鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

U-21日本代表・植田、練習から本気でやるように心掛けています

2014年08月12日 | Weblog
静かなる闘志を燃やすU-21代表DF植田「練習から本気でやる」
14/8/12 23:04



 2日目を迎えたU-21日本代表候補トレーニングキャンプで、DF植田直通(鹿島)は静かなる闘志を燃やしていた。

「まだそんなにやっていない状況なので」と前置きしながらも、「ただ、ゲーム形式の練習も入ってきましたし、そこでしっかりとアピールできればいいなと思っています」と意気込みを示している。

 自身のアピールポイントを「対人の部分は絶対に負けてはいけないと思っています。そこだけは絶対に負けない自信があるので、そこは見てもらいたい部分ですね」と話すと、「対人の強さは試合でつくと思っています。ゲーム形式の練習でもしっかりと実力になると思うので、練習にどういう意識で取り組めるかが大事だと思うし、練習から本気でやるように心掛けています」と練習の重要性を説いた。

 所属する鹿島では昨季はリーグ戦での出場機会をつかめなかったが、「いろいろな先輩がいるので、そこで学べたのが大きかった」と当時を振り返っている。そして開幕戦でJデビューを飾った今季は第9節に先発初出場を果たし、以降はスタメンの座を守り続ける。そして、レギュラーに定着したからこそ、この状況を継続させなければいけないと話した。「試合に出ないと分からないこともあるので、試合に出続ければ成長すると思っています。だから、これからも試合に出続けないといけません」。

 9月にはアジア大会が開幕する。2連覇が懸かる大会に向けて、「まずはメンバーに選ばれるようにアピールして、選ばれればチームの勝利のために全力を尽くしたい」と決意を表明した。

(取材・文 折戸岳彦)




静かなる闘志を燃やすU-21日本代表候補の植田である。
「対人の部分は絶対に負けてはいけないと思っています」と自分のアピールポイントを語る。
身体能力ならばワールドクラス。
戦術眼と試合経験を積み、大きく成長していって欲しい。
楽しみにしておる。


アギーレ代表に豊川を推奨

2014年08月12日 | Weblog
U-21代表から厳選! アギーレ監督に推奨したい5人の俊英
広島由寛(週刊サッカーダイジェスト)
2014年08月12日

ザックジャパン入りも噂されたCBの逸材が――。

 リオデジャネイロ五輪の出場を目指すU-21日本代表が、8月11日に福岡キャンプをスタートさせた。3日間の日程で、最終日の13日にはJ2のアビスパ福岡と練習試合を戦う。

 奇しくもキャンプ初日に就任会見を開いた日本代表のハビエル・アギーレ新監督は、ユース年代の育成に関心を示し、五輪代表(U-21代表)にも目を配っていくと明言した。

 リオ経由でロシア行きを目指す俊英たちのなかから、アギーレ監督に推奨したいヤングタレントをとくに選りすぐった。

FW
野津田岳人(広島/94年6月6日生まれ)

トップでも2列目でも計算できるレフティーは、「決定力は自分の持ち味でもあるし、勝敗を左右するので、意識しています」と、勝負を決められる男だ。9月に控えるアジア競技大会に向けては「優勝を目標に見据えて、そのなかで自分が活躍することで、チームを引っ張っていけるような存在になりたいです」と向上心も強い。

MF
大島僚太(川崎/93年1月23日生まれ)

リオ五輪を目指す手倉森ジャパンのキーマンとなりそうな中盤のクリエーター。所属する川崎ではレギュラーとして着実に力をつけており、風間監督の下で戦術理解度を深め、静岡出身者らしい確かなテクニックと非凡な攻撃センスで攻撃をオーガナイズする。守備力が身に付けば、すぐにでもA代表で通用するだろう。


MF 豊川雄太(鹿島/94年9月9日生まれ)

MF
豊川雄太(鹿島/94年9月9日生まれ)

主に両サイドを主戦場に、豊富なスタミナを活かして、精力的な上下動を見せる。常にアグレッシブな姿勢を忘れずに、攻守両面でハードワークできるのは、アギーレ好みと言えるはず。まだ粗削りな部分が目につくものの、思い切りの良さは高く評価できる。伸びしろの大きさを感じさせる有望なアタッカーのひとりだ。

CB
奈良竜樹(札幌/93年9月19日生まれ)

1対1の強さなど、タイトなディフェンスが特長のひとつだが、それだけにとどまらず、むしろ「周りを動かす声やカバーリングの部分」に重点を置いているという。コンビを組む相手の良さを引き出すよう努め、プレーの幅を広げながら、CBとしてのグレードアップを目指している最中で、今後の成長が楽しみな有望株だ。

CB
岩波拓也(神戸/94年6月18日生まれ)

一時は前体制のザックジャパン入りも噂されたほどの逸材で、空中戦の強さはもちろん、足下の技術にも優れ、ビルドアップでも持ち味を発揮するCBだ。2011年のU-17ワールドカップを経験し、翌年のアジアユースにも出場するなど、10代の頃から日の丸を背負ってきただけに、国際舞台での戦い方を心得ているのも強み。

取材・文:広島由寛(週刊サッカーダイジェスト)




週刊サッカーダイジェストの広島氏が推すU-21日本代表からフル代表に推奨したいヤングタレントに挙げられた豊川である。
これは嬉しい。
今季序盤のニューヒーローであった豊川はシンデレラボーイと言って良かろう。
攻守に厭わず走り、決定力も高い。
今後の伸びも期待される豊川が、青きユニで躍動する姿を想像すると気持ちが高まる。
豊川の更なる成長を楽しみにしておる。


町田くん・久保田和音くん、U-17日本代表選出

2014年08月12日 | Weblog
U-17日本代表 チェコ遠征(8/16~25)メンバー・スケージュール
2014年08月12日

スタッフ
監督:内山 篤 ウチヤマ アツシ(日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ)
GKコーチ:浜野 征哉 ハマノ ユキヤ(日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ)

選手
GK
小島 亨介 コジマ リョウスケ(名古屋グランパスU18)
阿部 航斗 アベ コウト(アルビレックス新潟ユース)
DF
浦田 樹 ウラタ イツキ(ジェフユナイテッド千葉U-18)
村松 航太 ムラマツ コウタ(清水エスパルスユース)
町田 浩樹 マチダ コウキ (鹿島アントラーズユース)
山川 哲史 ヤマカワ テツシ(ヴィッセル神戸U-18)
藤谷 壮 フジタニ ソウ(ヴィッセル神戸U-18)※
MF
久保田 和音 クボタ カズネ(大阪桐蔭高)
坂井 大将 サカイ ダイスケ(大分トリニータU-18)※
鈴木 徳真 スズキ トクマ(前橋育英高)※
長沼 洋一 ナガヌマ ヨウイチ(サンフレッチェ広島ユース)
野田 裕喜 ノダ ヒロキ(大津高)
木 彰人 タカギ アキト(ガンバ大阪ユース)
FW
サイ・ゴダード サイ ゴダード(トッテナム・ホットスパー/イングランド)
杉森 考起 スギモリ コウキ(名古屋グランパスU18)
岸本 武流 キシモト タケル(セレッソ大阪U-18)
加藤 陸次樹 カトウ ムツキ(サンフレッチェ広島ユース)
小林 颯 コバヤシ ハヤテ(四日市中央工業高)
※藤谷、坂井、鈴木の3選手は、現在U-19日本代表(SBS国際ユースサッカー)に参加しており、その活動終了後に合流予定。

スケジュール
第21回バツラフ・イェジェク国際ユーストーナメント
8月20日(水) 17:00 対 U-17スロバキア代表(ナパイェドラ)
8月21日(木) 17:00 対 U-17ウクライナ代表 (クロメルジーシュ)
8月23日(土) 順位決定戦




チェコ遠征に向かうU-17日本代表が発表された
このチームの常連であった町田くんに加え、来季鹿島入団内定した大阪桐蔭高校の久保田和音くんも選出されておる。
ここは、チームに溶け込み、町田くんと良いコンビネーションを作って欲しいところ。
楽しみにしておる。


植田・ユキ・豊川、U-21日本代表キャンプの様子

2014年08月12日 | Weblog
福岡でトレーニングキャンプを行うU-21日本代表候補(GK&DF編)
14/8/12 19:14

 U-21日本代表候補は13日まで福岡でトレーニングキャンプを実施する。DF遠藤航(湘南)、MF井出遥也(千葉)、MF野澤英之(F東京)の3選手がケガのために不参加となり、DF西野貴治(G大阪)、DF三島勇太(福岡)が代わって招集されている。



6月以来となるキャンプがスタートした


ボールを受ける伊東幸敏(鹿島)


監督の話に耳を傾けるDF植田直通(鹿島)


練習前に集合写真の撮影が行われた


福岡でトレーニングキャンプを行うU-21日本代表候補MF&FW編
14/8/12 20:17

 U-21日本代表候補は13日まで福岡でトレーニングキャンプを実施する。DF遠藤航(湘南)、MF井出遥也(千葉)、MF野澤英之(F東京)の3選手がケガのために不参加となり、DF西野貴治(G大阪)、DF三島勇太(福岡)が代わって招集されている。



左ウイングをこなしたMF豊川雄太(鹿島)




U-21日本代表候補トレーニングキャンプの様子である。
植田とユキ、そして豊川はチームに馴染み躍動しておる様子。
是非とも、この合宿で実力を認められ、アジア大会のメンバーに残って欲しい。
期待しておる。


サッカーダイジェスト 名古屋戦寸評

2014年08月12日 | Weblog
【2014 J1寸評・採点|19節】名古屋対鹿島
週刊サッカーダイジェスト編集部
2014年08月12日

選手・監督 寸評/採点
※週刊サッカーダイジェスト8.26号(8月12日発売)より



[名古屋]
[GK]
1 楢正剛 5.5 
結果3失点とはいえミスは少なく、鹿島の決定機を3つ止めてもいる。
[DF]
19矢野貴章 5.5 
太ももの負傷を抱えながらフル出場。セットプレーで高さを見せた。
3 牟田雄祐 4.5 
動き自体は良かったが、後半に同点に追い付かれる痛恨のミスを犯す。
4 田中マルクス闘莉王 5.5 
故障明けで身体が重いなか、粘り強く守備陣を統率するなど奮闘。
15 本多勇喜 5 
終始左サイドの守備に追われた。3失点目につながる守備はお粗末。
[MF]
33 レアンドロ・ドミンゲス 5.5 
ぬかるんだピッチでパスの精度が低下し、勝利に導く活躍はできず。
8 ダニルソン 6 
持ち味の守備範囲の広さでディフェンスの要に。その存在は不可欠。
28 田口泰士 5.5 
後半はトップ下に入る場面もあったが、攻撃面でインパクト残せず。
20 矢田旭 5 
ボールタッチが少なく存在感は希薄。ディフェンスで貢献したが…。
[FW]
16ケネディ 6 
強行出場のなか、ポストプレーで攻撃を促進。PKもきっちり決めた。
18 永井謙佑 6 
俊足を活かし攻守に躍動。先制点は挙げたが、他の決定機も決めたい。
[交代出場]
FW 17 松田力 5 
交代直後は突破力を見せたものの、徐々に試合から消えてしまった。
MF 7 中村直志 5.5 
バランサーとして投入も、終盤の連続失点の嫌な流れを止められず。
[監督]
西野朗 5 
ケネディの起用は吉と出たが、交代後のチームを制御できなかった。

[鹿島]
[GK]
21 曽ヶ端準 6 
2失点は致し方なしか。若い最終ラインを支え、安定感は見せた。
[DF]
22 西大伍 6 
積極的にオーバーラップを繰り出し、右サイドの攻撃を90分間牽引。
23 植田直通 6 
パスミスが散見も、ケネディとの競り合いで互角の勝負を演じた。
15 昌子源 6 
植田同様にケネディと果敢に競り合い、最終ラインも冷静に統率。
16 山本脩斗 6.5 
前半に価値ある同点ゴール。運動量も多く攻守に貢献度は高かった。
[MF]
20 柴崎岳 6 
淡々とパスを捌き、逆転劇を演出。エリア内への侵入も脅威を与えた。
40 小笠原満男 6 
正確なフィードで試合をコントロールし、身体を張った守備も披露。
33 カイオ 6 
持ち前の突破力を見せる機会は少なかったが、前線の基点にはなった。
13 中村充孝 6 
得意のドリブルで相手守備陣の脅威となり、同点ゴールの起点に。
28 土居聖真 6 
序盤は流れに乗れなかったが、2アシストを挙げて能力を誇示した。
[FW]
11 ダヴィ 6.5 
フォアチェックから同点ゴールを奪い、若いチームに勢いを与える。
[交代出場]
MF 8 ルイス・アルベルト 6 
停滞し始めた中盤のテコ入れで起用。期待に応える運動量だった。
MF 25 遠藤康 6.5 
途中出場で値千金の逆転弾。得意の左足で鮮やかにネットを揺らす。
MF 19 豊川雄太 6 
シュートは打てなかったが、サイドハーフとしてよく走り貢献した。
[監督]
トニーニョ・セレーゾ 6.5 
ハーフタイムの指示と交代策が的中し、采配でチームを逆転へ導く。

[試合内容]
名古屋が序盤から押し込み25分に永井が先制。前半のうちに追いつかれたが、後半開始直後にPKを奪い、勝ち越した。しかしケネディ交代後に盛り返した鹿島に8分間で2失点。痛恨の逆転負けを喫し、降格圏の16位に転落した。




サッカーダイジェストによる名古屋戦の寸評である。
逆転勝利に高評価となっておる。
得点を記録した三人が最高評点を得た。
個人的には途中出場のルイス・アルベルトを評価したい。
高さと運動量でチームを活性化させたことは逆転の下地を作ったように思える。
また、ここに来て好調維持しておるアツにも注目であろう。
1点目の突破とパスは、アツの才能を改めて感じさせられた。
難敵・名古屋を逆転にて倒し、チーム状態の良さが伺える。
そして、この連勝で、上位浮上の芽が吹いた。
次節以降も好調を維持し、勝利を積み重ねていこうではないか。
期待しておる。


源、サーキットトレーニング実施

2014年08月12日 | Weblog
2014年08月12日(火)


16時半からのミーティング後、サーキットトレーニングを実施しました。連休後のハードなトレーニングとあって、膝に手をついて動けない選手も見られました。また急激に温度が下がったため、小笠原選手など一部の選手は厚手のトレーニングウェアを着用していました。



サーキットトレーニングを行う源である。
DFリーダーとして頭角を現し、チームの主軸として迎えた初めての夏場、ここは正念場と言えよう。
フィジカルで負けることなく、90分集中力を研ぎ澄ますのだ。
源の力でチームに勝利を呼び込め。
頼もしいCBに期待大である。


フットボールチャンネル、新生代表に岳と源

2014年08月12日 | Weblog
アギーレ監督の言葉からメンバーをシミュレーション。トップ下廃止で本田は選外か。柴崎&宇佐美の選出とスタメン定着に期待
日本代表を率いるハビエル・アギーレ監督が来日会見を行った。そこでは、これからの4年間で目指すチーム作りのヒントがちりばめられていた。アギーレ監督の言葉をもとに、9月5日に迫った初戦のメンバーをシミュレーションする。

2014年08月12日
text by 海老沢純一 photo Asuka Kudo / Football Channel

「4-3-3をベースに、将来性のある選手や、攻守両方をこなせる選手が必要」

 8月11日、35度を越える灼熱に加えて台風の影響で強風が吹き荒れる中、日本代表を率いることとなったハビエル・アギーレ監督が来日した。長時間におよぶ空の旅の末、日本の土を踏んだその足で都内某所の会見場に姿を現したアギーレ監督。

 会場には、その声を聞くために多くの報道陣が駆けつけた。試合が行われるJリーグのスタジアムの記者室やJFAハウスで定期的に開催される記者会見とは比べ物にならない人の数で、サッカーを伝えるメディア媒体はこんなにも多かったのかと気付かされたほどだった。

 そして、アギーレ監督がカメラのシャッター音を浴びながら壇上に登場すると、会場の端には夫人や息子さんらご家族の姿も。

 そんなご家族に見守られながら質問に答えるアギーレ監督だが、その中でもやはり「守備を固めて勝利を目指したいと考えており、それを目標にしている」というコメントは興味を引くものだ。

 さらに、フォーメーションに関しては「4-3-3をベースに考えている」と語っており、選手選考については「将来性のある選手や、攻守両方をこなせる選手が必要。特に守備ができるというのは重要だ。GKもFWも含めて11人全員が守って攻められるチームを目指す」と答えた。

 では、9月5日に予定されているウルグアイ戦と同9日のベネズエラ戦には、どんなメンバーが選出されるのだろうか? ただ、1ヵ月を切っている段階で大幅に選手を入れ替えることは考えにくいので、ブラジルW杯を戦った選手たちを中心にシミュレーションしてみようと思う。

本田、今野、大久保、遠藤、伊野波は選外か。山口は負傷で欠場

 以下は、ブラジルW杯日本代表の23選手。

GK
川島永嗣(31歳)、西川周作(28歳)、権田修一(25歳)
DF
吉田麻也(25歳)、今野泰幸(31歳)、森重真人(27歳)、伊野波雅彦(28歳)、長友佑都(27歳)、内田篤人(26歳)、酒井高徳(23歳)、酒井宏樹(24歳)
MF
長谷部誠(30歳)、遠藤保仁(34歳)、山口蛍(23歳)、青山敏弘(28歳)
FW
本田圭佑(28歳)、香川真司(25歳)、清武弘嗣(24歳)、岡崎慎司(28歳)、柿谷曜一朗(24歳)、大久保嘉人(32歳)、大迫勇也(24歳)、齋藤学(24歳)

 ここから、アギーレ監督が掲げた「4-3-3(アンカーを置いた4-1-2-3とする)」「将来性のある選手」「攻守をこなせ、守備に貢献出来る選手」という基準に沿わない選手、つまり30歳以上の選手や運動量の少ない選手、ポジションのない選手を考えてみる。(GKはポジションの特性上、30歳以上でも除外しない)

 まず、30歳以上の選手は今野、長谷部、遠藤、大久保。ただ、長谷部は攻守に貢献出来るため、例不外的に選出される可能性が高い。その一方で、今野と大久保に関しては年齢的にも4年後は厳しく、遠藤は守備も出来ないため選外となることも考えられる。

 そして、本田は90分間を走り切るスタミナがなく、トップ下以外のポジションでの起用は難しいため、4-1-2-3にはフィット出来ない。ミランでは右ウイングで起用されているが、適正なポジションとは言えない状況が続いている。

 さらに、伊野波は能力的に厳しく、山口は残念ながら負傷によって出場不可となっている。

外せない細貝の存在。中盤の守備力は日本No.1

 となると、計6枠が空いていることになる。4-1-2-3のシステムで枠数を考えると、GK3、CB4、SB4、MF5、WG4、FW3の計23枠となる。上記の6人を外すと、現状ではGK3、CB2、SB4、MF2、WG4、FW2。そのため、CB2、MF3、FW1で新戦力となる選手をピックアップしてみよう。

 まずはCB。このポジションは最も問題が多く、人材難も嘆かれているだけにアギーレ監督も頭を悩ませることになるだろう。そこで、このポジションは「将来性のある選手」に重点を置いて考えてみる。

 1人目は、サンフレッチェ広島の塩谷司。ブラジルW杯前も招集を臨む声が多く、現在25歳。チームは苦戦中ながら今シーズンすでに5得点をあげるなど「攻守に貢献出来る」という点にもマッチ出来る選手だ。

 2人目は、鹿島アントラーズの昌子源。塩谷よりも更に若い21歳で、今シーズンは19節時点で全試合フル出場を続けるなど、鹿島の主力に定着した有望株だ。A代表としてプレーするためにはまだまだ成長が必要だが、4年後に期待して早いうちから代表の空気に慣れさせるのも良いだろう。

 さらに、同僚の19歳・植田直通も有望な存在だけに、切磋琢磨して代表入りを競い合うことでアギーレ監督を良い意味で悩ませて欲しい。


 次にMF。まず、「守備を固めて勝利を目指す」というスタイルに欠かせないのはヘルタの細貝萌だ。軒並み苦戦を続ける海外組において、クラブで完全にレギュラーを掴んでいる存在でドイツでもその守備力は高く評価されている。

 ザッケローニ監督が守備ではなく攻撃面に比重を“置き過ぎた”ことでブラジルW杯行きは逃したが、中盤の守備力は間違いなく日本No.1だろう。

覚醒の時を迎えた宇佐美。G大阪で大車輪の活躍


鹿島アントラーズの柴崎岳。22歳という年齢ながら落ち着いたプレーでチームをけん引している【写真:工藤明日香 / フットボールチャンネル】

 2人目は、鹿島アントラーズの柴崎岳。22歳という年齢ながら落ち着いたプレーでチームをけん引している。攻撃面では決定的なパスを供給し、自ら得点も奪える力を持ちつつ、守備でも貢献出来る選手。“将来の代表エース”と言われていたが、これからの4年間がその“将来”となるはずだ。

 3人目は、FC東京の米本拓司を推したい。フィジカルの強さは日本人屈指で、ボール奪取能力はJリーグNo.1と言っても過言ではない。細貝とともに中盤の守備を担う存在としてチームに貢献できるはずだ。

 そして、最後の1枠。FWにはガンバ大阪の宇佐美貴史がふさわしい。開幕序盤は負傷の影響で出場出来ずにいたが、戦列に復帰してからは大車輪の活躍。8試合で5得点を挙げており、自らが不在の間には勝ち点を稼げなかったチームを完全に蘇らせた。

 10代でのブレークやドイツでの苦悩など22歳にして波瀾万丈のキャリアを送ってきたが、ついに覚醒の時を迎えたと言える。また、センターフォワードはもちろん、左WGとしても起用可能というのは代表監督としても重宝したい存在だ。

 以上の選手を変更したリストは以下の通り。

GK
川島永嗣(31歳)、西川周作(28歳)、権田修一(25歳)
DF
吉田麻也(25歳)、森重真人(27歳)、塩谷司(25歳)、昌子源(21歳)、長友佑都(27歳)、内田篤人(26歳)、酒井高徳(23歳)、酒井宏樹(24歳)
MF
長谷部誠(30歳)、青山敏弘(28歳)、細貝萌(28歳)、柴崎岳(22歳)、米本拓司(23歳)
FW
香川真司(25歳)、清武弘嗣(24歳)、岡崎慎司(28歳)、柿谷曜一朗(24歳)、大迫勇也(24歳)、齋藤学(24歳)、宇佐美貴史(22歳)

柴崎はスタメン定着にも期待。宇佐美は香川の状態次第では先発も


4-1-2-3のフォーメーションで先発の11人を選べると…

 そして、このメンバーから4-1-2-3のフォーメーションで先発の11人を選ぶと、

GK:川島
DF:内田、森重、吉田、長友
アンカー:細貝
CH:長谷部、柴崎
WG:岡崎、香川
FW:柿谷

 CBは吉田が批判の対象となっているが、ザッケローニ監督時代のように中盤から前線の選手が効果的な守備をせず、ただラインを押し上げるだけではCBの2人に大きな負担となるため、持ちこたえられないのも仕方がない。

 細貝がアンカーとして中盤の守備を担えば、CB勢のパフォーマンスも見違えるように良くなる可能性も十分にある。

 FWは大迫もいるが、ショートカウンターならばやはり柿谷だろう。昨シーズンのセレッソ大阪でも、柿谷の裏を狙うスピードはショートカウンターでこそ生きることが証明されている。また、香川がクラブで全く出場機会がない場合には宇佐美や齋藤を左WGで起用することも考えられる。

 もちろん、アギーレ監督が単純に30歳を超えた選手を外すかは分からないし、本田や遠藤を「フィット出来ない選手」と判断するかも分からない。しかし、会見で「五輪やユース世代の育成にも関心がある」と語っていたことからも、今後はより若い選手の抜擢も期待で来そうだ。

【了】




ハビエル・アギーレ日本代表監督の会見を元に新生代表メンバーを予想するフットボールチャンネルの海老沢氏である。
これまでの中心選手であった遠藤を守備ができない、本田を90分間を走り切るスタミナがないとバッサリ選外とし、伊野波に至っては能力的に厳しいと言い切る。
このあたりに関して、いかがなものかと言いたいところであるが、ここは敢えて新戦力の選考について目を向けたい。
鹿島からは岳と源が挙げられ、植田も有望な存在と述べる。
まあ、普通の意見であろう。
岳と源は前監督にも選出されており、日本の将来を担う選手であることに間違いはない。
そして植田については、身体能力は日本人選手としてはずば抜けておる。
後は経験のみと言って良かろう。
この9月の試合に選出される可能性は極めて低いが、リオデジャネイロ経由ロシア行きに最も近い存在ではなかろうか。
また、新監督が挙げる布陣に当てはめた中に岳がおる。
4-3-3の左セントラルハーフとは面白い予想と言えよう。
アギーレ監督の意向が全く見えぬ今は、あれこれ予想することが楽しい。
どこにどの選手をはめ込めば、どうなるだろうと予想するのもファンの楽しみである。
新代表の発表を心待ちにしたい。


新生日本代表には岳と植田を

2014年08月12日 | Weblog
アギーレ新監督へ、『週刊サッカーダイジェスト』が推薦! これが日本代表の「新戦力」だ
週刊サッカーダイジェスト編集部
2014年08月11日

19歳の南野拓実、20歳の鈴木武蔵ら若手の台頭に期待。

 8月11日、日本代表のハビエル・アギーレ新監督が来日し、就任会見が行なわれた。日本代表は、新たな局面を迎えることになるが、今後代表メンバーにはどのような顔ぶれが並ぶのだろうか。気になるのは、アギーレ新監督が視察への意欲を傾けているJリーグの選手たちだ。果たして、指揮官に興味を抱かせるプレーヤーは誰なのか。『週刊サッカーダイジェスト』編集部が、新生日本代表に推したい「代表デビュー前」のJリーガーをピックアップした。

FW
鈴木武蔵(新潟/20歳/今季成績:18試合・1得点)
推薦ポイント → 縦への推進力

まだまだ荒削りな面は否めないが、強靭なフィジカルとスピードを活かした縦への推進力は買いだ。他の選手の良い部分を吸収しようとする貪欲な姿勢の持ち主で、A代表の空気に触れれば、さらなる成長が期待できるだろう。

FW
武藤嘉紀(FC東京/22歳/18試合・5得点)
推薦ポイント → スピードと足下の技術

裏に抜けるスピードと足下の技術は一級品。ヘッドも強く、想起させるのは若かりし頃のC・ロナウドだ。18節の清水戦では、鋭い切り返しからの弾丸シュートでGKのニアサイドを抜いた。その一連の動きはまさに代表クラスだ。

FW
小林 悠(川崎/26歳/17試合・7得点)
推薦ポイント → スペースを突く感覚、速攻にも遅攻にも対応

今シーズンは序盤戦から好調を維持し、17節終了時点で7得点・3アシストのハイパフォーマンスを披露。タイミング良くスペースを突く嗅覚に優れ、スピードを駆使してゴールに迫る。川崎では速攻でも遅攻でも個性を出しており、アギーレ新体制でもその能力を遺憾なく発揮しそうだ。

FW
大前元紀(清水/24歳/19試合・3得点)
推薦ポイント → アタッカーとしての器用さ、ファイター気質

仕掛けから崩し、フィニッシュまで器用にこなす清水の10番は、代表のような高いレベルの中でぜひ見てみたい。能力から言えば、今まで呼ばれていないのが不思議なくらいだ。前線からプレスをかける献身性や、最後までゴールを狙う気迫も備えており、指揮官の求める「ファイター」としても資質充分。岡崎に続く清水産の右のMFとしても推薦する。

FW
宇佐美貴史(G大阪/22歳/11試合・5得点)
推薦ポイント → 多彩な攻撃性能、ゴールへ向かうプレー

シーズン開幕前の怪我がなく存分にその能力を示していれば、ブラジル大会の代表メンバー入りの可能性もあった実力者。すでに怪我も癒え、J再開後の15節からは5試合・4得点と決定力の高さを見せつけている。19~20歳の2年間はドイツで揉まれ、課題のフリーランやフィジカルコンタクトにも確実に成長の跡が見られている。新政権下ではアタッカー陣の主軸に躍り出る可能性も。

FW
南野拓実(C大阪/19歳/18試合・0得点)
推薦ポイント → 攻撃センスと献身性

柿谷の抜けたC大阪の新たなエース候補。今シーズンは無得点と不調に陥っているが、その攻撃センスは19歳とは思えないほど。高い攻撃力に加え、フィジカルが強く、献身的なプレーを厭わないのも、ハードワークを求めるアギーレ監督好みだろう。

FW
小川慶治朗(神戸/22歳/17試合・3得点)
推薦ポイント → 攻守に貢献できる走力、重要な場面での勝負強さ

高い走力と利他的な精神で、攻守に躍動する。自陣ゴール前でピンチを防いだかと思えば、すぐさま相手ゴール前で決定機に絡む。シュート精度が高く、貴重な得点を奪うことも多い。五輪などこれまで代表とはなかなか縁がなかったものの、その実力は折り紙付きだ。

FW
高崎寛之(徳島/28歳/16試合・5得点)
推薦ポイント → 高さとスピード、起点となる動き

190㌢近い長身ストライカーながら、スピードも兼ね備え、敵陣の空いたスペースを巧みに突いて起点を作り、隙あらばシュートまで持ち込む。この夏、4得点を決めるなど絶好調。彼の売りでもある最後まで絶対に諦めない泥臭さは、むしろ日本代表に新鮮さをもたらすはずだ。

柏の高山薫など、「速攻」で活きる選手の起用もあるか?


MF 柴崎 岳(鹿島/22歳/19試合・4得点) 推薦ポイント → 展開力、ゴールに関わるプレー

MF
富田晋伍(仙台/28歳/今季成績:19試合・1得点)
推薦ポイント → ボール奪取能力、危機察知力

ヴェルディユース仕込みの確かなテクニックとサッカーセンスはもちろん、相手と絶妙な間合いを取りながら瞬時にボールを奪う能力は抜群。一見おとなしそうだが、勝負へのこだわりは人一倍強く、球際でもしぶとく食らいつく。攻守の切り替えは速く、危機察知能力も高い。ボール捌きもテンポが良く、堅守速攻でもポゼッションスタイルでも対応できるボランチだ。


鹿島の柴崎岳は、G大阪の宇佐美貴史とともにタレント豊富な92年生まれ世代の代表格だ。(C) SOCCER DIGEST

MF
柴崎 岳(鹿島/22歳/19試合・4得点)
推薦ポイント → 展開力、ゴールに関わるプレー

持ち味の展開力はますます磨きがかかり、ゴールに直結する飛び出しの頻度も増してきた。課題としていた守備面も、エリア内までカバーに戻る場面が増えるなど、明らかに向上している。現在のプレーぶりを見れば、呼ばれないほうがおかしい。


MF
大谷秀和(柏/29歳/16試合・0得点)
推薦ポイント → 攻守に機転の利くプレー、豊富な国際経験

柏では、3-4-2-1のダブルボランチのほか、3-5-2でワンボランチを担当。危険察知能力を活かしたボール奪取に加え、最終ラインまで下りてからのビルドアップでも存在感を発揮するなど、攻守に機転の利くプレーができる。クラブワールドカップ、ACL、スルガ銀行カップと国際試合の経験が多い点もアギーレ監督好みか。

MF
高山 薫(柏/26歳/19試合・2得点)
推薦ポイント → スピードと推進力、ユーティリティー性

アギーレ監督の基本スタイルである「堅守速攻」の「速攻」に応えられるスピードと推進力を備えるアタッカー。守備に不安は残るものの、絶え間ない上下動に耐えられるスタミナ、複数のポジションをこなせるユーティリティー性はそれを補って余りある。

MF
関根貴大(浦和/19歳/12試合・1得点)
推薦ポイント → テクニカルなドリブル

怖い物知らずの浦和ユース出身のテクニカルなドリブラーで、ピッチに立てば必ずやひと仕事をする。14節・C大阪戦では、超満員の埼スタの観衆の前でプロ初ゴールを決めて強烈なインパクトを残した。試合の流れを一変する切り札として、今すぐにでも推したい!

リオ五輪世代の主軸にも注目したい。

MF
三田啓貴(FC東京/23歳/今季成績:16試合・2得点)
推薦ポイント → 攻撃センス、ポリバレントな能力

センスの塊で、ボールを持てばなにかやってくれそうな雰囲気を醸し出す。守備力もまずまず高く、中盤ならどこでもこなす利便性は買いだ。駆け引きを覚えて安定感が高まれば、速攻を仕掛ける際の絶対的な起点になれる。

MF
大島僚太(川崎/21歳/17試合・0得点)
推薦ポイント → 攻撃のリズムを作り出せるパスセンス

今季の川崎で最も成長を遂げた若手のひとり。中村憲剛とともにポゼッションサッカーの軸となり、長短の正確なパスをさばいて攻撃のリズムを作る。とりわけ繊細なボールタッチと鋭い縦パスは目を見張るものがあり、卓越したテクニックはA代表でも十分に通用する水準にある。

MF
兵藤慎剛(横浜/29歳/16試合・1得点)
推薦ポイント → オフ・ザ・ボールの動き

決して派手なプレーヤーではないが、当たり前のことを忠実にこなせる選手だ。特筆すべきは、オフ・ザ・ボールでの動き。ポジショニングを常に微修正しながらパスコースの確保に務め、ボールの流れをスムーズにする「潤滑油」となる。スタミナも豊富で攻守に献身性を示し、利他的なプレーを厭わない。チームに必ずひとりはいてほしいタイプだ。

MF
森岡亮太(神戸/23歳/19試合・2得点)
推薦ポイント → ラストパス、キープ力の高さ

高い攻撃力を誇る現在の神戸を牽引する絶対的な司令塔。最終ラインを切り裂くスルーパスは秀逸で、高いキープ力で周囲を生かすプレーが得意。自らゴールを狙う姿勢をもう少し押し出したいところだが、その「魅せるプレー」は代表でも一度、見てみたい。

MF
水沼宏太(鳥栖/24歳/16試合・1得点)
推薦ポイント → 走力の高さをベースにしたプレー

名ドリブラーとして名を馳せた父とは全くタイプが異なるが、その高い走力と高精度のクロス、カットインからのシュートは目を見張るものがある。U-17代表で活躍した当時と比べてメンタル面が成熟し、好不調の波も小さくなってきた。ただでさえタレント揃いの現代表の2列目に、殴り込みをかけてもらいたい。

MF
松本昌也(大分/19歳/23試合・2得点[J2])
推薦ポイント → 将来性と技術の高さ

JFAアカデミー仕込みの高い技術を持ち、11年U-17ワールドカップでは日本代表のボランチを務めた次世代の司令塔。プロ2年目にしてコンスタントに先発出場の機会を増やし(最近はレギュラー)、試合ごとに急速に進化を遂げている。4年後を見据え、ぜひアギーレ監督の手もとでも育ててもらいたい逸材。

「外国人選手にも負けない」が売りのCBも台頭。


DF 植田直通(鹿島/19歳/13試合・0得点) 推薦ポイント → 身体能力、1対1の強さ

DF
菅井直樹(仙台/29歳/今季成績:16試合・1得点)
推薦ポイント → フィジカルを生かしたプレースタイル、得点感覚

今年30歳と若くはないが、恵まれたフィジカルを活かしたパワフルなプレースタイルは新監督好みと言えるのではないか。本職はSBだが、神出鬼没な飛び出しでゴール前に顔を出すなど、非凡な得点感覚の持ち主。守備では1対1の強さでサイドの攻防を制す。


鹿島の植田直通は、圧倒的な威圧感を放つ日本人としては稀有なDFだ。「サッカーダイジェストWEB」のインタビューにも、対人プレーへの強いこだわりを語っている。(C) SOCCER DIGEST

DF
植田直通(鹿島/19歳/13試合・0得点)
推薦ポイント → 身体能力、1対1の強さ

中学時代にテコンドー日本一となるなど抜群のフィジカルを持つCB。とりわけ1対1には、「外国人にも負ける気はしない。逆にぶっとばしてやりたい」と豪語するほどの自信を持つ。今シーズン開幕戦でリーグ戦デビューし、9節・広島戦でスタメンに定着すると、持ち前のパワフルな守備で存在をアピール。リオ五輪経由ロシア行きを狙う若手のホープだ。


DF
今井智基(大宮/23歳/19試合・1得点)
推薦ポイント → 外国籍選手に競り負けない身体能力

無尽蔵のスタミナで上下動を繰り返すSBは身体能力が高く、「外国籍選手にも競り負けない」フィジカルと精神の強さが売り。クラブではコンバートされたCBでも奮闘を見せる。まだ粗削りながら右肩上がりの成長曲線を描く有望株だ。

DF
高橋祥平(大宮/22歳/19試合・4得点)
推薦ポイント → CBとしての総合力の高さ

時折未熟さをのぞかせる精神面に課題を残すが、負けん気と能力の高さは折り紙付き。CBとして速さと強さ、高さを兼備するだけでなく、足下の技術も確かで、ビルドアップの能力を見込まれてSBとしても起用されている。

DF
佐々木 翔(甲府/24歳/19試合・2得点)
推薦ポイント → 身体能力の高さを活かした守備

昨秋、甲府が育成年代の指導者養成に招聘したメキシコ人指導者のリカルド・エルナンデス氏は、そのプレーを見て「日本代表になれる可能性がある」と高く評価。年々、確かな成長を見せており、身体能力の高さを活かした守備はひと際目を引く。ボランチ、SBを難なくこなせるユーティリティー性も魅力で、甲府という枠を越え、ハイレベルな環境下でどれだけやれるか見てみたい選手だ。

DF
大武 峻(名古屋/21歳/12試合・0得点)
推薦ポイント → 空中戦の強さ、ビルドアップの能力

高さと強さを武器に、特別指定選手ながらJリーグ史上初めて開幕スタメンを勝ち取った期待のCB。空中戦の強さに加え、ビルドアップなどの攻撃面においても高い能力を発揮している。アギーレ監督の眼鏡に適う素質は十分ありそうだ。

DF
西野貴治(G大阪/20歳/9試合・0得点)
推薦ポイント → 攻守両面での空中戦

各年代の代表に選出されてきたCBで、今年1月のU-22アジア選手権にも出場。リーグ戦では12節以降に定位置を確保すると、チームも歩調を合わせるように調子を上げた。187センチの体躯を活かした空中戦に自信を持ち、日本の弱点である「高さ」を補いながら、攻撃の起点としても貢献が期待できる。

DF
塩谷 司(広島/25歳/17試合・5得点)
推薦ポイント → フィジカル面の強さ、攻撃力

速さと強さを兼備した肉体派のCB。球際の強さは、対峙する外国籍FW相手にも引けを取らない。攻撃力も魅力で、今季はすでに5得点。豪快なオーバーラップを敢行し、流れの中から得点できるのが強みだ。夏場に入り、調子を落としているのが気がかりな点。

DF
遠藤 航(湘南/21歳/26試合・5得点[J2])
推薦ポイント → 攻守両面での質の高さ

シーズン半ばにしてJ2で首位を独走中の湘南の若きディフェンスリーダー。3バックの右CBとして、読みの鋭さを生かした攻撃的な守備と、精度の高いフィードを生かしたビルドアップで、攻守両面にわたって質の高いパフォーマンスを見せる。U-21代表の主軸としてリオ五輪出場、上位進出を目指すとともに、A代表でも試してほしいDFだ。




週刊サッカーダイジェストが新生日本代表に推すJリーガーにあげられた岳と植田である。
岳については前日本代表に既に招集済みであり、いつデビューするのか、いつ軸に据えるのかに注目の集まる人材である。
鹿島でのプレイを一目見れば、中心選手として選出することに迷いはなかろう。
植田については経験不足を露呈する部分は否定しないが、鹿島のレギュラーとなって数ヶ月の若者としては十分な活躍と言って良い。
まずはU-21日本代表にて実績を積み、A代表への弾みを付けるところ。
この二人が選出されたとしても驚きはない。
鹿島としては、代表候補として招集された源、中心選手として活躍する聖真、U-21日本代表の豊川とユキなど期待の選手が多い。
負傷離脱で出場機会が得られておらぬが、赤も非常に高い能力を有する。
そして、元代表にするには惜しい、西、満男、曽ケ端がおる。
次なる日本代表にはどのような選手が選出されるのであろうか。
楽しみにしたい。