V3ピンチに鹿島が決起集会!
勝ち点差1に迫られた首位・鹿島。29日にイレブンが集まる異例の決起集会が決まった
鹿島イレブンが低迷脱出へ向け、29日に茨城県内の飲食店に全選手が集まって決起集会を行うことが28日、分かった。MF本山雅志(30)、中田浩二(30)の主力2選手が呼びかけたもので、チームの結束を固めるのが狙い。現在3連敗中で、最近7試合でも2勝5敗と大きく負け越し、2位と最大で10差あった勝ち点が1差まで迫られている。一致団結して新潟戦(10月4日・カシマ)に挑み、序盤の勢いを取り戻す。
26日の名古屋戦で1―4と惨敗し、90分以内の3連敗はクラブワーストタイ記録。チームの深刻な状況に、練習再開となったこの日、主力選手が立て直しへ動いた。MF本山と中田が「今こそチームが一つになる時」と話し合い、急きょ決起集会を行うことを決めた。29日に茨城県内の飲食店を貸し切り、全選手が集まって食事する。オリヴェイラ監督らスタッフ、フロントも参加する可能性もあるが、今のところ選手中心で行う予定だ。
チームの不振は重症だ。12日に中断し、10月7日に再開試合として行われる川崎戦を含む4試合での12失点はクラブの最多失点記録を更新。最近7試合では2勝5敗と大きく負け越し、振り返れば2位・清水との勝ち点差は1に。2位に最大10差をつけての独走状態で、確実視されていたJ史上初の3連覇に暗雲がたれ込めてきている。
MF青木は「チームの一体感を高める狙いがあると思う。これを良い機会にしたい」と話し、DF伊野波は「こういう状況だから、集まれば自然と話し合うことは一つだと思う。だからすごく意味があることだと思う」と明かす。MF増田も「このチームはたとえ負けが続いても、こういうことができる。すごくいい」と続いた。
集まるのは「チームはファミリーだ」とチームワークの重要性を説き、常勝軍団の礎を築いた元日本代表監督のジーコ氏がこよなく愛した店。原点回帰して、再起を期すには絶好の場所でもある。がけっぷちに追い込まれた2連覇王者。チーム一丸となり、新潟戦へと向かう。
(2009年9月29日06時01分 スポーツ報知)
J1鹿島、水戸と練習試合 大迫が存在アピール
2009/09/29(火) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
チーム救う活躍誓う
Jリーグ1部(J1)鹿島のFW大迫勇也が28日に行われたJ2水戸との練習試合で1得点を決め、存在をアピールした。29日には選手、フロントが集まって決起集会を開く。3連覇へ向け「もう一度全員で同じ方向を目指す」(中田)ことを再確認し、不振からの脱却を図る。
前線の切り札として信頼は厚いが、ここ3戦はチームを救えなかった大迫。練習試合では開始から果敢に仕掛け、前半39分に混戦からスライディングで泥臭くゴールを決めた。
名古屋には惨敗を喫したが、「こういう時にも前を向けるのが鹿島のいい所」と、チームに暗い雰囲気がないことを強調。「苦しい時こそ貢献できる選手になりたい。次に出たら結果を残す」と誓った。
決起集会は名古屋戦直後のロッカールームで、中田浩二と本山雅志が発案した。中田は「一度こういうことをやった方がいいと思った」と意図を明かした。
2位清水は勝ち点差1で迫り、12戦無敗、3連勝中と勢いもある。だが、中田は「(前半戦の)貯金が無くなっただけ。今が底だから、あとは上がるだけ」と前向きだ。
【写真説明】
水戸との練習試合でボールをキープする鹿島・大迫(右)=クラブハウスグラウンド
本山とユダの呼びかけに呼応しチームが改めて一つになるときが来た。
我等の目標は一つ、三連覇である。
歯車が狂い、歯痒い失点が続いておるが、それをはねのけ勝利を積み重ねるのだ。
残り試合全てに勝利すれば優勝である。
勝利を一つ一つ積み重ねるだけでよい。
心を一つにし、前へ進もうではないか。
勝ち点差1に迫られた首位・鹿島。29日にイレブンが集まる異例の決起集会が決まった
鹿島イレブンが低迷脱出へ向け、29日に茨城県内の飲食店に全選手が集まって決起集会を行うことが28日、分かった。MF本山雅志(30)、中田浩二(30)の主力2選手が呼びかけたもので、チームの結束を固めるのが狙い。現在3連敗中で、最近7試合でも2勝5敗と大きく負け越し、2位と最大で10差あった勝ち点が1差まで迫られている。一致団結して新潟戦(10月4日・カシマ)に挑み、序盤の勢いを取り戻す。
26日の名古屋戦で1―4と惨敗し、90分以内の3連敗はクラブワーストタイ記録。チームの深刻な状況に、練習再開となったこの日、主力選手が立て直しへ動いた。MF本山と中田が「今こそチームが一つになる時」と話し合い、急きょ決起集会を行うことを決めた。29日に茨城県内の飲食店を貸し切り、全選手が集まって食事する。オリヴェイラ監督らスタッフ、フロントも参加する可能性もあるが、今のところ選手中心で行う予定だ。
チームの不振は重症だ。12日に中断し、10月7日に再開試合として行われる川崎戦を含む4試合での12失点はクラブの最多失点記録を更新。最近7試合では2勝5敗と大きく負け越し、振り返れば2位・清水との勝ち点差は1に。2位に最大10差をつけての独走状態で、確実視されていたJ史上初の3連覇に暗雲がたれ込めてきている。
MF青木は「チームの一体感を高める狙いがあると思う。これを良い機会にしたい」と話し、DF伊野波は「こういう状況だから、集まれば自然と話し合うことは一つだと思う。だからすごく意味があることだと思う」と明かす。MF増田も「このチームはたとえ負けが続いても、こういうことができる。すごくいい」と続いた。
集まるのは「チームはファミリーだ」とチームワークの重要性を説き、常勝軍団の礎を築いた元日本代表監督のジーコ氏がこよなく愛した店。原点回帰して、再起を期すには絶好の場所でもある。がけっぷちに追い込まれた2連覇王者。チーム一丸となり、新潟戦へと向かう。
(2009年9月29日06時01分 スポーツ報知)
J1鹿島、水戸と練習試合 大迫が存在アピール
2009/09/29(火) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
チーム救う活躍誓う
Jリーグ1部(J1)鹿島のFW大迫勇也が28日に行われたJ2水戸との練習試合で1得点を決め、存在をアピールした。29日には選手、フロントが集まって決起集会を開く。3連覇へ向け「もう一度全員で同じ方向を目指す」(中田)ことを再確認し、不振からの脱却を図る。
前線の切り札として信頼は厚いが、ここ3戦はチームを救えなかった大迫。練習試合では開始から果敢に仕掛け、前半39分に混戦からスライディングで泥臭くゴールを決めた。
名古屋には惨敗を喫したが、「こういう時にも前を向けるのが鹿島のいい所」と、チームに暗い雰囲気がないことを強調。「苦しい時こそ貢献できる選手になりたい。次に出たら結果を残す」と誓った。
決起集会は名古屋戦直後のロッカールームで、中田浩二と本山雅志が発案した。中田は「一度こういうことをやった方がいいと思った」と意図を明かした。
2位清水は勝ち点差1で迫り、12戦無敗、3連勝中と勢いもある。だが、中田は「(前半戦の)貯金が無くなっただけ。今が底だから、あとは上がるだけ」と前向きだ。
【写真説明】
水戸との練習試合でボールをキープする鹿島・大迫(右)=クラブハウスグラウンド
本山とユダの呼びかけに呼応しチームが改めて一つになるときが来た。
我等の目標は一つ、三連覇である。
歯車が狂い、歯痒い失点が続いておるが、それをはねのけ勝利を積み重ねるのだ。
残り試合全てに勝利すれば優勝である。
勝利を一つ一つ積み重ねるだけでよい。
心を一つにし、前へ進もうではないか。