鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

オレンジスパイク・小澤英明

2009年08月30日 | Weblog
[オーレ!オレ、オレ、俺]鹿島GK 小沢 英明(35)

試合前、曽ケ端(手前)のウオーミングアップを手伝うGK小沢
 ◆J1第24節 大宮3─1鹿島(29日・NACK5スタジアム) 後半に入るといつも通り体を動かし始めた。その途中、ピッチに向かう選手を手を叩いて送り出し、引き揚げてくる選手には手を差し伸べる。過去251試合で、実績はわずか4。小沢はこの日も出場確率1・6%のために、大粒の汗をかいて準備を整えていた。

 数字上、Jリーガーで最も我慢強い男と言える記録が近づいている。それはベンチ入りしながら出場しなかった試合数。この日で247試合を数え、現役を退いたGK立石智紀(元千葉)が持つ251試合の歴代1位記録に、あと4と迫った。

 92年に鹿島入団。アトランタ五輪日本代表候補に名を連ねるなど、将来を嘱望された。だが、93年途中から腰痛に悩まされ、97年7月に自ら退団を申し出た。その後、スポーツ医療先進国で治療を受けるため、単身アメリカへ。サッカーを続けたい一心だった。

 98年10月、横浜Mでテスト入団し、現役復帰。数クラブを経て、04年に鹿島復帰。その間はずっと第2GK。めったに入れ替わらないポジションで「第1GK」を目指しているが、一歩届かない状況が続いている。それでも、オリヴェイラ監督が「大岩(37)と小沢(35)がいるから、チームとして良い練習が出来る。なくてはならない存在」と明かす。練習で一切手を抜かない。指揮官の「お手本だ」という言葉は大げさではない。

 93年Jリーグ開幕から17年間、J1に所属する選手は小沢以外にいない。高い実力に加え、チームに与える効果。鹿島が強い理由とも置き換えられる。大宮戦は出番がなく、チームは完敗した。小沢は「今日だけは、取材を拒否できますか」と悔しさを込めた。

 ◆小沢 英明(おざわ・ひであき)1974年3月17日、茨城県行方(なめかた)市生まれ。35歳。水戸短大付高から92年に鹿島入団。アトランタ五輪日本代表候補では、GK川口能活(磐田)と猛烈なポジション争いを演じた。持病の腰痛が治らず、97年7月に自ら鹿島を退団。米国で治療後、98年10月に横浜Mで現役復帰。その後、C大阪、F東京を経て04年に鹿島に復帰した。リーグ通算25試合出場。188センチ、84キロ。

(2009年8月30日06時01分 スポーツ報知)

第2GKである小澤にスポットが当たっておる。
とても苦しいポジションであるが、淡々と仕事をこなしておる。
プロ中のプロである。
鹿島アントラーズ、新卒入団の第1号でもある。
陽の当たらぬ位置におるが小澤の存在は鹿島にとって非常に重要である。

大宮戦コメント・報道

2009年08月30日 | Weblog
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
サッカーではよく事故が起こる。神戸戦でも前半早々にミスから失点をしてしまい、それを繰り返さないように教訓としていたが、今日も注意力や集中力が欠けてしまって失点に繋がってしまった。残念な部分。後半は、サイドチェンジやスピードアップのタイミングを考えてやるように伝えて、何度かチャンスを作れた。2失点目はパスミスもあったが、相手の戦術にはまってしまった。

【J1:第24節 大宮 vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(09.08.29)
8月29日(土) 2009 J1リーグ戦 第24節
大宮 3 - 1 鹿島 (18:00/NACK/13,555人)
得点者:4' 内田智也(大宮)、81' 土岐田洸平(大宮)、85' マト(大宮)、89' 野沢拓也(鹿島)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):

Q:マルキーニョス不在の時間帯ではあったが、神戸戦同様早い時間の失点についてと、ハーフタイムの指示を教えてください。
「みなさんこんばんは。お疲れ様です。
1つ目の質問は、サッカーでは事故がよく起こる。ミスから失点することもある。だが、それを繰り返してはいけない、というのを教訓としないと。ヴィッセル戦と同じような失点をしたのは、けが人が出たところで、一瞬集中力が欠けたというのはあった。だが、その後のプレーが重要だった。
2つ目については、相手が早い時間に2点目を取って、守備固めをするだろうというのは予想された。ハーフタイムに入ったときは、選手たちの焦りを感じたので、落ち着いてと言った。相手は先制していて中を固めるので、サイドを使うことと、サイドチェンジを要望しました。また、スピードアップするタイミングを意識することを言いました。何度かチャンスは作れたが、相手は先制しているので中を固めてカウンターを狙ってくるし、2点目はパスミスが原因かもしれないが(結局は)相手のプランにはまったと思う」

Q:攻撃しつつも、崩しきれなかった原因は?
「サッカーには色々な戦法や、やり方がある。色々な選手の組み合わせ、スタイルがあるし、それぞれの好み、条件とか必要性があると思う。一番肝心なのは、やっているのが人間で機械ではないということ。自分の感性で今日は大丈夫だろう、良い調子だろうと思っても、機械ではないので(その判断が)正しいとは限らない。もちろん、こちらとしては良い準備をして送り出すが、機械のように操作はできないので、良いときもあれば悪いときもある。サッカーのおもしろいのは、強いものが勝つというルールもないし、毎試合完璧というルールもない。ただ、シーズンを通して安定した力を発揮したチームが優勝するのだ。人間がやっている以上、それも18人でやることなので、色々な浮き沈みを少なくできたチームが優勝に近づくと思う。事故の日もあれば良い日もある。今日は事故の日だったと思う」

Q:アウェイで苦戦が続いているようだが、ホームとは違う環境だからということでしょうか?
「どういった内容で報道されるのかは、みなさんの自由だし、どういう見方から結果を報告するのかはみなさんに任せること。(記者が)分析をするにあたっては、始まりがあって、中盤があって、最後があって、そういう風になりました、となる。ただ数試合を見ただけで、こういうことだと判断するのでは、少し『筋』が足りないのではないかと思う。数字を並べると、読む人はそれだけで判断するだろうから、分析する人(記者)はもっと考えてもらえればと思う。ただ、この数試合で不調といわれると不可解。34試合終
わったところで、どうなったかを見るべきだ、と個人的には思っています。
お疲れ様です。ありがとうございました」


以上

【J1:第24節 大宮 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(09.08.29)
●岩政大樹選手(鹿島)
「初の3失点。結果を見ると苦しいが、2・3点目は仕方ないところがある。0
-1になったのが問題だと思う。1点目はマルキーニョスがいない間の失点だったが、意思統一ができていなかったかなと、あとから考えると思う。でも、試合の入り自体は悪くはなかった。神戸戦のように、そのあと自分たちのペースにならなかったのが問題」

●青木剛選手(鹿島)
「今日よりも悪い出来のこともあったし、すごく悪かったとは思っていない。中断で精度をもう一度高めて、川崎F戦(9/12@カシマ)ではいい試合をしたい」


鹿島暗雲…3失点完敗&マルキ骨折/J1
<J1:大宮3-1鹿島>◇第24節◇29日◇NACK
 首位鹿島は今季最多の3失点で、リーグ10度目の対戦で初めて大宮に敗れた。

 勝ちきれない王者の現状を象徴するかのような敗戦だった。試合後、鹿島イレブンはサポーターから今季最大のブーイングを浴びせられた。リーグ戦で今季初、08年10月26日の東京戦以来10カ月ぶりの3失点で完敗。DF岩政は「結果どうこうより内容が良くない」と厳しい口調で話した。

 集中が途切れた一瞬が試合を決めた。FWマルキーニョスが接触プレーで倒れ、2分間試合が止まった直後の前半4分に先制点を許した。DF内田が「最初の1点はいらなかった。マルキ(の故障)でプレーが止まって、こういう時にやられると思ったらやられてしまった」と振り返った痛恨の失点となってしまった。

 23日の東京戦で快勝し、不振から脱出する糸口を見つけられたかに見えたが、そうはいかなかった。オリベイラ監督が「前半の失点で選手が焦った」と分析したように、中盤でミスを連発して自滅する試合巧者らしからぬ姿をさらした。

 「事故」も加わった。FWマルキーニョスが試合後にさいたま市内の病院で精密検査を受け、右鼻骨及び右ほお骨骨折で全治3週間と判明。鼻骨の再建手術は終えたが、クラブ関係者は「(9月12日の)川崎F戦に間に合うかは分からない」と話し、上位決戦への出場は微妙となった。

 後半ロスタイムにMF野沢が1点を返したが焼け石に水。DF内田は「自分たちならもっとできると思っている。次(川崎F戦)が大事でしょ」と気持ちを切り替えた。蛇行を続ける鹿島は、史上初の3連覇へ向けて重要な一戦となる川崎F戦までに、再生を図るしかない。【菅家大輔】
 [2009年8月30日9時17分 紙面から]


鹿島 ディフェンス崩壊でアウェー3連敗

<大宮・鹿島>前半、激しく競り合う大宮・マト(左)と鹿島・岩政大樹
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 【鹿島1―3大宮】首位・鹿島がアウェー3連敗を喫した。前半4分に大宮の内田にゴールを許すと、2バックにして得点を狙った後半に2点を奪われて今季リーグ戦初の3失点。1年半ぶりに代表復帰した岩政を中心とした鉄壁のディフェンスが崩壊した。

 「3失点?結果的には苦しいですけど、2、3点目はしようがない。失点した後、自分たちのペースにするまで時間がかかったのが問題」と岩政は敗因を分析した。

 後半40分の3失点目は、セットプレーから岩政自身がマトに裏に入られてヘディングシュートを決められたが、「(GKの)曽ケ端さんから声が掛かったのでいかなかったけど、結果的には競りにいった方がよかった。ちょっと反省しないと」と話した。

 アウェーでは7月5日の川崎F戦で1―1で引き分けて以来、2分け4敗と公式戦6試合で勝ち星がない。「アウェーだとアグレッシブさが欠けてしまう。相手がそれ以上に(アグレッシブに)きているのもあるけど、それ以上のものを見せていかないといけない」と岩政はチーム全体に球際での厳しさを求めていた。

[ 2009年08月30日 ]

選手は機械ではない。
何事にも上手く行かない日もあるのである。
気持ちを切り替える以外に無いであろう。
幸いなことに2週間の中断期間が入る。
合宿で身体を作り直し、心機一転して行こうではないか。