鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

FC東京戦コメント

2013年03月23日 | Weblog
Jリーグヤマザキナビスコカップ 予選リーグ 第2節


鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・今のJリーグはどの大会においても、どのチームにも優勝する可能性がある。それが以前とは全く違うところであり、技術や戦術の向上があったと思う。今日のFC東京に関しても、経験ある選手が増えたし、若手でも闘争心を持って戦っている選手がいる。複合的な意味において、日本サッカーは向上していると思う。

・(若手を起用した意図について)リーグ戦で出られるのは、18人にしかチャンスがないので、様々な選手にチャンスを与えた。選手の現在の力を見極めるのはやはり公式戦でしかないので、それをしたかった。これで分かったことを生かし、また育成に力を注ぎたい。その中で前半は素晴らしい出来だった。しかし最後の数分で守り切れなかったことは今回のメンバーだけではなく、別の時にもあり得ることなので、しっかりしていきたい。

・後半は、残念ながら前半で大迫が負傷したことで、プランが大きく変わった。ボールを収めることの出来る大迫がいなくなって、ラインが下がり気味になった。そして若い選手たちが相手に恐れを抱いてしまったのか、ズルズル下がって相手にやられてしまった。しかしこれは試合をやっていくことで学ぶこと。若い選手たちにはいい機会だったと思う。また私にとって、現在の状況においてどの選手が戦力となるのかが分かった。選手たちには自分を鏡で見るかのように振り返って、自分たちを変えていくいいきっかけになってくれればと思う。

・今はまだ予選リーグ。一敗したとしても、また次節に挽回できる。まだトーナメントに入ったわけではないので、この大会ルールをうまく利用していく。

・負けたはしたが、全てが悪いわけではない。前半の前野などは良かったと思うが、前後半のペースをしっかり考えられる選手が少なかった。これはチームとして改善していかなければいけないし、年齢によるものではないと思う。チームの選手層が分かったので、現時点では外国籍の選手を増やすべきだと思う。クラブの予算で考えられるかは分からないが、要望を出している。補強をしなければ、恐らく苦しいシーズンの戦いになるのではないかと思うし、補強が出来なければその覚悟を持ってシーズンを戦わなければいけない。これは負けたからではなく、ごく現実的な話をしている。若い選手は時間がかかるし、調子の波があるのは当たり前。一定のパフォーマンスを持続できるのは、やはり経験が伴ってこそ。若い選手たちは球際でも、オフ・ザ・ボールでも色々学ばなければいけないし、それはピッチ上でしか学べない。そう簡単にサッカーはうまくなる話ではない。・前半だけを見れば、勝っておかしくない試合。前半でもっと点を取っていれば、結果は違ったかも知れない。ただ良かった点は後半、大迫がいない中でも点が取れたこと。負けても悪くなかった部分は多い。



【大迫 勇也】
自分が交代してから相手に走られてしまった。ゴールはシュートのような、クロスのような。ゴールが決まった事は結果的に良かった。

【本田 拓也】
前半は良かったと思う。後半は相手が前から出て来て、焦ってしまった部分もある。クリアの時に蹴ってしまい、前と中盤の押し上げがなく、セカンドボールを拾われてしまった。つなぐ意識が後半はあって良かったと思う。失点は自分も含め取られ方が悪かったので、しっかり修正したい。

【前野 貴徳】
僕の所から失点に絡んでいるケースが多いのでしっかり反省して、次に活かしたい。入りとしては良かったと思う。自分の持ち味は攻撃だけど、守備で4失点している。DFなので、先ずは守備。相手のポジショニングが変わった時にいかに自分たちが修正できるかが、大事。守備は個としても対応しないといけない。


2013年03月23日(土)

本日行われたナビスコ予選第2節F東京戦は2-4で負けを喫しました。

【ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs F東京】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(13.03.23)
3月23日(土) 2013 ヤマザキナビスコカップ
鹿島 2 - 4 F東京 (16:00/カシマ/11,839人)
得点者:28' 大迫勇也(鹿島)、45'+1 渡邉千真(F東京)、57' ルーカス(F東京)、77' 李忠成(F東京)、78' ダヴィ(鹿島)、81' 東慶悟(F東京)


●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):


Q:昔に監督をしていた時と今の一番の違いはなんですか?

「ひとつとか二つだけが成長した、変わったとは感じていない。当時はビッグクラブ、あるいは優勝候補に挙げられるクラブの数は少なかったと思う。今では全クラブがどの大会においても優勝する可能性がある。それは下部組織から注意力を持って指導したからかもしれないし、日本人選手がいろんな指導者から指導を受けたことで駆け引きや技術が向上したのかもしれない。いろいろなことが考えられる。今日の対戦相手も含めて、経験豊富な選手が増えてきているし、若い選手でも戦う意識を持ってやっている選手もいる。ひとつふたつということではなく、全体的に大きく成長したと捉えています」

Q:リーグ戦で起用していない若い選手を多数起用しましたが?

「リーグ戦で出られるのは18人です。今回はこういう機会があったので、GK、SB、左SB、両ボランチ、両ハーフに出場機会を与えることができた。選手の能力だったり、力というものは公式戦でしかわからない。練習というものはひとつの目安であり、本当に戦うステージで本来の力というか現在の力を見極めることができる。それを見てみたいというところがあった。そこで修正しなければいけないところなど、いろいろなことがわかってくるのでまた育成できればと思う。ただ、そのなかでも前半は素晴らしい内容だったし、チャンスもつくることが出来たし、得点も決めることが出来た。悪い部分というのは失点の部分であって、最後の残り数分というところで試合を締めることができなかったので、今回のメンバーを含め、他の試合でも同じようなことが前半あるいは終了間際、あるいは立ち上がりにある。そこはチームで意識を改善していかなければいけないと考えている。

後半は、残念ながら大迫選手が負傷してしまった。ダヴィ選手はいるが、どちらかというと点を取る役割の選手なので、ボールを収めるということがチームとしてうまくできなくなってしまった。全体的にだんだん退くようになってしまった。相手のペースになった時、どうしても若い選手たちなので驚いたのか、怯えたのかわからないですが、だんだんずるずる下がってしまった。そこで相手が攻めるスペースを与えてしまったことが非常に残念です。ただ、それは若さ故のことで試合を重ねていけば、こういうことをやってはいけない、恐れてはいけないとか、勇敢に戦わないといけないとか、そういう部分がわかるようになってくる。それは若い選手にとっては良い経験になったと思います。後はチームとしてどういう風な選手が、今後の戦力として現状戦えるのか、見極める良い機会だったし、彼ら自身もどれだけできるのか、もし自分でしっかり鏡を見て自己評価することができれば、自分の現状がわかるようになる。それを良い教訓にしてもらえばいいし、練習に取り組む意識としても、今日、自分で感じたものを意識改革しないといけないと自覚する良い機会になってくれればと思います。まあ、実際はFWも試したかったんですけど、FWは二人しかいないのでこういう決断をしました。今はまだ予選リーグのところなので1敗したとしても、次で勝てれば挽回できる大会のルールがありますのでそこをうまく活用したいと思っていました。

敗戦はしましたけれど全てが悪いわけではない。両CBの動きはよかったし、前半の左SBの前野の動きもよかった。後半も持続できればというのが要望するところだが、中盤の4枚は両ボランチはバテバテで後半は動けなかったですし、両ハーフも同じ状態でした。ボランチに関してはどうしても90分やる機会が少なくなっているので、試合感だったりペース配分がわからずにいってしまったところが要因でもあるし、予想したところでした。90分やっていないことが試合に影響するだろうというのは予想していたので、ある程度、計算しているところでもありました。ただ、その中でも前後半でペースを持続して、少しでも長くすることは選手自身も考えなければいけないし、リーグ戦においても起っている現象なので、チームとして改善しなければいけないところでもあるし、選手個人としても年齢を問わず、そうした強化を進めないといけない。

後は若い選手がいるわけだが、日程的なところで若い選手が育ってから試合をしたいとリーグや協会に言うことはできない。これは勝負の場なので、そこでやっていかなければならない。チームの選手層がわかったわけであって、現状としては外国人選手の補強は不可欠であるということがわかったことだ。それはアジア枠なのか、一般的な外国人枠かはわからないし、できるかできないか経済的な部分もわからないですが、要請はしています。今リーグ戦において、現状で先発している選手が怪我やカードトラブルで出られないとなった時には、代わりの選手がいるかと言ったら、いないわけではないがコンディション的な部分で好ましい状態には至っていない。そういった補強ができなければおそらく苦しいシーズンを送ることになる。今は試合に出てる選手と出てない選手の差が大きいので、おそらく苦しいシーズンの戦いになるのではないかと思うし、補強ができないのであればその覚悟の下、シーズンを戦っていくことを考えなくてはいけない。別に負けたからと言って、何かが悪いと指摘しているわけではなく現実的な話をしているだけだ。若い選手というのは、選手であろうと一般の社会人であろうと同じであって、天才でなければ言われたことをすぐに実行できることはできないし、それ以外の人は時間がかかるものだ。皆さんもよくわかると思うが、あるシーズンが良くても次のシーズンになったらパフォーマンスが低下してしまったり、あるいは不安定になることが若い時には当たり前のことだ。なかなかパフォーマンスが安定して持続していけるためには経験しかない。天才の部類に入れば、毎試合同じパフォーマンスができるが、そうでないなら時間がかかる。サッカーというものはただ止めて蹴るということではなく、いろいろな駆け引きがそこにはあって、それを理解し実行できるようになるためには時間がかかる。3ヶ月ですぐに理解してすぐに実行出来るかと言えばそうではない。今日の対戦相手を見てもらえばわかるが、球際の戦いであったり、駆け引きがあって、相手がひとつ上の駆け引きや考え、判断をしてくれば、それは経験しかない。試合のなかで感じたり、我々が話をして理解できるようにするがそう簡単ではない。若ければ勢いや運動量はあるが、その経験や駆け引きというものはピッチの中で戦わなければわからないので、そういう意味ではまだ時間が必要とする。優秀な選手たちが入ってきている。植田、前野、中村、ダヴィ。即戦力として考えられると言われているが、時間がかかるわけであって、そう簡単にサッカーをまとめることはできない。相手も補強しているし、自分のクラブの設備なども強化しているのであって、それに打ち勝っていかなければならない。我々はその努力を続けていくしかない。時間を要するものもあり、チームとしてやらなければならないものもまだ多いということを、皆さんわかって欲しいと思う。今日は、ちょっと喋りすぎましたね(笑)」

Q:複数のチームが優勝を狙えると仰っていましたが、FC東京もそのひとつということですか?

「どのチームもその状況になると思う。FC東京さんも、優勝争いだったり、各大会で優勝を争える力を持っていると思う。ボールを持っていない時、持っている時、何をするべきなのかわかっているチームでもあるし、球際の戦いの激しさや駆け引きのところもわかっている。左利きの選手も二人、三人いるし、スピードもあるし、ボールをどこでどうやって奪うのかも徹底されている。選手たちの意識や集中力も高い。アグレッシブさもある。それをすべてコントロールしているのがルーカス選手だ。もともと優秀な選手ではあるが、彼はフィジカル的にも良い状態にある。あれだけの活動量と活動能力をもって指揮することができている。今日の試合をすれば、それだけの違いがあった。また交代で入った選手も同じアグレッシブさや質をもってやっていた。前半だけを見れば、勝ってもおかしくない試合内容でしたし、逆に後半はFC東京さんがやるべきことをして得点したというところも讃えなくてはならない。前半でしっかり決めていればまた違う展開もありえた。ただ、プラスの部分は後半に大迫選手がいないなかでも得点することができたのはプラスのことだ。プラスマイナスで考えれば、結果だけは敗戦ということになるが内容全体を見れば、経験値の差も含めてみていけば悪くなかったと思う」


以上

【ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs F東京】試合終了後の各選手コメント(13.03.23)
●大迫勇也選手(鹿島):
(交代理由は?)右アキレス腱の上の裂傷です。七針縫いました。2週間くらいできないかもしれない」

●本田拓也選手(鹿島):
「前半はよかったんですが、後半は相手が前から来て焦ってしまったかもしれない。蹴ってしまったのが繋がらず、相手に拾われてしまった。自分も含めてとられ方がまずかった。とられちゃいけないところの選択をしっかりしないといけない。そういうところでとられることが多かった。
(一度、ああいう展開になると若い選手たちは難しい?)
植田とか(昌子)源には良い経験になったと思う。でも、初めてにしては良かったと思う。ただ、失点の時間帯は若さを感じる。ああいうところを修正していきたいです」

●前野貴徳選手(鹿島):
「攻撃に関してはある程度できる感じはしましたけど、守備のところは修正というか対応のところをあげていかないといけない。自分の持ち味は生かせたけれど、課題が見つかった試合だった。
(課題とは?)
自分のマークについていくところ。駆け引きのところです。
(東選手が入ってきてマークが難しくなった?)
東が入ってガラッと変わった。僕のところで起点をつくられてしまった。あそこをいかに抑えるかが課題だと思います」

●植田直通選手(鹿島):
「自分でもやれると思ったけれど、もっとラインを上げて個性を出して相手をつぶしにいけたらと思います。
(悔しさが残る?)
はい。もっとやれたという気持ちが大きいです。自分らしく個性を出して前向きで行けばよかった。引いて守る感じになってしまった。もっと攻めていけば良かった
(東選手の投入で状況が変わったように見えたが?)
パスも出せるし、ドリブルもある。ちょっとやっかいだった。抑えるところを抑えきれなかったのが課題として取り組んでいきたい」

●佐藤昭大選手(鹿島):
(1対1でのセーブもあったが?)
でも悔しい。負けたんで。ただ、ああいうプレーが出たのは練習の積み重ねだと思う。
(若い選手はみんな悔しそうだが?)
試合に負けて笑っていたら変。みんなが悔しい気持ちを感じているなら次に繋がると思います」


[ ヤマザキナビスコカップ:第2節 鹿島 vs F東京 ]

この試合が今季のヤマザキナビスコカップ開幕戦となった鹿島は28分、右サイドから大迫勇也があげたクロスがそのまま入り先制に成功する。

[ ヤマザキナビスコカップ:第2節 鹿島 vs F東京 ]

昨年大津高校(熊本県)時代に高校ナンバーワンDFと言われていた植田直通(鹿島)がJリーグデビューをはたした。


大迫の交代は右アキレス腱の上の裂傷とのこと。
この負傷にて2週間ほど戦列を離れる様子。
これは痛い。
そして、若手を抜擢したトニーニョ・セレーゾ監督はこの試合にて戦力を見極めることが出来たと述べておる。
特に前半の前野には高い評価を与えた模様。
しかしながら、外国人の補強を要望しておるとのこと。
タイトルを得るには必要不可欠と言い切っており、フロントも動くところであろう。
チームの動きに注目である。

高機動CB・植田出陣

2013年03月23日 | Weblog
18歳植田 東京戦でプロデビューへ
2013年3月23日 紙面から
 高卒ルーキーのDF植田直道(18)が22日、ミニゲームで主力組に入り、FC東京戦でプロデビューを飾ることが濃厚となった。今季公式戦3得点と好調な滑り出しを見せたFC東京のFW渡辺とのマッチアップが予想されるが、「自分の仕事は相手をつぶすこと。(体の強さで)負ける気はしない。若手の勢いで勝ちに行く」と豪胆に言った。
 身長186センチの植田は中学時代にテコンドーで日本王者にもなった武闘派。入団会見では「ワニのように相手を仕留めたい」と抱負を語るなど“肉食系DF”でもある。ガチンコバトルが待ち切れない様子で、「緊張はしない。辛抱してきてつかんだチャンス。ここでつかんでリーグ戦にも出られるようにしたい」と堂々と話した。


いよいよ公式戦デビューの植田である。
ここでFC東京の攻撃を抑え込めば、経験と共に自信に繋がる。
是非も自慢の強さと高さで相手を潰して欲しい。
ワニが如く相手を引きずり込んで仕留めるのだ。
楽しみにしておる。