鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

Fマリノス戦コメント・報道

2009年09月20日 | Weblog
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
相手より明らかにチャンスは上回っていたが、それを決めきれなかった。チャンスができると選手たちは変に緊張してしまう。落ち着いて1本決めることができれば変わってくると思う。これまでに数多くの試合で逆転をすることができたし、サッカーは必ずしも内容に見合う結果がでるものではない。

【J1:第26節 横浜FM vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(09.09.19)
9月19日(土) 2009 J1リーグ戦 第26節
横浜FM 2 - 1 鹿島 (16:04/日産ス/28,581人)
得点者:10' 坂田大輔(横浜FM)、12' 小笠原満男(鹿島)、15' 渡邉千真(横浜FM)作るスタジアム情報
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●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):

Q:ここのところ、勝点を順調に積み重ねることが出来ていないが、その一番の要因は?
「決定力だろう。大宮戦を除いて、今日も他の試合でも、明らかなチャンスや、チャンスらしい部分の数でも相手を上回っている。チャンスを作っても決めきれないので、選手たちは余計に緊張してしまってうまくいっていない。チャンスが作れていないわけではない。
今日の試合、F・マリノスが2回のチャンスをものにしたが、我々はそれを上回るチャンスがありながらゴールを奪えなかった。
1度、そこの場面で落ち着いて、決めることが出来れば、たぶんそこから全部が変わってくるのではないか」

Q:先に失点している試合も多いが?
「確かにそうだが、今シーズンの京都戦でも逆転で勝っているし、昨年、一昨年も逆転での勝利はたくさんあったはずだ。ただシーズン終盤を迎えて、対戦するチームは、他のチームの戦術を学習して見習って我々への効果的な方法を取ってくる。それをみんなで意識しながら、取り組まなければいけない部分はある。
ただ、F・マリノス戦を例にとっても、昨年や一昨年でF・マリノスのほうが内容が良かったのに我々が勝った試合も多かった。内容に見合う結果が出ないのが、サッカーというスポーツだと思う」

Q:試合終了後に、ゴール裏に向かって行ったが。
「まず、監督という立場から、敗戦は選手だけの責任とはいえない。指揮官としての責任がある。サポーターは、勝てない時期にクレームを言う立場にある。それに対して、選手だけでなく僕自身にも責任があるということを示したかった。そして、これから立て直していくという気持ちも含めて挨拶をさせてもらった。またマルキーニョス選手に批判の言葉が飛んでいた場面もあったが、敗戦を選手一人に押し付ける不公平さはあってはならないと思っている。我々は負けるために戦っているのではなく、勝利をめざして全力を尽くしている。その点は分かってもらいたい。
敗戦は全員の責任。全員でやるべきことをやって、全員で次の試合に臨んでいきたい」

Q:ツートップがこのところ得点をあげることができていないが?
「疲れとかケガではない。当然、相手も分析して興梠やマルキーニョスを抑えようと研究してきている。自由にさせてもらうスペースは少なくなってきている。そこから我々が、どう打開していくかだ。そのための選択肢やアイデアは選手たちに与えているが、もう少し、その幅を広げていこうと考えている。また選手たち自身もどうするかを考えながら話し合っているので、期待されているコンビネーション的な部分をお見せできると思う」

Q:昨年、一昨年と後半戦追い上げての優勝だったが、
「まず考えていただきたいのは、選手たちも人間であるということです。理想的には1年間を通じて、個人的にもチームとしても同じパフォーマンスで戦えればいいのだが・・・。
私としては、今年も、昨年や一昨年同様に後半戦に盛り立てていけるとは思っている。

クラブやチーム総力をあげて、選手たちが良い状態で余計なプレッシャーを受けずに気持ちよく試合に入るのが一番大事。そのためにいろいろな方面でいろいろな取り組みを行っている。
広がっていた勝点差が縮まってきて、選手たちが人間である以上、精神的なダメージはやはりある。だが、勝ったり負けたりで影響を受けるのは当たり前のことだ。そのなかで良い空気、良い風を出せるように、そして循環させるようにスタッフを含め選手全員で出来るようにすればよいと思う。そして選手たちも、それを成し遂げよう、変えようという気持ちは出ているので、僕は明るい見通しがあると信じている」


以上

【J1:第26節 横浜FM vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(09.09.19)
●興梠慎三選手(鹿島):
「セカンドボールが拾えなかったし、最後のシュートのところでも、ワクに飛んでいなかった。結果的にシュートが入らなかったらダメです」

●田代有三選手(鹿島):
「監督からは、ロングボールを入れて味方にセカンドボールを拾ってもらってという展開を言われていた。自分自身ずっと点を取っていないし、決めないといけないと思っていたし、僕が点を取らないと負けると思っていたので、決めたかった。残念です。
 競るところでは、もうちょっと味方に落とす精度が必要だと思ったし、最後シュートに行ける場面が何度かあったところで、DFの足に当たったり、頭に当たったりで、最後のところで守られてしまった」

●岩政大樹選手(鹿島):
「内容自体はそれほど悪かったとは思わない。相手も先手を取ったので、あまり攻めてこなかったということもある。前半の早い時間の失点がこのところ続いているので、そこが問題だと思う。
 失点は相手のクリアボールだったり、ロングボールからだったりだと思うが、そこは今週少し練習してきたところでもあったので残念です。球際の勝負で勝っていないので、一人ひとりが厳しさをもってプレーしないといけないと思う


[ J1:第26節 横浜FM vs 鹿島 ]

鹿島もすぐさま同点弾。小笠原満男が決め2分で追いつくが、横浜FMはその3分後に渡邉千真が再び勝ち越しゴール。2-1とホームの横浜FMがリードして前半を終えた。

鹿島連敗…オリベイラ監督公開謝罪/J1
<J1:横浜2-1鹿島>◇第26節◇19日◇日産ス
 うなだれる選手たちに並んで、監督がサポーターに頭を下げた。「敗戦には選手たちだけでなく指揮官の責任がある。おわびと自分の責任を示したかった」。鹿島のオリベイラ監督(58)が今季初めて「公開謝罪」をした光景が、泥沼のチーム状態を物語っていた。

 開始わずか10分で先制点を許した。同12分に小笠原が1点を返したが、直後に決勝点を奪われた。DF内田が「最近、先に点を取られる」とこぼせば、DF伊野波は「同点にして、悪い意味で余裕が生まれた」。シュート数も、決定機の数も横浜を上回ったが、また勝てなかった。

 自慢の堅守も最近3試合(中断試合の川崎F戦含む)で8失点。クラブ史上ワースト2位タイのアウェー6戦未勝利で、今季初のリーグ2連敗。12日の川崎F戦は1-3で迎えた後半29分にピッチ状態の悪化で中止となり、10月7日に再開試合が行われるが、残り時間で2点を返すのは困難で、さらに勝ち点3を失う可能性は高い。

 試合後、サポーターの侮辱的なジェスチャーにFWマルキーニョスが激怒するなど、沈滞ムードが漂った。この日2位に浮上した清水との勝ち点差は4となった。「まだ首位。下を向く必要はない」と主将の小笠原は前を向いたが、史上初の3連覇へ厳しい事態に直面した。【菅家大輔】
 [2009年9月20日8時30分 紙面から]


王者・鹿島、失速…横浜Mに3年ぶり敗戦
2009.9.20 05:03
 J1第26節第1日(19日、横浜M2-1鹿島、日産スタジアム)鹿島は横浜Mに1-2で競り負け、第24節に続く敗戦。

 不満のサポーターから挑発のポーズを見せられ、オリベイラ監督が激怒した。王者・鹿島らしからぬ堅守の崩壊に、いらだちも募ったのだろう。降雨のため途中再開が決まった12日の川崎戦の嫌な流れを、断ち切ることができなかった。

 「点を獲られるのが早すぎる。ずっと守備で勝ってきたチーム。守備が良くないと勝てない」

 日本代表DF内田が敗因を口にした。前半10分に横浜Mの先制を許し、2分後にMF小笠原が同点弾をたたき込んだのもつかの間、3分後には勝ち越されると、追いつく力はなかった。

 横浜Mに3年ぶりの敗戦。今季喫した5敗中、4敗が8月以降。アウェーだけなら4連敗だ。DF岩政は「まだ僕たちは優勝に1番近いところにいる」と前を向いたが、2位以下の足音は迫っている。J史上初の3連覇が、正念場を迎えた。(丸山汎)


アウェー4連敗の鹿島 サポーターと一触即発

<横浜・鹿島>試合終了後、心ないサポーターに対して怒りをあらわにする鹿島・オリヴェイラ監督(手前)、マルキーニョス(右)ら
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 【鹿島1-2横浜】試合後のドタバタ劇が、鹿島の現在のチーム状況を物語っていた。横浜に1―2で敗れてアウェー4連敗となった試合後。選手がサポーターへのあいさつを終えてロッカーへ引き揚げる際に一部のサポーターが選手を挑発。これにFWマルキーニョスが反発し、オリヴェイラ監督も加わって言い争いとなるなど後味の悪さが残った。

 試合運びも王者らしからぬ内容だった。0―1の前半12分にMF小笠原が同点弾を決めたが、その3分後に決勝点を献上。わずか5分間で2失点と、リーグ最少失点を誇ってきた守備陣の立て直しが急務となった。

 これで7月以降のアウェー戦は2分け4敗と苦しい展開が続いている。小笠原は「下を向く必要はない。まだ首位だし、また勝っていけばいい」と話したが、背後に後続チームの足音が聞こえてきたのは確かだ。

18 マルキーニョス(マルコス・ゴメス・デ・アラウージョ)
FW
鹿島 生年月日:1976/3/23 出身:ブラジル 身長:174 体重:76

[ 2009年09月20日 ]

初連敗!堅守崩壊“3戦8失点”アウェー6戦勝ちなし…鹿島

敗戦に抗議したスタンドのファンに激高した(右から)鹿島・オリヴェイラ監督、内田、マルキーニョス、中田
 ◆J1第26節第1日 横浜M2―1鹿島(19日・日産スタジアム) 鹿島と川崎がそろって敗れた。首位の鹿島は横浜Mに1―2で敗れ、今季初の2連敗を喫した。アウェー戦6試合連続勝利なしとなり、首位独走状態はすでに過去のものとなった。一方、川崎も浦和に0―2で完敗、今季ホーム初黒星を喫し、勝ち点差を縮めるチャンスを逃した。鹿島、川崎より1試合消化の多い清水が山形を1―0で下して勝ち点46とし、川崎に代わり2位に浮上した。

 ロッカールームへ引き揚げようとしたときだった。スタンドの鹿島サポーターから屈辱的なジェスチャーと暴言を浴びせられたFWマルキーニョスが「お前、何言ってんだ」と日本語でかみついた。下位横浜Mに敗れ、今季初の連敗。クラブワースト2位タイとなるアウェー6試合連続勝利なし。鹿島ベンチ付近には、ぶつけようのない怒りが充満していた。

 あっけなかった。前半10分、右サイドを破られ、クロスを横浜MFW坂田に頭で先制点をたたき込まれた。「自分の責任」とDF伊野波。くさびとクロスの対応が遅れた。その2分後にMF小笠原の右足シュートで追いついたが、「チームとして悪い意味での余裕が生まれてしまった」(伊野波)ことから寄せが甘くなり、同15分に決勝点を奪われた。

 中断した川崎戦(12日)を含め、ここ3試合で8失点を喫している。前半17試合は10失点だった堅守が、後半戦9試合で14失点と大きく乱れ始めている。「気持ちの問題でどうにかなるもの。1歩遅れるとか、そこの部分ができていない。みんながもっとハードワークすること」と小笠原。先に失点を喫し、リスクを負って攻めるが、崩せない。この日も典型的な負けパターンだった。

 オリヴェイラ監督は「決定力不足」とし、横浜M(6本)の倍近い11本のシュートを放ちながら、決めきれなかった攻撃陣も課題に挙げた。DF内田は「僕らは追われる立場。もう開き直るしかない」と腹をくくり、小笠原は「まだ、首位。下を向く必要はない」と前を向く。独走を続けてきた今季。振り向けば、2位以下の姿がはっきりと見える。

(2009年9月20日06時01分 スポーツ報知)

耐える結果が続いておる。
ここは正念場。
止まぬ雨はない。
前を向いて進むのみである。