鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

広島戦レビュー

2014年08月03日 | Weblog
【J1:第18節 鹿島 vs 広島】レポート:美しいゴールのオンパレード!鹿島が5発の大勝で広島を下す。(14.08.03)
8月2日(土) 2014 J1リーグ戦 第18節
鹿島 5 - 1 広島 (18:34/カシマ/16,632人)
得点者:9' カイオ(鹿島)、55' 柏好文(広島)、66' ルイスアルベルト(鹿島)、70' 西大伍(鹿島)、81' ダヴィ(鹿島)、83' 柴崎岳(鹿島)
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試合開始時には31度を越えていた気温は、ハーフタイムになっても30度を越えたままだった。風は止まり、スタジアムのなかの空気はこもりがち。選手にとって厳しい環境が思わぬ結果の一因となったのかもしれない。昨季、3戦3敗だった広島に対し、アウェイで3-0と快勝した鹿島が、ホームでは5-1とさらなる大差で勝利した。

前半は完全に鹿島のペースだった。9分、ボールを持つ柴崎岳が、左サイドからゴール前まで斜めに走り込んだ中村充孝の動きを見逃さずにパスを出す。ペナルティエリア内でキープしながら機をうかがう中村は右横に入って来たカイオにボールを渡す。カイオが思い切り振り抜いたシュートは、水本裕貴が出した足の間を抜け、逆サイドのゴールネットを揺らした。
その後も、久しぶりの先発出場となった中村充孝の積極的な姿勢で流れを掴んだ鹿島の攻勢が止まらない。相手のバックパスを拾った土居聖真がGKと1対1を迎えた他、速攻からダヴィが複数のチャンスを迎えるなど、追加点を奪える機会を何度もつくり出す。しかし、腰を痛めて遠征に参加しなかった林卓人に代わってゴールを守った増田卓也が落ち着いた対応でシュートを弾き返すと、鹿島に2点目を許さなかった。

ただし、前半の広島はほとんどチャンスをつくることができなかった。攻撃のスイッチとなる縦パスを入れることができず、最終ラインがパスをまわしながらチャンスをうかがうも結局GKまでボールが戻ってしまい、スタジアムは大きなブーイングに包まれた。状況を打開すべく、それまで柴崎にピタリとマークされなかなかボールを触れなかった高萩洋次郎が、25分過ぎから位置を下げて懸命にボールを動かそうとする。そのあたりから、ようやく右サイドの深い位置から中央にクロスを折り返せるようになり、柏好文のところから何度かチャンスはつくったが鹿島の選手たちの集中力も高くスコアは動かなかった。

「前半、もっと失点していてもおかしくないようなピンチをつくられましたけど、0-1で折り返すことができて、それは後半に向けてまだまだやれるというチャンスをもらって、今度は我々がアグレッシブに行こうと後半に入った」
試合後、森保一監督が説明した通り、後半は広島のペースから試合が始まる。佐藤寿人と山岸智を下げて、皆川佑介とミキッチを投入し、攻めの姿勢を強く打ち出す。すると、1トップに入った皆川が強靱なフィジカルを発揮して起点となる。佐藤とは全く違う持ち味を持つ皆川に鹿島のDF陣は少なからず混乱。55分、ゴール前でDF同士がお見合いしてしまったところを皆川に突かれ、最後は柏が押し込み、広島が同点に追いついた。

この得点によってスコアだけでなく試合の流れも一気に五分五分に引き戻された。むしろ前半多くのチャンスを逃した鹿島には嫌な空気も流れ始めていたのかもしれない。しかし、ここでトニーニョセレーゾ監督の采配がズバリ的中する。前半でもも裏を痛めていた中村充孝に代えてルイスアルベルトを投入すると、そのルイスアルベルトが66分に再び広島を突き放す2点目をあげる。さらに70分には左CKから西大伍が豪快なボレーシュートを叩き込み、短い時間で一気に流れを変えた。その後は、前掛かりになった広島の背後を突き、さらに2点を加算。終わってみれば大量5得点で、昨季優勝を決められた屈辱を多少は晴らす勝利をあげた。

ルイスアルベルトの追加点が試合を大きく動かしたことは事実だが、彼が入った時に柴崎岳をトップ下に置き、土居聖真が右MF、カイオが左MFという布陣に変更したのが大きかった。トップ下で攻撃に専念できるようになった柴崎は、パスの中継地点として自在にボールを動かし、速攻になればゴール前に飛び出して次々とチャンスを生み出す。圧倒的な存在感を90分に渡って見せつけた。

「彼の足には宝箱がある」
独特の言い回しで愛弟子を絶賛したセレーゾ監督。その宝箱をなんとか開けようとさまさまな工夫を監督はこらしてきたようだが、柴崎の好パフォーマンスは中断明けから試合を進めるごとに凄みを増している。いよいよ持っている能力を存分に発揮し始めた印象だ。若いチームが柴崎を中心にうまくまわり出した。

以上

2014.08.03 Reported by 田中滋


快勝に筆の走る田中氏である。
広島としては後半の選手交代が功を奏したかのように見えるが、鹿島守備陣のお見合いと一刀両断である。
若さの露呈以外は、完璧な試合展開であったと言いたげである。
そして、若さの象徴である岳の躍動は素晴らしい。
惜しむらくは、これだけの才能をいつまで鹿島に留めていられるのか不安になることであろう。
1試合1試合、岳の活躍を眼に収めておきたい。

西のゴール、プスカシュアワードにノミネート

2014年08月03日 | Weblog
Japonês marca golaço e já vislumbra Prêmio Puskas
Por Redação Placar 02/08/2014 - 17h56

O meia Nishi, do Kashima Antlers, já entra como forte candidato ao Prêmio Puskas 2014, tudo por conta do seu golaço contra o Sanfrecce Hiroshima, pelo Campeonato Japonês.

Após escanteio cobrado para fora da área, Nishi emendou um sem pulo, sem qualquer chance para o goleiro rival.

O Kashima goleou o Sanfrecce por 5 x 1 e agora é o quarto colocado da J-League.


FIFAの選定する年間最優秀ゴール賞”プスカシュアワード”の有力候補にノミネートされた広島戦の西のゴールである。
これは素晴らしい。
あれほどのゴールはなかなか観られるモノではない。
是非とも受賞して欲しいところ。
続報を待ちたい。

黒崎、大宮の後任監督候補に

2014年08月03日 | Weblog
大宮 大熊監督解任へ…大型補強も17位低迷 後任は内部昇格有力
 J2降格圏の17位に沈む大宮が大熊清監督(50)を解任することが2日、分かった。複数のJリーグ関係者が明かした。近日中にも正式発表される見通し。大宮は同日の第18節・仙台戦で2―2の引き分けに終わるなどリーグ戦6試合で勝利がなく低迷している。後任候補には黒崎久志コーチ(46)らが挙がっている。

 大宮は今季「勝ち点53以上、ACL出場」と4位以内を目標に掲げ、03年U―20代表監督や10年W杯南アフリカ大会で日本代表コーチを歴任した大熊監督を招へいした。熱血指導で昨季14位のチームを戦える集団に変貌させることが期待されていたが、リーグ開幕から連敗スタート。ここまで3勝7分け8敗で17位に低迷している。

 大熊監督は今季開幕に向けてマジョルカから元日本代表MF家長を獲得。かつてFC東京で指導したDF中村北斗らも補強した。W杯中断期間中にもセルビア代表FWムルジャや元韓国代表MFチョ・ウォンヒらを加えた。大型補強で上位浮上を図ったが、開幕から引きずった負の連鎖はリーグ再開後も断ち切れなかった。

 就任から7カ月が過ぎても戦術は定まらず、失点はリーグワースト2位の34失点。一部選手からは起用法への不満も漏れるなど崩壊寸前となった。事態を重く見たフロントは7月27日に最下位の徳島に1―3と敗れたことで解任へとかじを切った。

 引き分けに終わった仙台戦後、大熊監督は「(家長の)2点目は評価できる。これを良い流れにしたい」とし、自らの進退については触れなかったが、後任には新潟で指揮を執った経験を持つ黒崎コーチら、内部からの昇格が有力視されている。クラブにとっては3年連続でのシーズン途中の監督交代。チーム再建とともに、まずはJ1残留が現実的な目標となる。
[ 2014年8月3日 05:35 ]

【大宮】大熊監督解任!17位低迷で3季連続交代劇
2014年8月3日6時6分 スポーツ報知

 ◆J1第18節 仙台2―2大宮(2日・ユアテックスタジアム)

 J1で17位と低迷する大宮が、成績不振で大熊清監督(50)を解任することが2日、分かった。複数の関係者によると、後任には大宮のNTT関東時代からコーチを務め、今季甲府から復帰したコーチの渋谷洋樹氏(47)や、同じく昨年6月からコーチを務める黒崎久志氏(46)の名前が挙がっているという。4日にも発表となる見込み。また、大熊監督とともに今季から就任した鈴木徳彦GM(55)の退任も決定的となった。

 2日のアウェー仙台戦では先制されながら2―2の引き分けに持ち込んだが、今季リーグ戦18試合を終えて3勝7分け8敗。W杯による中断期間前の5月6日のF東京戦(1〇0)を最後に、6試合勝利から遠ざかる。約2か月の中断期間中の立て直しにも失敗し、再開後の広島、鹿島戦の2試合は引き分けたが、7月27日のホーム徳島戦で最下位相手に敗戦。解任の動きは加速した。

 大宮のシーズン途中での監督の交代劇は12年から3季連続。ここ数年間は、継続したチーム強化が行われていないのが現状だ。リーグ戦折り返しを過ぎ、降格圏から脱出のきっかけをつかめない今季、ある主力選手は「今までで一番悪い状況」と漏らす。05年のJ1昇格以降、何度も残留争いを繰り返しながら、J2降格のない大宮が、かつてない危機を迎えている。

 ◆大熊 清(おおくま・きよし)1964年6月21日、埼玉県浦和市(現さいたま市)生まれ。50歳。浦和南高、中大を経て87~92年に東京ガス(現F東京)でプレー。95年から同チームの監督を務め、01年に退任した。10年には南アW杯の日本代表コーチ。同年9月にF東京監督に再び就任し、12年から同チームのテクニカルダイレクター。今季から大宮の監督に就任した。178センチ、75キロ。血液型B。


監督解任の大宮に於いて後任候補に挙げられる黒崎である。
鹿島で培った戦術理論を新潟にて開花させた黒崎が就任となれば、大宮は変わるであろう。
続報を待ちたい。

広島戦報道

2014年08月03日 | Weblog
鹿島今季最多5発で広島下す/鹿-広18節

鹿島対広島 後半、鹿島MFルイスアルベルトは追加点を奪う(撮影・山崎安昭)

<J1:鹿島5-1広島>◇第18節◇2日◇カシマ

 優勝争いに踏みとどまりたい4位鹿島と5位広島が直接対決した。先制はホームの鹿島。前半9分、MF柴崎岳(22)のパスを受けたMF中村充孝(23)が、中央から右サイドのMFカイオ(20)にパス。これを受けてすぐ右足を振り抜き、ゴール左に流し込んだ。4月26日の前回対戦でも先制点を挙げたカイオが、再び口火を切った。

 その後も鹿島が主導権を握る。ボール保持率を高めて敵陣に攻め込むが、MF土居聖真(22)がGKとの1対1を外したり、FWダビ(30)がシュートを決め切れないなど、惜しい場面はあっても追加点は奪えない展開が続く。対する広島は26分、CK崩れの右クロスにDF水本裕貴(28)が頭で合わせたが、GKに阻まれた。鹿島1点リードで前半は終了した。

 追いつきたい広島は、後半開始と同時にFW佐藤寿人(32)に代えてFW皆川佑介(22)、MF山岸智(31)に代えてMFミキッチ(34)を投入。勝負に出ると、10分に実を結ぶ。ミキッチの起用で右から左サイドに回ったMF柏好文(27)がゴール前に走り込み、中央のMF石原直樹(29)からのパスを蹴り込んで同点にした。

 リーグ再開後、勝ちがない鹿島は後半18分にMFルイスアルベルト(30)を投入。柴崎をトップ下に上げ、攻撃を活性化した。すると3分後、攻め上がったルイスアルベルトが右足で決勝弾。その後もDF西大伍(26)が左CKに直接ボレーで合わせるスーパーゴール、柴崎のラストパスを受けたダビ、お返しにダビのパスを受けた柴崎が決めるなど一挙4点。今季最多得点で4位を守った。
 [2014年8月2日21時3分]

鹿島セレーゾ監督「柴崎の両足は宝箱」

拡声器を手にした鹿島MF柴崎は笑顔で「勝ちましたー!」(撮影・山崎安昭)

<J1:鹿島5-1広島>◇第18節◇2日◇カシマ

 鹿島MF柴崎岳(22)が3点に絡む活躍を見せ、広島を圧倒した。ボランチとして前半9分に先制点の起点になり、後半18分からトップ下で攻撃をけん引。FWダビの4点目をアシストした後、2戦連発となる5点目を決めた。トニーニョ・セレーゾ監督から「柴崎の足は宝箱」と絶賛された才能で、アギレジャパン入りが期待される男が結果を出し、首位鳥栖との勝ち点差を「7」とした。

 鹿島が5発快勝で優勝争いに踏みとどまった。立役者は、やはり柴崎だった。まずは前半9分、中央から前線に走るMF中村へピンポイントのパスを通し、MFカイオの先制点の起点になった。真骨頂は、ポジションをトップ下に移してから。1-1の後半18分、本職の土居を右に回して攻撃のど真ん中へ陣取ると、上下動を繰り返す。これで相手マークを分散させると、後半21分にルイス・アルベルトが決勝弾を呼び込んだ。

 さらに後半36分、ストライカー顔負けの動きで最終ラインの裏へ抜け出す。GKと1対1になると冷静に中央のダビを見てパスを送り、無人のゴールに流し込ませた。その2分後には、お返しのご褒美だ。今度はダビがGKを誘い出してパス。柴崎がスライディングしながら5点目を決めた。

 柴崎がトップ下になってから一気に4得点が生まれた。1得点1アシストに1起点。浦和の無失点記録を止めた前節からの2戦連発に「他クラブに警戒されるんで、記事を大きくしないでいただきたい。これからもスルスル抜けていきたいので」。そう冗談を飛ばした後、持ち味のフリーランニングについて「自分がパスを受けても、おとりになっても攻撃に厚みを出せる」と冷静に自己分析した。

 この動きに、82年W杯のブラジル代表で「黄金のカルテット」を形成したセレーゾ監督も、最高級の賛辞を贈った。「柴崎の両足は宝箱だ。開ければ、ものすごい光を発する。必ず日本代表になる非凡な才能を、何とか輝かせることだけ考えている」とまで言った。

 本人もアギレジャパン入りを狙う。今回のW杯は候補止まりだった一方で、何人もの同世代選手が活躍した姿を目の当たりにした。「W杯を見て、思うところはある。代表に選ばれたいと常に言ってきたけど、飛び級はない。1試合、1プレーを大事に鹿島でパフォーマンスを見せたい」。早くも昨季の倍の今季4点目をマークした22歳が存在感を増してきた。【木下淳】
 [2014年8月3日7時51分 紙面から]


天才22歳!鹿島・柴崎、2戦連発でアギレJ入りをアピール

チーム5点目を決め、笑顔の柴崎(中央)。2戦連発でアギレ・ジャパン入りをアピールした

 J1第18節(2日、鹿島5-1広島、カシマ)鹿島が昨季王者の広島に5-1で大勝。MF柴崎岳(22)が初の2戦連発でアギレ・ジャパン入りをアピールし、4試合ぶりの白星を飾った。G大阪はブラジルW杯の日本代表MF遠藤保仁(34)が1ゴール1アシストの活躍で、横浜Mに2-0で快勝。ベテランも代表残留を印象づけた。鳥栖が名古屋を1-0で下して浦和と勝ち点37で並び、総得点で上回って5月の第13節以来の首位に立った。浦和は神戸と2-2で引き分け2位に後退。

右足を思い切り伸ばしてゴールを奪った。後半38分だ。鹿島のMF柴崎は全速力でゴール前へ駆け上がると、FWダビの右クロスをスライディングでゴールへ沈めた。前節に浦和の連続無失点試合記録を7で止めた得点に続く、自身初の2戦連発。いつもはクールな22歳に笑みがこぼれた。

 「得点は押し込むだけだった。(2戦連発は)なかなかないことなので、うれしいです」

 定位置のボランチで先発して前半9分、MFカイオの先制点の起点に。1-1の後半18分には1列前のトップ下にポジションを移し、そこから怒涛(どとう)のゴールラッシュが始まった。同21分にMFルイスアルベルト、4分後にはDF西が決めた。

 同36分にはロングパスで柴崎がDF裏に抜け出し、ダビのゴールをアシストすると、その2分後に今度はダビからのパスで柴崎が決めた。「普段からいい関係を築けているし、お互いにプレゼントパスができたのでよかった」とうなずいた。


チーム5点目のゴールを決める鹿島・柴崎=カシマ

右足を思い切り伸ばしてゴールを奪った。後半38分だ。鹿島のMF柴崎は全速力でゴール前へ駆け上がると、FWダビの右クロスをスライディングでゴールへ沈めた。前節に浦和の連続無失点試合記録を7で止めた得点に続く、自身初の2戦連発。いつもはクールな22歳に笑みがこぼれた。

 「得点は押し込むだけだった。(2戦連発は)なかなかないことなので、うれしいです」

 定位置のボランチで先発して前半9分、MFカイオの先制点の起点に。1-1の後半18分には1列前のトップ下にポジションを移し、そこから怒涛(どとう)のゴールラッシュが始まった。同21分にMFルイスアルベルト、4分後にはDF西が決めた。

 同36分にはロングパスで柴崎がDF裏に抜け出し、ダビのゴールをアシストすると、その2分後に今度はダビからのパスで柴崎が決めた。「普段からいい関係を築けているし、お互いにプレゼントパスができたのでよかった」とうなずいた。


広島に大勝し、サポーターの声援に応える鹿島・柴崎=カシマ

 日本代表の新監督がアギレ氏に決まり、12日に来日予定。ウルグアイ、ベネズエラと続く9月の2連戦に向け、招集選手の選考が始まる。4年後のロシアW杯出場を目指す柴崎にとって、いいアピールにもなった。

 「常々、代表という舞台に行きたいと言ってきた。もちろん飛び級で一気にいけるわけじゃない。1試合、1プレーを大事にしていきたい」

 中断明けから3戦連続で引き分けたチームは、4試合ぶりの勝利。昨季最終戦では目の前で優勝を決められた相手に雪辱を果たし、優勝戦線にも生き残った。鹿島にとって今季唯一残されたタイトルであるJ1制覇へ、常勝軍団の逆襲が始まった。 (伊藤昇)

柴崎 岳(しばさき・がく)

 1992(平成4)年5月28日生まれ、22歳。青森・野辺地町出身。青森山田高2年時の2009年度全国高校選手権で準優勝。11年に鹿島入団。同年4月の福岡戦でリーグ戦初出場、12年10月のFC東京戦で同初得点。同年にナビスコ杯MVPとJリーグ・ベストヤングプレーヤー賞を受賞。同年2月にA代表に初選出(不出場)。昨年7月に代表復帰も体調不良で辞退。J1今季18試合4得点、同通算96試合7得点。1メートル75、64キロ。

紙面から)


鹿島-広島 後半、チーム4点目のゴールを決める鹿島・ダビ。広島・GK増田=カシマ


鹿島-広島 後半、チーム4点目のゴールを決め、声援に応える鹿島・ダビ=カシマ


鹿島-広島 後半、チーム3点目のゴールを決める鹿島・西=カシマ


鹿島-広島 後半、チーム3点目のゴールを決め、駆けだす鹿島・西=カシマ


鹿島-広島 後半、勝ち越しゴールを決める鹿島・ルイスアルベルト=カシマ


鹿島-広島 後半、勝ち越しゴールを決め、祝福される鹿島・ルイスアルベルト(8)=カシマ


前半、先制ゴールを決めガッツポーズする鹿島・カイオ=カシマ


広島に大勝し、サポーターの声援に応える鹿島イレブン=カシマ


2戦連発に柴崎流ジョーク「警戒されるからあまり入ってほしくない」
J1第18節 鹿島5―1広島 (8月2日 カシマ)


<鹿島・広島>広島に大勝し、サポーターの声援に応える鹿島・柴崎
Photo By 共同


 鹿島の柴崎岳(22)がリーグ戦自身初の2戦連発を記録し存在をアピールした。後半38分、ダヴィからのパスをゴール前に走り込み、右足で合わせて5点目。今季チーム最多得点の快勝に貢献した。

 「厳しい試合だった」と振り返ったように鹿島は広島に対し、序盤は4バックに柴崎と小笠原のボランチ2人も含めて6人が横に並んで守った。それでも狙い通りに後半勝負で快勝。4点目は柴崎からダヴィ、5点目はダヴィから柴崎と“お返し”も来た。「自分が取るのもアシストするのもこだわってはいない」と言う柴崎だが、前節・浦和戦に続くゴールに「なかなかない」と表情もほころぶ。そして「警戒されるからあまり(ゴールが)入ってほしくない」と報道陣を笑わせた。

 近く日本代表のアギーレ新監督が来日する。メンバーも4年後へ向けリセットされ個人的にもアピールのチャンス。「常々、代表には選ばれたいと思っている。でも、まずは鹿島でいいパフォーマンスを見せてから。一気に行けないから」。柴崎が静かに闘志を見せた。
[ 2014年8月3日 09:42 ]

【鹿島】柴崎は初2戦連発!5点大勝に「攻める形を見せられた」
2014年8月3日6時1分 スポーツ報知


後半38分、チーム5点目のゴールを決める鹿島・柴崎

 ◆J1第18節 鹿島5―1広島(2日・カシマスタジアム)

 鹿島が反撃ののろしをあげた。MF柴崎の自身初の2戦連発、DF西のスーパーボレーなどで5得点大勝。首位・鳥栖との勝ち点差を7に縮めた。3得点に絡んだ柴崎は「(2戦連発は)個人的にはなかなかないことなんでね。チームとしては非常に良い戦いになった。(追いつかれた後)チームとしてもう一度、攻める、という形を見せられた」と振り返った。

 Jリーグ再開後、3分けと勝ちきれなかった。主将MF小笠原は「一体感」「献身」の欠如などを原因に挙げた。その中で今季開幕前、海外クラブへの練習参加で合流が遅れた西が「迷惑をかけた。結果でチームに貢献したかった」とボレーを決めれば、途中出場のMFルイス・アルベルトが決勝点。特定の誰かではなく、鹿島らしく5人で決めた5得点。上位争いに踏みとどまった。

J1:鹿島が広島圧倒…第18節・2日
毎日新聞 2014年08月02日 22時49分(最終更新 08月02日 22時49分)

 ○鹿島5-1広島●(2日)

 この試合前まで勝ち点が同じで、上位3チームを追いかけるためには、どちらも負けられない試合は、鹿島が勝負強さを発揮して、3連覇がかかる広島を圧倒した。

 前半に1点を先制した鹿島は、後半立ち上がり、小笠原、柴崎の両MFが最終ラインまで下がって、リードを守ろうという意図が見えた。ハーフタイムにセレーゾ監督が「得点後、消極的になっている。もっと積極的に攻撃すること」と声をかけていたものの、後半10分に追いつかれてしまった。

 しかし、すぐに修正できるのも鹿島。後半18分のルイスアルベルトの投入が、勢いを取り戻すスイッチとなった。攻撃のリズムが生まれると、後半21分、中央でパスを受けたルイスアルベルトが右足のインサイドキックで冷静に勝ち越しゴールを決めた。

 さらに4分後の後半25分には西が豪快にボレーシュートをたたき込む。その後も「最後の笛が響くまで絶対に集中力を切らすな」という監督の指示を忘れることなく相手の背後を突いて、2点を追加した。

 3試合連続引き分けから久しぶりに勝利を手にした鹿島。1得点1アシストの柴崎は「やっと(勝ち点3を)取れた」。勝ち点を積み上げ、上位を追いかける。【村社拓信】


岳一色の各紙である。
まさに鹿島の至宝。
この輝きを拝みにスタジアムへ向かう。
楽しみである。

ジョルジ・ワグネル、広島戦観戦

2014年08月03日 | Weblog
鹿島へ加入のジョルジワグネル来日!4日にメディカルチェック
 柏などでプレーし、今年1月からボタフォゴ(ブラジル)に在籍していたMFジョルジワグネルが2日、来日し、鹿島-広島を観戦した。関係者によると、鹿島への加入で合意済み。4日にメディカルチェックを済ませ、正式にサインする見込みという。ジョルジワグネルは2011年から柏で3季プレーし、J1優勝などに貢献した。
(紙面から)


来日したジョルジ・ワグネルである。
昨日の広島戦を観戦したとのこと。
大勝の試合で、チーム戦術について把握できたのではなかろうか。
明日、メディカルチェックを受け、入団の運び。
活躍を楽しみにしておる。

西のエル・ゴラッソ、ノミネート

2014年08月03日 | Weblog
J1リーグ戦第18節ノミネートゴール決定のお知らせ
2014年8月2日(土)

 J1リーグ戦第18節のノミネートゴールが決定しましたのでお知らせいたします。

J1リーグ戦
中村 憲剛(川崎F) 8月2日 対 柏戦 得点時間:45+2
エドゥー(F東京) 8月2日 対 清水戦 得点時間:15
西 大伍(鹿島) 8月2日 対 広島戦 得点時間:70

※ノミネートゴールの映像はスカパー!のホームページ(http://soccer.skyperfectv.co.jp/static/award)で近日公開されます。

■最優秀ゴール賞 -BEST GOAL AWARD- コーナーはこちら ≫


第17節のノミネートゴールに選出された西のゴールである。
これほどスーペルなゴラッソはそうそうない。
観ていて鳥肌が立った。
このゴールで試合は決し、ゴールショウとなったのである。
素晴らしいゴールを決めた西を讃えたい。
最優秀ゴールに相応しいと思う。

広島戦コメント

2014年08月03日 | Weblog
2014Jリーグ ディビジョン1 第18節




鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・(5-1という勝利で決定力不足は解消されたか?)前半だけ見ても、もっと得点してもおかしくない内容だったと思う。(引き分けていた)3試合のなかでも数多くのチャンスを作っていたが、決めることができなかったり、ラストパスの精度が悪かったり、ノーゴールとジャッジされたりした。勝ってもおかしくない内容だったが、完璧ではないので、いろいろなことが起こる。そのなかで、少しずつ競争力があるチームになってきた。私は戦術や戦法は伝えるけど、何かを成し遂げるのは選手だから。
・これまでのセットプレーからの失点は、集中力や声を出すことが足りていなかったので、そこを改善することはそれほど難しいことではない。今日だけでなく、他も試合でもチャンスをものにしていれば、状況は変わったはず。プラスの結果が出たことで自信も高まり、よりよい状況が生まれるはずだ。
・(柴崎選手に関して)ずっと通訳には、すごい選手なのだから自覚するように説得してくれと言っている。運動量、能力、両足でシュートが打てるしパスも出せる。足に宝箱が入っていると表現したのだが、その箱を開けてほしい。将来、彼が日本代表に呼ばれるのは間違いないと思う。その成長を止めずに、私がイメージする以上の選手になってほしい。





【柴崎 岳】
チームとしては非常に良い戦いだったと思う。失点の場面は曖昧なプレーが多すぎた。しっかりとクリアして、まずはピンチをしのがなければいけない。その後、チームとしてもう1回攻めるという気持ちを見せられた。2点目、3点目が入った後はオープンな展開になって、ダヴィと自分の得点はその中で生まれたものなので、評価は難しい。ルイスと大伍さんの得点はすばらしかった。内容は修正できてきているが、無失点の試合が少ないので、まだまだやることはある。攻撃についてはポジティブに捉えられるので、引き続きやっていきたい。

【西 大伍】
自分が精一杯できることをやろうと心がけている。前節は攻撃に絡めなかったので、今日は行きたいと思っていた。得点については、練習でもあんなにきれいに決まることはなかなかない。ボレーは自分でもうまいと思っていたけど、サイドバックの位置ではなかなか機会がないので。リラックスして、芯に当てることを考えていた。チームの目標に貢献すること、守備でも攻撃でも成長できているか、また継続できるかどうかが大事。

【カイオ】
良いトレーニングができていて、それを試合でも出せている。チームメートの個性がわかってきたし、チームとして良くなっているという手応えがある。チームと一緒に、サポーターのために血が出るまで戦いたい。

2014年08月02日(土)


【J1:第18節 鹿島 vs 広島】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(14.08.02)
8月2日(土) 2014 J1リーグ戦 第18節
鹿島 5 - 1 広島 (18:34/カシマ/16,632人)
得点者:9' カイオ(鹿島)、55' 柏好文(広島)、66' ルイスアルベルト(鹿島)、70' 西大伍(鹿島)、81' ダヴィ(鹿島)、83' 柴崎岳(鹿島)
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:決定力不足が解消されたと考えていいでしょうか?
「この3試合のなかでも、数多くのチャンスをつくりながらも決めきれなかったり、ラストパスの精度が悪かったり、あるいは得点をしたけどレフリーの判断としてはノーゴールであったり、サッカーをやる上ではいろんなことが起きるのでちゃんとサッカーを分析してもらえば勝ってもおかしくない内容でしたし、チャンスの数も相手を上回っていたという部分では、少しずつ競争力のあるチームになってきたということだと思います。
ただ、すべては戦術的な部分や戦法を考えるだけで、実行するのは選手たちなので、その選手たちが何かを成し遂げようという気持ちがある限り、あるいはその夢を持ち続けている限り、状況は変わっていくだろうと思っていました。だからといって、すべてが完璧ではなかったですし、3試合のうちセットプレーからの失点があって、それは以前も申し上げたとおり集中や注意力、声を出すという部分の足り無さであり、それはそんなに難しい部分ではありません。あとは正当な競り方があるわけなので、それをうまくやれれば状況は変わってきます。今日だけでなく、他の試合でもチャンスをものにしていれば状況は変わっていたのであって、なにか発破をかけるというよりは、『要因は?』と聞かれていたので『決定力不足』をあげていました。選手たちの取り組む意識が変わっていけば状況は変わるし、チームとしての約束事や機能性も競争意識を高めれば、こういうこともやらなければいけないんだ、とか、こういうことをやれば勝てるんだということもわかってきます。当然ながらプラスの結果が出ればそれが深まるし、選手もそのなかで機能や役割を消化できるようになります。なおかつ、『言われていたことはより良い状況を生み出すんだな』という確信に変わるので、良いことではないかな、と思います」

Q:柴崎(岳)選手が攻守に効いていたと思います。評価をお願いします。
「僕は通訳にずっとすごい選手がいるんだけれど彼は自分で自分で凄いことができるんだと自覚していないだけで、それをなんとかしなくちゃいけない。なんとか説得してくれと言ってきました。まず、彼は運動量がある。その運動能力は高いし、シュートは両足で打てるし、パスも両足で出せるし、それもなおかつ正確です。サッカーというのは難しいスポーツであり、頭で考えても一番遠い足で動作を行うわけで、それも走りながら足を使います。それはなかなか教え込んでもある程度まではたどり着きますけど、あとは才能の部分もありますので、僕はその才能をなんとか開花したいなと思っていました。だから、この前ちょっと宝箱という訳を使わせてもらったんですけど、足に宝箱があって、それをなんとか開ければすごい光を発するという意味で宝箱という表現をさせてもらいました。僕は彼が将来、代表に呼ばれることを確信しています。このまま成長し続けて欲しいなと思います。彼が成長しているスピードを止めずに、うまく流れに乗ってそのまま、僕がイメージしている以上の選手に育ってもらえればと思います。僕はチームを監督する立場であって、監督の仕事というのは観察することも含まれています。彼は非常に早めにクラブハウスに来て、自分が練習において必要な準備を進めています。自分のスパイクを磨いたり、練習に対しても今やるべきことをちゃんと整理して取り組んでいますし、また練習後も自分の課題やなにかの発見をして、またそれに向かって取り組もうとしています。クラブハウスにあんなにいる選手はいません。20歳から少し経っている選手で、普通はギリギリに行こうかな、と思うところを、1番手か2番手くらいで来ています。僕はクラブハウスにわざと早めに行ってそういうところも見たりしているし、一番遅く来る選手も見ています。選手たちがどういう行動を取っているのか見ています。興味や積極性を持っているときは列の先頭に立ったり、一番前の席に座ったり、僕らも子供のときは興味あるものは前に立つしのぞきに行くし、それと同じです。人間の行動というのは年齢問わず変わらないものであって、それを彼は示しているかな、と思います。そういった部分を僕はちゃんと見ているし、成長したいんだな、変わりたいんだな、という選手は、しっかりと見ていきたいと思います。シャイな正確で後ろに座っている選手はもちろんいますけど、その殻を破って前に進めるような指導も心がけています。最終的には個人の判断ですし、どの道を進むのか、出番がないから後ろの方で良いと思う人と、もうちょっと頑張って前に行こうと思う人とでは、それぞれが変わっていくので、アントラーズにいる間は厳しく接するし、厳しい指導をしながら彼らが変わることを願って指導し続けます」

Q:若い選手のメンタル面での成長、ファイティングスピリッツについての成長をどの程度感じていますか?
「僕がファイティングスピリットのような哲学をこのクラブに持ってきたわけではなく、このクラブに元々あるものなので、僕が言わずとも彼らがやり続けていることです。あとは若い選手なので調子が良い日もあれば悪い日もあるので、それは若さ故の不安定さだと思います。僕は多少目をつぶりながら、絞めるところだったり弛めるところの判断をしながら、彼らが成長するようにしています。元々あったものなので、僕は特別なことはしていませんし、あとは若手でも一生懸命やるのでそれだけで十分だと思います。一生懸命やれば必ず成長はあると思います。あと、大半の選手はそれぞれの高校や大学で王様だった選手なので、その気持ちのまま一回プロに入ってくるんですけど、壁にぶつかります。フィジカルの脆さから始まり、技術や判断というところでは高校レベルや大学レベルとJリーグとはまったく違う世界であり、スピードも違います。今日の試合もありましたけど、いろんな狡賢さであったり駆け引きだったり、ポルトガル語で言うマリーシアであったり、いろんなことをやっていきます。それを練習のなかで覚えさせ、言葉で説明しても覚えられないことですし、練習で叩き込まないといけないことです。でも、彼らに言ったのは、時代の流れが速くなったのに伴い自分たちの成長スピードも技術のスピードと合わせて成長するんだという気持ちでやらないと、次の人が来て自分のポジションがなくなってしまうことに繋がります。早く自分の気持ちを奮い立たせてやらないといけないぞ、とは何度も言っています」

以上

【J1:第18節 鹿島 vs 広島】試合終了後の各選手コメント(14.08.02)
●中村充孝選手(鹿島)
「点を取りたいというのが一番ありましたけど、やらないといけないことは最低限できたと思います。1点目の斜めの動きは相手が弱いとわかっていました」

Q:柴崎選手から良いパスが出ましたが?
「あいつは見てるやろ、と。どんぴしゃのボールが来ました」

Q:出場時間が少し短かった?
「前半35分くらいにもも裏にピリッと来ていた。少し悔しいですね。アシストしても決めた奴が目立ってしまう。あの場面でもパスを出さないで自分が行く選択肢を持てるようにしたい」

●曽ヶ端準選手(鹿島)
「失点してしまったので残念。でも勝つことが大事だった。厳しい暑さでも最後まで走れたのはよかった」

●西大伍選手(鹿島)
「シーズンオフにチームに迷惑をかけた。前半戦もなかなか出場できず、とにかく貢献したい気持ちがあった。良いボールを出してくれて決めることができて良かった。正直、練習でも、あんなにきれいに決まることはないです。打った瞬間、入ったかなとは思いました」

●土居聖真選手(鹿島)
「3バックに慣れていた。みんな連動してたたけてたのが良かった」

Q:シュートを外したときは嫌な流れになったが?
「1-1になった瞬間、言われるな、と思いました。みんなに助けられました。でも、90分通してサイドに行っても起点になれたし、守備から入れました。2点入ってから一気に流れが傾いた。去年は広島に全部負けてきた。2勝できたのは大きい。大量得点できたのはよかった。きっかけにしていけたらと思います」

Q:イメージがあってきた?
「攻撃ではできてるかなと思います。守備ではちょっとずれている。柴崎(晃誠)選手をずっと見ていたんですけど逆サイドまで行かれたときにダヴィが見てくれなくて何本か危ないときがあった。後半は修正してくれた。そういう小さな積み重ねが点に繋がったと思います」

●柴崎岳選手(鹿島):
「チームとしては非常に良い戦いだと思いますし、失点シーンに関してはちょっと曖昧なプレーが多すぎたなと思いますし、クリアするところはしっかりクリアしてそのピンチをしのぐことをしなければならないですし、不運が重なって相手のところにこぼれたというのもあるんですけど、そこから良かったのはチームとしてもう1回攻めるという気持ちを見せれたこと。結果として2、3点目が入ったときに相手が裏にオープンなスペースを与えてくれたので、僕のゴールとダヴィのゴールはそういった状況もあってのことなので評価は難しいですけど、ルイス(アルベルト)のゴールとセットプレーからの(西)大伍くんのゴールはすばらしかったと思います」

Q:最後、サポーターに挨拶をしていましたが?
「拡声器を渡されたので、感謝の気持ちとこれからもお願いしますということを。鹿島というクラブ上、シャイな選手も多いですし、僕自身もそういった類いの選手ですけど、たまにはそういった部分も必要だと思いますし、(サポーターは)これから盛り上げていってくれると思うので僕たちもそれに反応してやっていければいいかな、と思います」

[ J1:第18節 鹿島 vs 広島 ]


同点に追い付かれ、ルイスアルベルトを投入した鹿島は、投入直後の66分、そのルイスアルベルトがゴールを決め勝ち越した。

[ J1:第18節 鹿島 vs 広島 ]


勝ち越しゴールから4分後の70分、小笠原のCKをエリア外から西大伍がダイレクトボレーを決め追加点を奪った。

[ J1:第18節 鹿島 vs 広島 ]


勢いに乗る鹿島は81分、裏へ抜け出した柴崎の折り返しをダヴィが流し込み試合を決定づける4点目を決めた。

[ J1:第18節 鹿島 vs 広島 ]


83分、今度はダヴィの折り返しを柴崎が決めて5点目。5-1で王者広島に圧勝した。

鹿島が5発大勝でトンネル抜ける…1G1A柴崎「連勝できるように頑張る」
14/8/2 20:34

[8.2 J1第18節 鹿島5-1広島 カシマ]

 鹿島アントラーズがホームでサンフレッチェ広島を5-1で下した。3戦連続引き分け中だった鹿島は、リーグ戦では中断前の5月17日の徳島戦以来の勝利となった。対する今季最多失点で敗れた広島は4戦ぶりの黒星となった。

 先制も鹿島だった。前半9分、MF中村充孝がエリア内で粘って右サイドにパス。MFカイオが走り込むと、ブロックに入ったDF水本裕貴の股を抜くシュートを通して、逆サイドネットに突き刺す。20歳の高卒ルーキーMFが、今季早くも4得点目を挙げて、先制に成功した。

 後半に入ると、広島はMFミキッチとFW皆川佑介を同時投入。流れを引き戻しにかかると、迎えた後半10分、DF塩谷司の縦パスを受けた皆川が粘って逆サイドに流す。これに左サイドから走り込んだMF柏好文が流し込んで、試合を振り出しに戻した。

 だが中断明け3戦連続ドローと波に乗り切れない鹿島だったが、この日は違いを見せた。まずは後半21分、MF土居聖真のスルーパスを受けたMFルイス・アルベルトが塩谷を股抜きでかわすと、右足でネットを揺らして勝ち越し点を奪う。同25分には左サイドからのCKを獲得すると、小笠原満男のクロスの中央走り込んだDF西大伍がダイレクト右足で合わせる。2000年のアジア杯で現解説者の名波浩氏が見せたようなスーパーゴールを突き刺し、勝利をグッと引き寄せた。

 ただこの日の鹿島はまだ止まらない。後半36分、DF昌子源のロングフィードでMF柴崎岳が抜け出す。FWダヴィのゴールをお膳立てすると、今度は38分、ダヴィが右サイドで粘ってグラウンダーのクロスを入れる。これにスライディングで飛び込んだ柴崎がゴールネットを揺らす。「大勝できてよかった。またこれから連勝できるように頑張りたい」。鹿島を引っ張る22歳は、巻き返しを誓っていた。

鹿島DF西大伍が“名波ボレー”決める
14/8/2 21:07

[8.2 J1第18節 鹿島5-1広島 カシマ]

 鹿島アントラーズがホームでサンフレッチェ広島に5-1で勝利した。3戦連続引き分け中だった鹿島だが、うっ憤を晴らすかのような大勝劇だった。

 スーパーゴールも決まった。2-1と1点リードして迎えた後半25分、左サイドからのCKを獲得した鹿島は、MF小笠原満男がペナルティーアークより外にボールを上げるサインプレーを見せる。ここに走り込んだのはDF西大伍。右足ダイレクトで合わせると、シュートは一直線にゴールに突き刺さった。

 今季ここまでのNo.1ゴールと言っていいようなスーパーゴールだったが、このパターンのゴールは日本代表の伝説のゴールシーンと重った方も多いはずだ。2000年のアジア杯準々決勝のイラク戦で後半8分に中村俊輔のFKを現解説者の名波浩氏がダイレクト左足で合わせた場面。この完璧なボレーシュートは今でも語り草となっている。

 今回の西の見せたGKも全く触ることが出来なかったという点では、“名波ボレー”以上のゴール。今季は若手の台頭に苦しんでいた26歳が、存在感を今一度示す、意地の今季初ゴールを決めた。

鹿島、2シーズンぶりの大量5得点で快勝


鹿島はMF柴崎 岳選手(#20)の2試合連続ゴールなど大量5得点を挙げ、5-1で広島に快勝。4試合ぶりの勝点3を手に入れた。


岳を絶賛する指揮官や、スーペルゴラッソの西大伍などもあるが、ここはカイオに尽きる。
「チームと一緒に、サポーターのために血が出るまで戦いたい」
ここまで言われては応援する以外にない。
声が枯れるまでカイオに声援を送ろうではないか。
これからも鹿島のために活躍して欲しい。
期待しておる。