鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

カイオ、日本人になれたらこんなにうれしいことはない

2014年12月10日 | Weblog
カイオ初の外国人新人王 日本国籍も!?

ベストヤングプレーヤー賞に輝いた鹿島MFカイオ(左)。プレゼンターは小島瑠璃子

<Jリーグアウォーズ>◇9日◇横浜

 鹿島の高卒ルーキーMFカイオ(20)が、外国籍選手として初めてベストヤングプレーヤー賞を受賞した。千葉国際高で3年間を過ごして培った流ちょうな日本語ではなく、ポルトガル語で「このような賞をいただき感謝しています」と緊張した面持ちで話した。

 昨オフに知人の紹介で鹿島に練習参加。才能が認められ、入団が決まった。あれから約1年、春先に定位置をつかむとリーグ戦30試合8得点とブレーク。「チャンスをくれたセレーゾ監督、クラブに感謝したい」。3位となったチームで不動の地位を築き上げた。

 ベストヤングプレーヤー賞は4月2日時点で21歳以下の選手が対象で、日本人以外の受賞は初めて。「自分はまだ1歩前に飛び出しただけ。トップに上り詰めるために、貪欲に、献身的に、誠実にやっていきたいと思う」。今や、鹿島の根幹をなすジーコスピリット「献身・誠実・尊重」の強い影響も受けている。

 16年春には日本国籍取得の最低条件となる日本居住歴5年に到達する。18年W杯ロシア大会に向けた「秘密兵器」にもなりうる存在だ。「日本代表? それについては2度考える必要はない。(日本は)成長させてくれた場所。(代表の話があれば)素直に返事したいと思う」と国籍変更にも前向きな姿勢を示す。

 来季はリーグ戦に加え、アジア・チャンピオンズリーグの舞台にも立つ。「考えてプレーしたことが成長につながる」。異色のブラジル人はさらなる高みを目指す。【菅家大輔】

 ◆ベストヤングプレーヤー賞規約 10年から名称が「新人王」から変更された。対象は(1)年齢 93年4月2日以降に出生した者(2)出場試合数 今季J1リーグ出場数17試合以上(3)同賞および新人賞受賞選手は対象外。※2種登録、特別指定選手も受賞対象。
 [2014年12月10日7時51分 紙面から]

18年W杯“秘密兵器”に!?新人王の鹿島・カイオ「狙っていた」
 2014Jリーグアウォーズ(9日、横浜アリーナ)鹿島の高卒新人MFカイオ(20)がベストヤングプレーヤー賞に輝いた。外国籍選手の受賞はJ創設22年目で初めて。「人生で忘れられない賞になった」と笑顔で盾を受け取った。

 ブラジル・サンパウロ出身で2011年に千葉国際高に留学し、今季プロ入り。軽快なドリブルと巧みなフェイントで30試合8得点を記録し、「狙っていた」という賞を射止めた。

 将来は日本国籍の取得も検討。16年ロシアW杯の“秘密兵器”となる可能性がある。「日本はサッカー選手として成長させてくれた。もし(日本代表入りの)オファーがあれば素直に返事したい」とキッパリ。「日本人になれたらこんなにうれしいことはない」と笑顔を見せた。常勝軍団の厳しさにもまれながら、さらなる進化を目指す。 (伊藤昇)
(紙面から)


ロシアW杯秘密兵器だ!「J新人王」鹿島MFカイオが日本国籍取得へ

ベストヤングプレーヤー賞に選ばれ、プレゼンターの小島瑠璃子(右)と記念撮影する鹿島・カイオ
Photo By スポニチ


 鹿島のMFカイオ(20)がアギーレジャパンの秘密兵器になる。ブラジル出身のカイオは外国籍選手初の「ベストヤングプレーヤー賞」を受賞。将来的な日本国籍取得を目指していることも明言した。16年10月には国籍取得の条件の一つである「居住5年」をクリアする。順調に審査が進めば、17年中にも日本代表入りが可能となる。切れ味鋭いドリブル突破や豪快なシュートが武器のMFは、18年W杯ロシア大会の代表入りを目指していく。

 夢へ向けての決意表明だ。21歳以下の選手が対象の「ベストヤングプレーヤー賞」で外国籍選手で初受賞となったカイオは、ポルトガル語で「ノミネートされた他の選手を見ると彼ら以上のものを示したかは疑問だけどうれしい」と笑顔。そして「これ以上のものを望んで貪欲に努力する」と付け加えた。「これ以上のもの」の一つは将来的な日本国籍取得だった。

 「私をサッカー選手として大きく成長させてくれた国。(日本代表の話が来れば)考えることはない。素直に受けたい」

 表彰式を終えると、日本へのリスペクトと将来のビジョンを語った。ブラジル・サンパウロ出身で11年10月に千葉国際高にサッカー留学。日本国籍取得には多岐にわたる条件があるが、語学能力は問題ない。この日は通訳を交えたが、チームメートとのコミュニケーションは日本語で、自動車免許も日本語で受験している。16年10月には条件の一つである「居住年数5年」を満たす。元日本代表MF三都主は申請から取得まで1年を要しておりカイオも同様なら17年中には国籍取得となる。W杯ロシア大会が開幕する18年6月までには十分に間に合う格好だ。

 国籍取得となればアギーレジャパンにとっても武器になる。今季加入したばかりの鹿島では、切れ味鋭いドリブルやブラジル仕込みの卓越した技術で主に左MFでの先発の座をつかんだ。リーグ戦30試合で8得点。10月26日の浦和戦では、日本代表GK西川の動きを見逃さず30メートルの技ありループ弾を決めるなど決定力も高い。アギーレジャパンの左FWは武藤(FC東京)や柿谷(バーゼル)らが起用されているが生粋のドリブラーはいない。「日本人になりきってプレーしている」というカイオが代表入りすれば、攻撃の幅を広げることは間違いない。

 ラモス瑠偉、田中マルクス闘莉王、呂比須ワグナーら、国籍を取得した選手は日本サッカー界を発展させる大きな力となってきた。「まだ一歩、前に踏み出しただけにすぎない」。早くも4年後のW杯を見据えていた。

 ◆カイオ(本名カイオ・ルーカス・フェルナンデス)1994年4月19日、ブラジル・サンパウロ州生まれの20歳。地元クラブのサンパウロとアメリカの下部組織を経て11年に千葉国際高に留学。今年、年俸上限480万円のプロC契約で鹿島入り。3月15日の第3節鳥栖戦でJデビューし、4月6日の第6節G大阪戦で初ゴール。今季リーグ戦30試合8得点。1メートル73、69キロ。利き足は右。


ベストヤングプレーヤー賞の鹿島・カイオがサポーター席から登場する
Photo By スポニチ


[ 2014年12月10日 06:55 ]

カイオ「日本人になれたら嬉しい」。代表入りなら戦力・メンタルともに大きな戦力に
2014年12月10日(水)6時30分配信
photo Getty Images



日本国籍取得に前向きなカイオ【写真:Getty Images】

「Jリーグアウォーズ」が9日、横浜アリーナで行われ、鹿島アントラーズのMFカイオがベストヤングプレーヤー賞に輝いた。

 母国ブラジルから2011年に千葉国際高へ留学したカイオは、今季から鹿島に加入。Jリーグ屈指の名門において、わずか1年目で定位置を獲得して同賞を受賞したことに「この気持ちを言葉で表すのは難しい」と感無量な面持ちで喜びを語り、「この賞を鹿島ファミリーに捧げたい」とクラブへ感謝の思いを伝えた。

 さらに、外国籍選手として初のヤングプレーヤー賞受賞となったことには「他の外国籍選手にもチャンスがあると思ってプレーしてほしい。若い選手たちのきっかけになれれば」と自らに続く選手が現れることに期待を寄せた。

 とはいえ、カイオ自身は日本で約4年の歳月を過ごし、日本語も堪能。まるで日本人選手のようだとの言葉を投げかけられると「私の中では常に日本人になりきると思ってプレーしているので、日本人になれるのなら非常に嬉しい」と笑顔を見せた。

 実際、日本国籍を取得して日本代表入りを目指す意思を聞かれると「やはり日本のサッカーは私を大きく成長させてくれたので、そういったオファーをいただければ、素直に返事をしたい」と前向きな気持ちを隠さなかった。

 また、鹿島はリーグ3位で来季ACLへの出場権を獲得したが、ここ数年、Jリーグ勢はアジアの舞台で結果を残せていない。

 その要因に“激しいプレー”(マリーシア)が足りないことが挙げられているため「チームは1人1人助け合ってこそ良い結果につながる。ピッチ内で僕の持っているマリーシアを伝えつつ、ピッチ外でもそれを伝えるためにコミュニケーションを密にとることが大事」と述べた。

 将来的にカイオが日本代表入りすれば、戦力としてはもちろん、メンタル面でもチームを強くする貴重な存在となるはずだ。

【了】




ベストヤングプレーヤー賞に輝いたカイオがニュースになっておる。
新人王も納得の活躍をしたと言って良かろう。
そのカイオに対し、報道陣が日本国籍の取得と日本代表入りを質問されたところ、前向きに返答しておる。
メディアとしてはW杯の秘密兵器として期待がかける。
新聞は4年後のロシアW杯に向けてと報じておる。
しかしながら、11月24日のフットボールチャンネルでは、「就学や留学のビザでは日本に在住しているとは見なされない」とあり、高校在学時の在籍期間は帰化に認められないとのこと。
とはいえ、以前の闘莉王の経緯を見ると必ずしも当てはまるわけではないように思える。
いずれにせよ、カイオが日本国籍を取得するには日本国内に似てプレイを続ける必要がある。
これからも、鹿島のカイオとして長くプレイするのだ。
カイオの活躍を楽しみにしておる。

奥野、柳沢敦について語る

2014年12月10日 | Weblog
【奥野サッカー道】分かっていても止められない柳沢の動き出し
2014年12月10日6時0分 スポーツ報知


現役最後の試合となった6日の広島戦終了後、サポーターに向かって手を振る柳沢

 今週は、先日、現役引退を発表したベガルタ仙台FW柳沢敦選手のお話をします。

 彼とは1996年から99年までの4年間、鹿島で一緒にプレー。06年から07年までの2年間はコーチとして関わりました。私は彼のフォア・ザ・チームのプレーが大好きでした。外から見ると突破を図ってシュートを打ってほしいシーンで彼はパスを選択することもあり、FWとして強引さが欠如していると評価されることもありました。しかし、チームの勝利を最優先させる彼の攻守にわたる献身性とサッカー観は私にとって大いに共感できるものでした。

 彼のプレーの特徴はボールを持たないときの動き出しの良さと速さ、味方がボールを奪えそうなタイミングで、相手DFよりも早く準備を整え動き出すことです。味方の選手が彼の動きを見ている、見ていないにかかわらず、彼はベストのタイミングで動き出します。相手DFは対応にクタクタです。一度でも彼の動き出しを見過ごすと大きなピンチを迎えてしまうので常に緊張を強いられます。DFの立場からすると、彼の動き方は「わかっているけど止められない」。どこかで聞いたようなフレーズですね。常に全力でプレーし、向上心にあふれ、努力し続ける彼の姿は我々の脳裏に焼き付いています。その姿勢が鹿島、京都、仙台でサポーターから愛される大きな要因であったと思います。

 また、彼は成長、上達するのに必要な謙虚さと素直さを持ち合わせていました。彼がJリーグで、イタリアで、日本代表、W杯で経験してきたことはサッカー界にとっての大きな財産です。ほとんどの選手は引退を決めるとき、引退することしか決めていません。そのくらい、選手は上達すること、よいプレーを見せることに全力を注いでいます。じっくり考えて次のキャリアへつなげていってほしいものです。「あれ、この動き出し見たことあるぞ」。彼の経験を引き継いだ選手が出てくるのが今から楽しみです。(前山形監督・奥野僚右)




先日引退した柳沢敦について記す奥野である。
柳沢の「フォア・ザ・チーム」が大好きだったとのこと。
「チームの勝利を最優先させる彼の攻守にわたる献身性とサッカー観」は柳沢の人間性と共に大いに尊敬すべき点であろう。
テレビ観戦者やボールの周囲のみに注目する者には柳沢の素晴らしさは理解出来なかったやも知れぬ。
しかしながら、目の肥えた者はゲーム中、柳沢敦にのみ注目したものである。
それほど玄人好みの選手であった。
その柳沢が引退してしまった。
これは本当に寂しい。
彼の後を継ぐ選手がまた現れることを望む。
それが、指揮官となった柳沢が指導した選手であればなおのこと嬉しい。
将来の「フォア・ザ・チーム」を受け継ぐ選手の登場を楽しみにしておる。