鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

聖真、フィジカルトレーニング

2014年08月25日 | Weblog
2014年08月25日(月)


16時からのミーティング後、グループ別にフィジカルトレーニングを行いました。ウォーミングアップのランニングでは昌子選手が先頭に立って走っていました。




フィジカルを鍛える聖真である。
前半は途中交代の多かった聖真であるが、中断明け以降フル出場が続いておる。
指揮官の信頼はかなりのもの。
ここは、ゴールという形で応えたいところ。
聖真の躍動を期待しておる。


西本卓申くん、U-16日本代表選出

2014年08月25日 | Weblog
U‐16日本代表AFC U-16選手権 タイ2014(9/6~20@バンコク) メンバー・スケジュール
2014年08月25日

スタッフ
監 督:吉武 博文 ヨシタケ ヒロフミ(日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ)
コーチ:木村 康彦 キムラ ヤスヒコ(日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ)
アシスタントコーチ:森山 佳郎 モリヤマ ヨシロウ(日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ/サンフレッチェ広島)
GKコーチ:大橋 昭好 オオハシ アキヨシ(日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ)

選手
GK
23 鶴田 海人 ツルタ カイト(ヴィッセル神戸U-18)
1  井上 聖也 イノウエ セイヤ(セレッソ大阪U-18)
18 千田 奎斗 チダ ケイト(横浜F・マリノスユース)
DF
12 阿部 雅志 アベ マサシ(星稜高校)
15 下口 稚葉 シモグチ ワカバ(JFAアカデミー福島)
6  堂安 律 ドウアン リツ(ガンバ大阪ユース)
22 麻田 将吾 アサダ ショウゴ(京都サンガF.C.U-18)
2  石川 啓人 イシカワ ヒロト(サガン鳥栖U-18)
5 冨安 健洋 トミヤス タケヒロ(アビスパ福岡U-18)
3 森岡 陸 モリオカ リク(ジュビロ磐田U-18)
16 田中 康介 タナカ コウスケ(京都サンガF.C.U-18)
17 吉田 峻 ヨシダ シュン(清水エスパルスジュニアユース)
MF
21 佐々木 匠 ササキ タクミ(ベガルタ仙台ユース)
7 菅 大輝 スガ ダイキ(コンサドーレ札幌U-18)
13 田中 碧 タナカ アオ(川崎フロンターレU-18)
20 永澤 竜亮 ナガサワ リョウスケ(ヴィッセル神戸U-18)
4 渡辺 皓太 ワタナベ コウタ(東京ヴェルディユース)
10 藤本 寛也 フジモト カンヤ(東京ヴェルディジュニアユース)
FW
9 斧澤 隼輝 オノザワ トシキ(セレッソ大阪U-18)
8 西本 卓申 ニシモト タカノブ(鹿島アントラーズユース)
19 安井 拓也 ヤスイ タクヤ(ヴィッセル神戸U-18
11 半谷 陽介 ハンヤ ヨウスケ(FC東京U-18)
14 杉浦 文哉 スギウラ フミヤ(名古屋グランパスU15)
※U-16日本代表:FIFA U-17ワールドカップチリ2015を目指すチーム
JFA-TV

今後の予定
8月26日(火)~9月3日(水) 直前キャンプ
AFC U-16選手権タイ2014(バンコク)
9月6日(土) グループステージ第1戦 vs 香港代表
9月8日(月) グループステージ第2戦 vs 中国代表
9月10日(水) グループステージ第3戦 vs オーストラリア代表
9月14日(日) ノックアウトステージ 準々決勝
9月17日(水) ノックアウトステージ 準決勝
9月20日(土) ノックアウトステージ 決勝





U-16アジア選手権のメンバーに選出されたユースの西本卓申くんである。.
背番号は8。
これは鹿島としては意味のある背番号である。
攻撃力をバンコクの地にて発揮してきて欲しい。
楽しみである。



沖悠哉くん・山本瑞樹くん・石津駿斗くん、メニコンカップ出場メンバー選出

2014年08月25日 | Weblog
U-15のオールスター戦「メニコンカップ」出場選手が決定
 adidas CUP 2014 第29回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会の決勝が24日に行われ、鹿島アントラーズジュニアユースが清水エスパルスジュニアユースに2-1で勝利し、大会初優勝を飾った。

 大会の全日程が終了し、優秀選手が決定。「JCYインターシティーカップEAST」、「JCYインターシティーカップWEST」を合わせたチームから優秀選手が選考され、9月に開催される「メニコンカップ2014」に出場する全34名が決定した。

「メニコンカップ2014」は、9月15日に名古屋市瑞穂公園ラグビー場で開催。所属クラブ所在地により選手を東西に分け、EASTとWESTが40分ハーフで対戦する。

 出場選手は以下のとおり。(カッコ内所属クラブ、数字は背番号)

■EAST
▼GK
1 沖悠哉(鹿島アントラーズジュニアユース)
17 西周希(コンサドーレ札幌U-15)

▼DF
2 高橋隼(ジェフユナイテッド千葉U-15)
3 澤田章吾(横浜F・マリノスジュニアユース)
4 山本瑞樹(鹿島アントラーズジュニアユース)
5 金田智明(栃木SCジュニアユース)
12 澄川広大(長岡ジュニアユースFC)

▼MF
6 佐藤昴(長岡ジュニアユースFC)
7 堀研太(横浜F・マリノスジュニアユース)
8 佐藤悠太(横浜F・マリノスジュニアユース)
13 品田愛斗(FC東京U-15深川)
14 藤村怜(コンサドーレ札幌U-15)
16 大曽根広汰(川崎フロンターレU-15)

▼FW
9 田中雄大(FC多摩ジュニアユース)
10 シマブク・カズヨシ(浦和レッズジュニアユース)
11 石津駿斗(鹿島アントラーズジュニアユース)
15 早乙女達海(栃木SCジュニアユース)


■WEST
▼GK
1 水谷友哉(名古屋グランパスU15)
17 牧野恋音(ジュビロ磐田U-15)

▼DF
2 川井歩(サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース)
3 伊藤駿光(清水エスパルスジュニアユース)
4 小山彬(名古屋グランパスU15)
5 中丸大輝(サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース)
12 岡野周太(サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース)

▼MF
6 住田将(名古屋グランパスU15)
7 川村拓夢(サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース)
8 高山登伊(JFAアカデミー福島U15)
9 吉田峻(清水エスパルスジュニアユース)
10 仙波大志(サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース)
16 丸山壮大(アルビレックス新潟U-15)

▼FW
11 明比友宏(サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース)
13 杉浦文哉(名古屋グランパスU15)
14 金亮哉(名古屋グランパスU15)
15 白井海斗(清水エスパルスジュニアユース)




若人の登竜門として有名なメニコンカップの出場選手が発表された。
鹿島ジュニアユースからは、沖悠哉くん、山本瑞樹くん、石津駿斗くんの三名が登録されておる。
沖悠哉くんはジュニアから鹿島に所属する才能高きGKである。
山本瑞樹もジュニアから所属しておる得点力の高いDF。
石津駿斗は期待のセンターFW、決定力を見せつけるのだ。
是非とも活躍して名を全国に轟かせて欲しい。
期待しておる。



ジュニアユース・沖悠哉くん、目標は曽ケ端

2014年08月25日 | Weblog
【川端編集長のニュース一言解説】クラブユース選手権は鹿島アントラーズジュニアユースが初優勝

初優勝の鹿島アントラーズジュニアユース<写真>川端暁彦

北海道帯広市で開催された「adidas CUP全日本クラブユース選手権(U-15)」は鹿島アントラーズジュニアユースの初優勝で幕を閉じました。

かわばた編集長の一言解説

 4泊5日の日程で帯広まで行って来ました。豚丼を食べに行ったわけではなく、中学生年代の全国大会である「adidas CUP全日本クラブユース選手権(U-15)」の取材です。

 優勝は清水エスパルスジュニアユースを破った鹿島アントラーズジュニアユース。初優勝になります。トップチームはJリーグの歴史の中でもトップの実績を残している鹿島ですが、育成年代での実績はそれほど飛び抜けたものではありません。もともと人口の乏しいエリアに本拠地があるために、一種の限界はあるわけですが、それを打破するための試行錯誤を続けてきました。

 決勝後、中村幸聖監督は「関東のビッグクラブに勝つためにどうするかを考えてきた」と言います。そう、育成年代において鹿島は「ビッグ」ではないんですね。今回優勝したチームは鹿島周縁部の選手で構成されていて、そうした「分母」の少ないチームの挑戦が実ったという意義のある大会だったという言い方もできます。もちろん、記事にもあるようにこの優勝が「ゴール」ということはないですけれどね。

 MVPのGK沖悠哉も鹿嶋市の出身。しかも鹿島中学校の出身ということで、同中出身の曽ヶ端準選手にちなんだ「背番号21」を預けられていました。本人にとっても、曽ヶ端選手は大きな目標であり、ずっとプレーを観てきた存在です。ジュニアユースの選手たちは基本的にホームゲームは観戦に訪れているそうですし、練習グラウンドもトップチームと隣接。そうした距離感の近さは素晴らしいなとあらためて思いました。この年代は「目標の選手」を聞かれると海外のスター選手が出てくることが多いのですが、彼らからは「大迫さんだったけれど、今は赤崎さんです」なんて言葉が自然に出てきました。こういうのは、すごく良いなと改めて思わされました。





鹿島ジュニアユースの初優勝について解説する川端編集長である。
人口的に下部組織の人材は難しい鹿島の下部組織について記事にしておる。
中村幸聖監督は「関東のビッグクラブに勝つためにどうするかを考えてきた」と言ったとのこと。
このメンタルは、トップチームに昇格しても引き継がれる。
勝利を飽く無く追求するメンタルを植え付けられておるのだ。
また、大会MVPに選出されたGKの沖悠哉くんは潮来出身とのこと。
将来、トップチームの21番を背負って欲しいところ。
順調に成長するのだ。
楽しみな逸材である。


名波が語る岳に足りないモノ

2014年08月25日 | Weblog
アギーレJの有力候補、鹿島・柴崎岳に唯一足りないモノ
2014.08.25
藤田真郷●撮影 photo by Fujita Masato

名波浩の視点
新たな指揮官としてハビエル・アギーレ氏を迎えた日本代表がまもなく始動する。今回は、その新チーム入りが期待される鹿島アントラーズのMF柴崎岳をピックアップ。アギーレジャパンの主力として活躍できる選手かどうか、解説者の名波浩氏に診断してもらった。


エスパルス戦の勝利に貢献した柴崎岳(右)。左はエスパルスのFW大前元紀。

 柴崎岳が、新生・日本代表のメンバー入りする可能性は十分にあると思う。Jリーグ第21節の清水エスパルス戦(3-1でアントラーズが勝利)でも、その存在は目立っていた。90分間を通して、安定したプレイを披露。パスの配球はもちろんのこと、パスの受け手として顔を出すタイミング、それから、自分がおとりになって相手を引きつけて、味方のスペースを生み出す動きもよかった。
 ボランチでありながら、2列目の仕事もこなせるのも大きい。精度の高いパスと効果的な動き出しでチャンスに絡み、フィニッシャーとしての役割まで全うしている。それでいて、試合展開や時間帯によっては、そうした攻撃的な仕事を自重。全体のバランスを考えてプレイができる大人のメンタリティーを持っていて、代表に入っても何ら問題なくやれるだろう。

 柴崎の最大の売りは、ゲームを読む力だ。敵の「ここが穴だ!」という急所を突くことに長(た)けている。
 この試合でも、いわゆるキラーパスを何本も通して決定機を演出。MF遠藤康が中央を抜け出してエスパルスのDFイ・キジェが思わず反則(退場)してしまったシーンも、遠藤へのスルーパスを出したのは柴崎だった(その反則で得たFKを、小笠原満男が直接決めた)。そして、柴崎はたとえミスをしても、常に相手の嫌なところを突き続けることができる。そのスタンスには好感が持てる。
 加えて、自分たちでボールを動かして、相手の守備ブロックを崩そうとか、今は自分たちのリズムではないから後方でボールを回そうとか、柴崎がいつもその判断の中心にいる。経験豊富な小笠原満男とコンビを組んでいることでやりやすい面もあるかもしれないが、最高の手本を間近に見ながら、メキメキと成長していることは間違いない。
 今季5ゴールを記録しているように、得点力もある。日本にはフィニッシュに絡めるボランチがまだまだ数が少ないので、その点も強調材料になるだろう。あと2、3年したら、もう少しウエイトが増して、もっとパンチのあるシュートが打てるようになるはず。そうしたら、もともとキックの質、とりわけインサイドキックはパーフェクトだから、一層魅力的な選手になるだろうし、日本代表の武器にもなると思う。
 課題は、本人もわかっているだろうけど、ボールへのアプローチの速さとか、守備における強さ。ただそれらは、代表入りして、国際経験を積んでいけば、だんだんと身についていくもの。代表チームにずっと帯同し、プレイし続けていけば、その問題は時間が解決してくるだろう。
 しかしひとつだけ、柴崎には早急に直してほしいというか、自らのプレイに肉付けしてほしいモノがある。それは、ピッチの中での”温度”だ。
 言葉では説明しづらいんだけれども、彼は一試合通してずっと”低温”でプレイし続けている感じがする。小笠原と比べると、その差は歴然。熱いモノが見ている側に伝わってこない。

 飄々(ひょうひょう)とプレイするのはいいけれども、今のままの“温度”でプレイし続けているようだと、タイトルや出場権がかかった国際大会では、使う側(監督)が起用しづらい選手になってしまうんじゃないか、と思う。
 そうならないためにも、普段はおとなしくてもいいから、ピッチに立ったら一気に“温度”を上げなければいけない。昔で言えば、森島寛晃(元日本代表FW。現セレッソ大阪アンバサダー)、今なら大久保嘉人(川崎フロンターレ)のような感じか。それができないと、ひりひりした国際舞台では戦えない。柴崎に注文したいのは、そこだけ。
 パフォーマンスに関しては、何も言うことがない。練習でも常に高い次元を維持しているというし、サッカーに取り組む姿勢も素晴らしいと聞いている。それだけに、柴崎にはその課題をクリアして、代表でコンスタントに活躍できる選手になったほしいと思う。
 何はともあれ、もし今回代表に選ばれたら、まずは好きなようにプレイしてもらいたい。他のメンバーの特徴を知ることは大事だけど、自分のいいところをどんどん出して、監督やチームメイト、そしてファンに“柴崎岳”という存在を目いっぱいアピールしてほしい。




今週に迫った新生日本代表の発表を前に柴崎岳について語るSportivaの名波である。
メンバー入りする可能性は十分にあると言う。
週末の清水戦での存在感を指摘し、精度の高いパスと効果的な動き出しでチャンスに絡み、フィニッシャーとしての役割まで全うしていると言い切る。
そんな中で、名波が岳に要求するのは「ピッチの中での”温度”」とのこと。
岳には「熱さ」がない印象の様子。
これには、異論を投じたい。
岳の冷静さが、的確にゲームを読み、チームに勝利をもたらせていると言って良かろう。
そのパーソナリティを理解した上で、アギーレ新監督には岳を招集して欲しいところ。
発表を楽しみにしておる。


鹿島ジュニアユース初優勝、受け継がれるアントラーズスピリッツ

2014年08月25日 | Weblog
受け継がれる“鹿島スピリット”…ユース選手権優勝の裏に小笠原の存在

クラブユース選手権で優勝した鹿島アントラーズジュニアユース [写真]=川端暁彦

 幾多の死闘を乗り越えてきた「逆転の清水」の力も、ファイナルでは届かなかった。北海道帯広市などを舞台に開催されていたadidas CUP全日本クラブユース選手権(U-15)は8月24日に決勝戦を迎え、2-1で清水エスパルスジュニアユースを下した鹿島アントラーズジュニアユースが初めてのタイトルを手にした。

 決勝の序盤、まず仕掛けたのは鹿島だった。中村幸聖監督が「僕らのイメージより早く点が入った」と振り返ったように、まずは4分に先制点。右サイドを破って、最後はファーのMF荻沼翼が押し込んでリードを奪う。さらに10分にも、今度は左CKにMF飯塚寿輝也が合わせて追加点。ゲーム自体の主導権を握った。

 ビハインドを負った清水は主将のMF吉田峻を軸とした丁寧なビルドアップからサイドを突く。準々決勝では2点差を、そして準決勝で3点差をひっくり返して決勝まで進んできただけに慌てた様子はなかったが、それは鹿島にとっても同じことだった。

「ウチの守備陣はしっかりしているので、2点あればと思っていた」と鹿島FW石津駿斗が語ったように、今大会の鹿島はすべての試合を1失点以内で抑えてきており、守備には絶対の自信を持つ。ガッツあふれるDF山本瑞樹や安定感抜群のGK沖悠哉を中心に清水の攻勢をいなし続けた。後半にPKから1点差に詰め寄られても、「清水は(準決勝で倒した)名古屋と攻め方が似ていて、(その名古屋を抑え込んでいたので)あまり怖くはなかった」とMF高村真哉は振り返る。結局、試合は2-1のまま終幕。逃げ切った鹿島が初めてのタイトルを手にすることとなった。

 中村監督は「美しい展開ではなかったかもしれないけれど、勝負にこだわるアントラーズのスピリットを出して勝ち切ってくれた」と感慨深げ。勝因の一つとして小笠原満男に導かれ、7月末に訪れた岩手県大船渡市への訪問を挙げた。「サッカーをやりたくてもできない子がいる。学校で体育をやりたくてもできない子がいる。そんな現実を観て、選手たちも思うところはあったと思う。好きなサッカーを誰よりもやり切ろうという思いが出ていた」(中村監督)。

 指揮官と小笠原は、かつて選手として共に戦った間柄。決勝前夜には連絡もあったそうで言われたことは、「絶対に勝て」。鹿島の看板を背負う以上、ファイナルで負けるなんてあり得ないというのは、まさにアントラーズスピリットだったか。小笠原は大会前に選手たちに向けても語る場を設けており、選手も「このクラブにいるのに簡単に負けてちゃいけない」(石津)と大いに刺激を受けていたようだ。

 鹿島のジュニアユースは普段からトップチームの隣で練習を行っており、そのプレーを間近で観ている。ホームゲームは練習時間などを調整してでも基本的に観戦させており、粘り強い戦い方を含めて「鹿島らしさ」を出せていたのは、まさにこうしたクラブとしての教育の賜物だったか。

 もちろん、「ここで勝つことはゴールじゃない」(中村監督)ことは分かっている。しかし、だからと言って、「負けていい」なんて判断は絶対にしない。それは「鹿島アントラーズ」の流儀ではないのだ。幼少期からそのプライドとスピリットを叩き込まれた選手たちは、勝利への執着心という一点で他クラブを確実に上回り、見事に栄冠を手にした。

文=川端暁彦





鹿島ジュニアユースの初優勝を伝えるサッカーキングの川端氏である。
「勝負にこだわるアントラーズのスピリットを出して勝ち切ってくれた」と中村幸聖監督のコメントを取り、裏話を取材しておる。
チームは小笠原満男に導かれ、震災の被災地である岩手県大船渡市への訪問を行ったとのこと。
「サッカーをやりたくてもできない子がいる。学校で体育をやりたくてもできない子がいる。そんな現実を観て、選手たちも思うところはあったと思う。好きなサッカーを誰よりもやり切ろうという思いが出ていた」と中村監督は言う。
満男から鹿島のスピリッツを直接伝授された中学生は大きく成長した様子。
連綿と流れるアントラーズスピリッツを誇りに思う。
素晴らしき伝統である。