアム仙台で行われた。無料招待され、スタンドを埋めた約1万4000人のファンが、世界を相手に戦う選手のプレーやゴール後のパフォーマンスに歓声を上げた。
試合は前半15分、盛岡市出身の小笠原満男選手(J1鹿島、岩手・大船渡高出)ら東北ゆかりの選手らでつくる「東北ドリームス」が、日本代表選手らが名を連ねる「JAPANスターズ」を相手に先制。ゴールを決めた奥山泰裕選手(J2鳥取、東北学院大出)ら選手全員が、プレゼントを客席に投げ入れるパフォーマンスを披露し、観客を喜ばせた。
JAPANスターズの松井大輔選手(フランス・ディジョン)、カレン・ロバート選手(オランダ・VVVフェンロ)の巧みなドリブルやパスには、驚きの声が漏れた。出場はしなかったものの、香川真司選手(ドイツ・ドルトムント、FCみやぎ出身)らが副審を務める演出も雰囲気を盛り上げた。
熱戦の末、JAPANスターズが4―2で逆転勝利。津波で自宅に被害を受けた宮城県七ケ浜町の亦楽小5年、渡辺響君(10)は「選手が審判をしたのが面白かった。寒かったけど、気にならなかった」と笑顔で話した。
「選手は喜んでもらいたいという一心で、熱心にやっていた」。東北ドリームスの監督を務めた元日本代表主将の加藤久氏(宮城県利府町出身)は、サッカーを通じた被災地支援の広がりに目を細めた。
小笠原選手は震災後に慈善活動を行い、募金の発起人になるなど積極的に支援してきた。「(試合は)取り組みの第一歩。これで終わりではなく、継続させたい」と話した。
2011年12月24日土曜日
クリスマス・チャリティーサッカー2011がニュースになっておる。
主将として先発出場した小笠原満男もサンタに扮した篤人も被災地の復興への思いは強い。
今後もサッカーを通じたチャリティを続けて欲しい。
ジーコが伝えたファミリー意識が鹿島だけでなく日本サッカー界に浸透しています。
監督も来期の陣容も決まっていないけど、来シーズンが待ち遠しい。